概要
日本の男女間の賃金格差は、長期的に縮小傾向が続いています。男性の賃金を100とした場合の女性の賃金指数でみると、過去20年で着実に差が縮まっています。
直近20年の推移(男性=100とした女性の賃金指数)
| 年度 | 女性の賃金指数(男性=100) |
|---|
| 2001年 | 65.3 |
| 2010年 | 70.6 |
| 2015年 | 73.1 |
| 2021年 | 75.2 |
| 2022年 | 75.7 |
| 2023年 | 74.8 |
| 2024年 | 75.8 |
- 2024年の最新データでは、女性の指数は75.8で、格差は過去最小となりました。
- 20年前(2001年)は65.3であり、10ポイント以上縮小しています。
平均年収の男女差
- 2023年時点の平均年収は、男性が569万円、女性が316万円で、女性の年収は男性の約56%にとどまっています。
- 年齢が上がるほど格差は広がる傾向があり、30代で220万円、40代で269万円、50代で346万円の差となっています。
格差縮小の要因と現状
女性の正社員比率や管理職比率の上昇が、格差縮小に寄与しています。
ただし、非正規雇用の割合は女性が依然として高く(2023年で53.2%)、これが格差の背景となっています。
転職市場や管理職・専門職領域では、スキルや経験に基づく報酬が増え、格差縮小がさらに進んでいます。
まとめ
日本の男女間賃金格差は、2000年代初頭の65%台から2024年には75.8%まで縮小しましたが、依然として女性の賃金水準は男性より低く、特に年齢が上がるほど格差が拡大する傾向があります。
格差縮小の主因は、女性の正社員化や管理職登用の増加ですが、非正規雇用の多さや昇進機会の差が依然として課題です。