2級キャリアコンサルティング技能士試験、初チャレンジの結果
この記事について
2025年度後期の第35回キャリアコンサルティング技能検定2級に、初めて挑戦しました。
この記事では、試験結果と、初めての面接試験を振り返って見えてきた課題について書いています。
初チャレンジの結果
2026年3月18日に、第35回試験の合格発表がありました。
結果は、学科試験には合格しましたが、実技試験は不合格でした。
学科試験は90点を超え、論述試験も70点を超えていました。一方、面接試験は4つの評価項目すべてで、合格基準の60点に届きませんでした。
面接試験の結果は、次のとおりです。
| 評価項目 | 得点 | 合格までの不足点 |
|---|---|---|
| 基本的態度 | 55 | 5 |
| 関係構築力 | 50 | 10 |
| 問題把握力 | 45 | 15 |
| 具体的展開力 | 45 | 15 |
| 総合点 | 48 | 12 |
結果を見たときは、悔しさと「やっぱりダメだったか」という気持ちが入り混じりました。
その一方で、次に取り組むべき目標ができたことへの、少しの安心感もありました。
実技試験を受けてから結果が出るまでの約3カ月は、とても長く感じました。年末年始も面接対策を続けていたため、費やした時間を思うと、また勉強を始めることに気が重くなる部分もありました。
面接試験では手応えを感じていた
面接試験を終えた直後は、ある程度の手応えを感じていました。
私が担当した渡辺さんは、物価の高騰によって生活が苦しくなり、安定した仕事に就きたいと考えていました。しかし、自分にどのような仕事が合うのか分からず、悩んでいました。
面談の中で、私は「渡辺さんに合った仕事を見つけていきましょう」という目標を提示しました。
渡辺さんから前向きな返答があったため、そのときは面談をうまく進められたように感じていました。
しかし、試験結果を受けて振り返ると、私は悩みの本質を十分に理解しないまま、仕事探しへ進もうとしていたのだと思います。
悩みの背景を十分に聴けていなかった
私は、物価高騰によって生活が具体的にどのように変わり、渡辺さんが何に困っていたのかを、十分に確認できていませんでした。
また、「自分にどのような仕事が合うのか分からない」という言葉の背景も、深く聴けていませんでした。
渡辺さんは、4年間の正社員経験を経て、アルバイトを続けていました。
なぜその働き方を選んできたのか。
これまでの経験を、自分ではどのように捉えているのか。
これから、どのような自分でありたいと思っているのか。
こうしたことを丁寧に聴いたうえで、本人が大切にしたいものや、仕事を選べなくなっている背景を一緒に整理する必要があったと思います。
当時の私は「自己肯定感が低いのではないか」と考えました。しかし、それも本人の話を十分に聴かないまま、支援者側が決められることではありません。
クライエントから前向きな反応があったことと、悩みの本質を理解できたことは、必ずしも同じではないのだと気づきました。
オブザーバー経験から見えてきたこと
試験後は、キャリアコンサルタント試験を受ける方のロールプレイを、オブザーバーとして見る機会がありました。
合計で40回ほど面談を見ながら、クライエントが何に悩み、何を感じ、何を解決したくて相談に来たのかを考えるようにしました。
また、コンサルタント役が何を知るために質問しているのかにも注意を向けました。
面談を外側から見ることで、面談全体の流れを俯瞰して捉える感覚が、少しずつ身についたように思います。
この経験を自分の面談にも生かし、次回はクライエントの言葉や反応だけでなく、その背景にある思いを丁寧に聴けるようになりたいです。
次の試験へ向けて
初挑戦では、学科試験に合格できた一方、面接試験には多くの課題が残りました。
悔しさはありますが、今回の結果によって、自分に足りないものが具体的に見えてきました。
次回は、試験の型にクライエントを当てはめるのではなく、目の前の一人の人として向き合える面談を目指します。
次の挑戦に向けて始めたことは、次の記事にまとめています。
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