過去問関係

第33回 キャリアコンサルティング技能検定 2級学科試験 解答(問31〜35)

この記事について

第33回 キャリアコンサルティング技能検定 2級学科試験 回答解説を作成しました。

解答は出ていますが、解説がなかったので、自分で解答解説作成しました。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。

1記事5問ずつアップしていこうと思います。

問31

正解は2

選択肢1:不正解

障害者雇用促進法では、障害者を「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)、その他の心身の機能の障害があるため、長期にわたり、職業生活に相当の制限を受け、または職業生活を営むことが著しく困難な者」と定義しています。

選択肢2:正解

障害者雇用促進法における「知的障害者」とは、知的障害があると厚生労働省令で定められた者を指し、その判定は児童相談所や知的障害者更生相談所などの専門機関によって行われます。

選択肢3:不適切

障害者雇用促進法における精神障害者は、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者だけでなく、特定の条件を満たす他の精神障害者も含まれます。

選択肢4:不適切

障害者雇用促進法では、精神障害に発達障害を含むと明確に規定されています。したがって、発達障害者も障害者の範囲に含まれます。

問32

正解は4

選択肢1:不適切

マイクロカウンセリングの積極技法は、むしろカウンセラーが積極的に関わることを意味します。クライエントの積極性を引き出すためには、適切な質問や介入が必要です。

選択肢2:不適切

要約では、事実だけでなく、クライエントの感情や気持ちも含めて返すことが重要です。これにより、クライエントは自分の話が理解されていると感じ、さらに自己理解を深めることができます。

選択肢3:不適切

自己一致とは、カウンセラーが自分の内面の感情や思考と、外に表現する言動が一致している状態を指します。これは、クライエントとの信頼関係を築くために重要ですが、積極的な自己開示やアドバイスを意味するものではありません。

選択肢4:正解

キャリアコンサルタント視点での「問題把握」は、クライエントが抱える問題を広い視野で捉え、専門家としてクライエント自身が気づいていない課題(例:自己理解不足、仕事理解不足、自己効力感低下など)を見立てることが求められます。
ただし、問題把握は単に欠点や不足を指摘するだけではなく、クライエントとの関係性を構築しながら、共に気づきを促すプロセスが重要です。
また、問題の本質に近づくためには、「クライエント視点の主訴」と「キャリアコンサルタント視点の見立て」を統合的に考える必要があります。

問33

正解は3

選択肢1:不適切

キャリア・プランシートでは、強みだけでなく弱みも含めて自己分析を行うことが重要です。弱みを認識することで、改善の機会を見出し、より効果的なキャリア計画を立てることができます。

選択肢2:不適切

職務経歴シートには、正社員経験だけでなく、インターンシップやアルバイトの経験も含めて記載することが望ましいです。これらの経験も職業能力の形成に寄与する可能性があるためです。

選択肢3:正解

職業能力証明シートは、個人の職業能力を客観的に証明するためのものであり、資格や学歴だけでなく、実際の職場での評価や訓練の成果も含めて記載することで、より包括的な能力証明となります。

選択肢4:不適切

キャリア・プラン作成補助シートは心理学的検査ではなく、キャリアプランを作成する際に必要な情報を整理するためのツールです。

問34

正解は1

選択肢1:正解

グループワークでは、設定されたルールを守ることが重要です。ルール違反が発生した場合、それを放置すると他のメンバーにも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、問題が発生した時点でワークを一時中断し、ルールの重要性を再確認したり、問題の原因を特定して対処したりすることが望ましいです。

選択肢2:不適切

ふざけている行為を放置すると、グループ全体の雰囲気や作業効率に悪影響を与える可能性があります。ファシリテーターは適切に介入し、グループの目的を再確認させたり、真剣に取り組むよう促したりする必要があります。

選択肢3:不適切

参加しない原因を公の場で明らかにすることは、そのメンバーを不快にさせたり、プライバシーを侵害したりする可能性があります。代わりに、個別に声をかけて参加を促したり、参加しやすい役割を提案したりするなど、配慮ある対応が求められます。

選択肢4:不適切

積極的なメンバーだけに注目することで、参加が消極的なメンバーがさらに参加しづらくなる可能性があります。むしろ、全てのメンバーが平等に参加できるよう、発言の機会を均等に設けたり、役割を適切に分担したりするなど、バランスの取れた対応が必要です。

問35

正解は3

選択肢1:不適

インストラクションは、エクササイズの進め方や注意点を説明する段階であり、メンバー同士の交流を直接的な目的としているわけではありません。

選択肢2:不適切

インストラクションでは、エクササイズの目的や意図を明確に伝えることが重要です。参加者がエクササイズの意義を理解することで、より効果的な体験が可能になります。

選択肢3:正解

構成的グループ・エンカウンターにおいて、シェアリングは参加者が体験したことや感じたことを共有し、お互いの理解を深める重要な要素です。

選択肢4:不適切

介入は通常、ファシリテーターが行うものであり、メンバー同士で行うものではありません。ファシリテーターは、グループの状況や個々のメンバーの様子を見ながら、適切なタイミングで介入を行います。

2級技能士試験 第33回 問1から50解説リンク集

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