この記事について
エドガー・H・シャイン著「プロセス・コンサルテーション」の中で、キャリアコンサルタントとして重要だと思う部分をまとめました。
以前に読んだ「人を助けるとはどういうことか」でも出てくるプロセス・コンサルテーションについて詳細に書かれているものです。
キャリア・コンサルタントととしての心構えを考える上で非常に参考になります。
この記事について
読んでいて気になった文章について、自分なりに噛み砕いて理解しやすいようにしています。
人にできること
人にできるのは、人間システムが自ら助けようとするのを支援することだけ
プロセス・コンサルテーション(P1)
この言葉は、カウンセリングや支援の本質を表したものです。
人にできることは、相手の内なる「自己治癒力」を引き出す手助けだけ、という謙虚で本質的な姿勢を示しています。
人間システムの意味
「人間システム」とは、人間を心・体・関係性・環境が連動した全体システムとして捉える考え方です(システム理論やゲシュタルト療法などで使われます)。
人は本質的に「自ら助けようとする」力を持ち、問題に直面すると自然に回復・成長しようとします。
「支援するだけ」の核心
支援者は強制したり、解決を押し付けたりしない。
相手が自分で「助かりたい」「変わりたい」と思う力を信じ、それを引き出す・後押しするだけ。
クライエントが悩みを話す中で、自分の言葉で気づきを得るのを待ち、アドバイスではなく、質問や傾聴で内なる力を刺激する。
コンサルタントは、クライエントへ具体的指示ができるほど多くを知っていないという立場を忘れずに関わることが重要です。
プロセン・スコンサルテーションの究極の目標
プロセン・スコンサルテーションの究極の目標とは、効果的な援助関係を樹立すること
プロセス・コンサルテーション(P1)
クライエントとの関係が効果的であるために何が必要なのかという部分が、この本の中には詰め込まれています。
キャリアコンサルタントの役割
キャリア相談の現場で、「私が答える」のではなく、「あなたが自分で答えを見つけられるよう支える」のが役割です。
支援の本質は「相手の力を信じ、そっと後押しする」こと。
そして、相手を信じるためには、相手を知らなければいけない。
だから、クライエントがクライエント自身の言葉で語ってもらい、理解することが不可欠となります。
クライエントに指示、助言ができるほど、キャリアコンサルタントは、知識も経験も技術もないということを常に念頭におきながら支援をしていかなければいけない。
常に自分自身の無知を感じながら、支援すること。