イラショナル・ビリーフ(非合理的信念)の4分類
イラショナル・ビリーフ(非合理的信念)の4分類は、アルバート・エリスの論理療法(REBT)において広く用いられている枠組みです。主な4つの分類は以下の通りです。
これらのビリーフは、「事実に即していない極端な思い込み」であり、感情的な混乱や不適応的な行動の原因になるとされています。論理療法では、これらのイラショナル・ビリーフを柔軟で現実的なラショナル・ビリーフに置き換えていくことが重要とされています。
ラショナル・ビリーフ(合理的信念)とイラショナル・ビリーフ(非合理的信念)の違いは、主に以下の点にあります。
| 項目 | ラショナル・ビリーフ | イラショナル・ビリーフ |
|---|---|---|
| 根拠 | 現実や事実に基づいている | 現実や事実と乖離している |
| 柔軟性 | 柔軟で論理的な考え方(「~である方が望ましい」など) | 固定的・絶対的な思い込み(「~でなければならない」など) |
| 感情・行動への影響 | 健康的な感情や建設的な行動につながる | 不健康な感情や自滅的な行動につながる |
| 目標達成への影響 | 目標達成を後押しする | 目標達成を妨げる |
| 例 | 「できれば成功したい」「失敗しても学びがある」 | 「絶対に成功しなければならない」「失敗したら価値がない」 |
論理療法(REBT)では、イラショナル・ビリーフをラショナル・ビリーフに置き換えることで、感情や行動の改善を目指します。
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