サビカス キャリア・カウンセリング理論(<自己構成>によるライフデザインアプローチ)から引用し自分なりにまとめています。

キャリア構築理論の中心手法で、クライエントが人生のエピソードを語ることでナラティブ・アイデンティティ(物語的自己同一性)を明らかにします。
この対話を通じてライフ・テーマ、自己構成タイプ、キャリア・アダプタビリティを抽出します。
クライエントの複雑なストーリーから「変化したもの」(適応力の証拠)と「変わらぬもの」(ライフ・テーマ)を自然に特定し、事実を結ぶ「接着剤」(ライフ・テーマ)を聞き出します。
インタビューは5つの質問でおこなわれます。
これらからエピソードを抽出し、クライエントに一貫した物語として返します。
キャリアストーリー・インタビューで「ロールモデル(尊敬する人物)」を聞く狙いは、クライエントの幼少期からの自己概念やありたい姿を間接的に明らかにすることです。
直接「あなたはどんな人?」と聞くと答えにくい無意識レベルの特性(性格・価値観)を、憧れの人物の特徴を通じて自然に引き出します。
最初のキャリア選択の反映
ロールモデル選びは子供時代に無数の選択肢から自ら選んだ「役割モデル」で、生来の性格やライフ・テーマ(例: 「人を助けるリーダー」)が投影されます。両親は除外し、3人程度を挙げさせ、その「どんな点が好きか」を深掘り。
自己構成タイプの特定
語られる特徴(例: 「勇敢」「協力的」)がクライエント自身のアイデンティティの基盤となり、ナラティブを構築する手がかりに。
重要なことは、あらわになったロールモデルそのものではなく、それがクライエントが説明するロールモデルの特徴だということである。
カウンエラーは特別な注意を持って、クライエントがロールモデルのどこに憧れているかを聴き分けなければならない。
重要なのは、クライエントが誰に憧れているかではなく、どんなところに憧れているかなのである。
サビカス キャリア・カウンセリング理論 P83
ここで、注意しなければいけないのは、クライエントのロールモデルが有名人だった場合、その特徴をカウンセラーの持つイメージで理解してはいけないということ。
キャリアストーリー・インタビューの最初の質問「尊敬する人物は?」で、親(両親)はロールモデルから除外します。
これは、親が「選択」ではなく「与えられた存在」だからです。
子供時代に無数にある人物から自発的に選んだ「役割モデル」を探ることで、生来の性格やライフ・テーマを正確に映し出します。
選択性の確保
親は自動的に身近で、憧れが本物の「ありたい姿」か判断しにくい。教師、スポーツ選手、有名人など「選んだ」人物が、無意識の自己概念を表します。
幼少期の純粋な投影
親を除くことで、外部から自ら引き寄せたモデルが、自己構成タイプ(例: 「勇敢なリーダー」)の基盤を明らかに。
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