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2024年読んだ本について(下半期10月〜12月)

この記事について

2025年になっていましたが、2024年に読んだ本のまとめが更新できていないので、今更感ありますが、お伝えしようかと思います。

10月から12月分を振り返ります。

10月

  • 一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書
    牧野智一(著)
    図書館
  • ❌嘔吐
    J‐P・サルトル(著)
    図書館→紙の本を購入
  • 夜と霧
    ヴィクトール・E・フランクル(著)
    紙の本を購入
  • ルシファーエフェクト
    フィリップ・ジンバルドー(著)
    紙の本を購入
  • はじめてのスピノザ 自由へのエチカ
    國分 功一郎(著)
    紙の本を購入

10月読書の感想

紙の本で4冊も読んでいました。

サルトルの嘔吐は途中まで図書館から借りて読んでいたのですが、じっくり読みたいと思ったので購入することにしたのですが、購入することによって、優先順位が下がってしまい積読へ積まれてしまいました。

「一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書」
おすすめの英語の教科書ということで、図書館の予約を入れてたのですが、予約したのが数ヶ月前だったので、自分が読みたいというタイミングではない時に読むことになりました。
内容は、わかりやすく授業では教わらなかった英語の成り立ちなどと一緒に教えてくれますので記憶に残りやすいです。学校で習っていたときは、先生から「これはこういうものだから。覚えるしかない」みないなところも、しっかり、その成り立ちを教えてくれています。英語をこれから勉強しようとする人に最適です。

「夜と霧」
著者のフランクルが強制収容所で過ごした壮絶な体験記です。
フランクルは、この本の中で、生き残った人は「希望」を持っていたと言います。
「希望」を持つことが生き残るために必要な最低条件であると感じました。それ以外に、運という要素がとても強いと思いましたが、その運を拾うためには、「希望」が必要であると感じます。
今、辛い状態にある人は、これを読むことで、その辛さを乗り越えるためのヒントが見つかるかもしれません。

「ルシファーエフェクト」
ブログ記事にもしましたが、スタンフォード大学で行われた、一般人を看守と囚人に分け、模擬刑務所で過ごしてもらい、その心理的変化を観察した実験の記録書です。
一般人が、サディスィックになる過程や、権威に服従する過程などが順をおって書かれています。
人間の心理を知る上でとても参考になる作品だと思いますが、ページ数が800ページ以上ありますので、だいぶ読み応えがあります。

「はじめてのスピノザ 自由へのエチカ」
スピノザを読もうとして、断念したため、解説書を読むことにして手にした一冊です。
初心者でもわかりやすくスピノザの考え方を解説してくれています。ただし、これを読んだからと言ってスピノザが読めるようになるということは無いと思います。
もう少し、解説書を読む必要があるなと思いました。

11月

  • 習慣は3週間だけ続けなさい
    名郷根 修(著)
    図書館
  • ストーリーとしての競争戦略
    楠木 建(著)
    図書館
  • ❌マインドタイム
    ベンジャミン・リベット
    紙の本を購入
  • 成瀬は世界をとりに行く
    宮島 未奈
    オーディブル
  • スピノザの診療所
    夏川 草介
    オーディブル

11月読書の感想

11月は4冊、そのうちオーディオブックは2冊。

11月からオーディブルがキャンペーンで3ヶ月99円で利用できるので、再入会しました。

振り返ると、だいぶ紙の本を読む量が減ったなと思います。ムラがあるな。

マインドタイムは、記憶が定かでは無いのですが、スピノザから派生して行き着いた本だと思いますが、他の本を優先してしまい、途中で積読状態です。

「習慣は3週間だけ続けなさい」
今までできていたことが続かなくなり、どうしたものかと考えていたところ、行き着いた本です。習慣までのプロセスが書かれていたと思いますが、いまいち、記憶に残っていないです。前に読んだ、「習慣の力」の内容と被ってしまい、どっちがどっちの内容かわからなくなってしまっています。

「ストーリーとしての競争戦略」
YouTuberのサラタメさんがおすすめしていた本です。正直、この本は、読んでよかったと感じる本の1冊です。
基本的にビジネスにおける生き残り戦略を論理的に示してくれているのですが、自分の人生戦略にも応用できるので、自分の立ち位置などを考える際に読んでおくと良いと思います。
図書館で借りましたが、手元に持っておきたい本だと感じます。

「成瀬は世界をとりに行く」
成瀬という、純粋無垢、まっすぐな性格の成瀬という女の子の物語です。
こんな生き方をする人は、どのように世界を見ているのか気になります。それほどに、まっすぐで裏がない性格です。
あまり、何も考えず、勢いで読んでしまえる作品かと思います。

「スピノザの診療所」
天才内視鏡医が身内の事情で大学病院から、町の小さな病院で仕事をすることになるのですが、大学病院では感じることができなかった命の重さを知ることになります。
1つの命と向き合うことの大切さを知ることができる作品です。

12月

  • 子供の頃から哲学者
    苫野 一徳(著)
    図書館
  • 告白
    湊 かなえ(著)
    オーディブル
  • つばき文具店
    小川 糸(著)
    オーディブル
  • キラキラ共和国
    小川 糸(著)
    オーディブル
  • 僕という心理実験~うまくいかないのは、あなたのせいじゃない~
    妹尾武治(著)
    紙の本を購入

12月読書の感想

12月は紙の本2冊、オーディブル3冊の合計5冊でした。

年末なのか、紙の本を読む量が減ったなと思います。

なんで減ったのか、よくわからないですね。

記録取っているとこの辺りの情報も整理できていいですね。

「子供の頃から哲学者」
これと、この本の中で、ヘーゲルが頻繁に出てきたので、ヘーゲルの解説書を読むことになりました。今読んでいる「ヘーゲル大人のなり方」と内容が被る部分があるので、ヘーゲルの解説書を読んでいたら、既視感がすごかったです。

「告白」
息を呑む展開で、あっという間に読み終えてしまいました。
オーディブルで聞いたのですが、ドラマをみているような感覚で聞けました。
罪と罰がテーマだったので、その後、ドストエフスキーの「罪と罰」を読みたくなって、今現在、チャレンジしています。

「つばき文具店」
鎌倉の代書屋さんの話です。
世界観が独特で、ゆったりした雰囲気で聴くことができました。使う文房具にこだわり、その都度出てくる文房具を見るのが、とても興味深かったです。
魂を込めて字を書くことが大事なんだなと、気づかせてくれた作品です。

「キラキラ共和国」
つばき文具店の続編です。
つばき文具店が面白かったので、引き続き聞きましたが、少し世界観が崩れ、事故で妻を失った男性と結婚した後の心境が主なテーマになっています。
もう少し、代書屋としての物語があるとよかったなと感じました。文具などの紹介も、1作目よりは少なく、私的に少し、期待はずれでした。

「僕という心理実験」
決定論的な立場に立った作品で、そのメリットを教えてくれます。
大河(運命)に身のまかせて進んでいけるという安心感が決定論にはあるなと思わせてくれます。
ただ、流れに身を任せておけばいい。
あらかじめ決められた人生を精一杯進めばいいという力強いメッセージがこもった一冊。

まとめ

10月から12月は、11月からオーディブルの入会をしたため、オーディブル読書が増えました。

毎月、このようなまとめをすることはいいなと感じます。

現在、資格試験勉強の真っ最中なので、読書量はだいぶ減っています。

ただ、勉強の中で、参考書を読む機会があるので、専門的なものの読書をしています。

特に、心理学系の書籍が増えそうです。

2025年も年間40冊を目指していきます。

お付き合いいただきありがとうございました。