この記事について
第27回 国家資格キャリアコンサルタント試験 解説を作成しました。
過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
1記事5問ずつアップしています。
問:1
正解:1
選択肢1:不適切
65歳以上定年企業(定年制の廃止企業を含む)は30.8%[1.4ポイント増加]
選択肢2:適切
70 歳までの高年齢者就業確保措置を実施済みの企業は 29.7%[1.8 ポイント増加]
中小企業(21人から300人)では30.3%[1.8ポイント増加]
大企業(300人以上)では22.8%[2.4ポイント増加]
選択肢3:適切
希望者全員を対象とする制度を導入している企業は84.6 %で、(中小企業では86.1%、大企業では68.1%)であった。
一方、経過措置に基づき、対象者を限定する基準がある継続雇用制度を導入している企業(経過措置適用企業)の割合は、企業規模計では15.4%であったが、大企業に限ると31.9%[3.1ポイント減少]であった。
選択肢4:適切
60歳以上の常用労働者数は、一貫して右肩上がりで推移している。
問:2
正解:1
選択肢1:適切
夫婦について、夫の休日の家事・育児時間別に、10年間の出生の状況をみると、子どもが1人以上いる夫婦では「家事・育児時間なし」で 40.0%、家事・育児時間ありでは7割以上で第2子以降が生まれており、家事・育児時間が長いほど子どもが生まれる割合が高くなる傾向がある
選択肢2:不適切
独身者について子ども観の割合をみると、「家族の結びつきが深まる」などの積極的な子ども観は、平成 14 年成年者の方が高くなる傾向にあり、「子育てによる心身の疲れが大きい」などの消極的な子ども観は、平成 24 年成年者の方が高くなる傾向となっている
選択肢3:不適切
「仕事が十分にできなくなる」という消極的な仕事観については、男性が7.8%、女性が23.5%(平成14年 男性3.8%、女性19.8%)と女性の方が多い傾向にある。
選択肢4:不適切
この10 年間に子どもが生まれた夫婦の妻(出産前に仕事あり)について、出産後の就業状況をみると、正規・非正規ともに「離職」の割合は、平成14年成年者と比べ低くなっている 。
また、第1回の出産後の就業継続意欲別に「出産後の就業状況」の変化をみると、いずれの 就業継続意欲においても「離職」の割合は、平成14年成年者と比べ低くなっている。
問:3
正解:3
選択肢1:不適切
キャリアコンサルティングを行った効果については、「労働者の仕事への意欲が高まった」(正社員 47.7%、正社員以外 45.2%)が最も高く、次いで「自己啓発する労働者が増えた」(正社員 34.0%、正社員以外 26.4%)の割合が高くなっている。
選択肢2:不適切
一番低いのは「メンタルヘルス上の理由による長期休業等が減った(または職場復帰が進んだ)」
選択肢3:適切
選択肢1を参照。
選択肢4:適切
最も低いのは、「メンタルヘルス上の理由による長期休業等が減った(または職場復帰が進んだ)」で8%。「人事管理制度に労働者の希望等を的確に反映して運用できるようになった」は23%(正社員以外)。
問:4
正解:3
選択肢1:適切
この説明は「キャリア適合性(career adaptability)」の内容に近いです。キャリア適合性は、変化や移行、課題への対処力や適応のプロセスを指しますが、ライフテーマは「なぜそのような職業行動をとるのか」という意味や目的、人生の物語的な意味づけに関する概念です。
選択肢2:適切
ライフテーマは「自己語り(キャリア・ストーリー)」の中で明らかになるものですが、自己語りそのものと同義ではありません。ライフテーマは、その語りの中から浮かび上がる「人生や職業行動に与える意味や目的」のことです。
選択肢3:適切
ライフテーマは、キャリア・ストーリー(自己語り)の中で、過去の経験や転機、決断などを振り返りながら、その人にとって大切な意味や価値が明確になっていくものとされています。ライフテーマは、なぜそのような職業選択をするのか、人生や仕事にどんな意味を見出しているのかを明らかにします。
選択肢4:適切
この説明は「すべき仕事を見つける」という外的な行動や文脈に焦点を当てており、ライフテーマ本来の「なぜその仕事を選ぶのか」「どんな意味を見出すのか」という内的な意味づけの視点が抜けています。
問:5
正解:2
選択肢1:不適切
この記述はスーパーの理論の一部要素を含みますが、よりジョン・ホランドの理論(パーソナリティと環境の一致)に近い内容です。スーパーは自己概念の発達とその実現をキャリア発達の中心に据えており、パーソナリティと環境の相互作用そのものを主眼にはしていません。
選択肢2:適切
これはスーパーのキャリア発達理論の基本的な考え方に合致しています。スーパーは「個人は多様な可能性を持ち、様々な職業を選択することができる」と明確に述べており、キャリア発達は自己概念の発達・実現の過程であるとしています。
選択肢3:不適切
この内容はサビカスのキャリア構築理論(キャリア・ナラティブ)に関するものであり、スーパーの理論の直接的な説明ではありません。
選択肢4:不適切
これは「キャリア・アダプタビリティ(適応力)」の考え方を反映していますが、スーパー理論の中心はあくまで自己概念の発達とその実現です。適応力の重要性は認めつつも、スーパー理論の根幹ではありません。
国家試験 第27回 問1〜50解説リンク集
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