この記事について

第29回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験の解答解説を作成しました。

解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしていこうと思います。

設問:21

正解:1

選択肢1:適切
キャリア・パスポートは、児童生徒がその時々の学習や活動を記録・蓄積し、自分自身の成長や変化を振り返るためのポートフォリオである。これにより、児童生徒は様々な役割や価値を自ら判断し、取捨選択や創造を重ねる材料とすることができる。

選択肢2:不適切
職業経験の棚卸しや職業生活設計を行うキャリア・プランニング機能と職業能力証明機能を関連づけて活用するものはキャリア・パスポートではなく、例えばジョブ・カードなど別の制度に該当する。

選択肢3:不適切
適性理解や職業検索、キャリア・プランニングの基本ステップを利用者が独力で経験することに重きを置くのは主にキャリアガイダンスの枠組みであり、キャリア・パスポートは活動の記録と振り返りに焦点がある。

選択肢4:不適切
様々な職務遂行に必要な9種類の能力を測定するのは適性検査(GATB)であり、キャリア・パスポートの内容ではない。

設問:22

正解:2


(A)教育基本法は、教育における根本的な理念や原則を定めている。
(B)2006(平成18)年12月に教育基本法は公布後初めて改正された。
(C)1947(昭和22)年に学校教育法が教育基本法とともに公布され、6・3・3・4制の学校体系の基本を規定している。

設問:23

正解:2

疾病、傷害及び死因の統計分類(基本分類)(ICD-10(2013年版)) | 統計分類・用語の検索 | 政府統計の総合窓口

選択肢1:不適切
躁うつ病(双極性感情障害)はICD-10の「気分(感情)障害」に分類されており、気分障害に含まれないという記述は誤りである。

選択肢2:適切
パニック障害は不安障害の一類型としてICD-10で位置づけられている。

選択肢3:不適切
強迫性障害(強迫神経症)はICD-10上、「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」のグループに属し、気分障害には含まれない。

選択肢4:不適切
統合失調症は気分(感情)障害ではなく、精神病性障害のひとつであるため、気分障害の重症例という表現は誤りである。

設問:24

正解:1

選択肢1:適切
アルコール使用障害においては、特に重度の場合に幻覚などの精神症状が出現することがある。これはICD-10上でも精神病性障害として位置づけられている。

選択肢2:不適切
アルコール使用障害はうつ病などの精神疾患を併発することが比較的多く、まれではない。

選択肢3:不適切
アルコール使用障害の患者は、飲酒をやめる意志や意欲が低いことが多い。

選択肢4:不適切
重度のアルコール使用障害では、断酒を目指し摂取量を減らしながら適量を探ることではなく、まず断酒あるいは完全な禁酒が治療目標となる。

設問:25

正解:2

選択肢1:適切
パワーハラスメントでは、上司から部下への優越的な関係を背景とした言動だけでなく、部下からの業務に関する優越的な関係を背景とした言動も問題となる場合がある。

選択肢2:不適切
精神障害の労働災害の認定において、セクシュアルハラスメントも認定対象となっており、一律に対象外とはされていない。

選択肢3:適切
「男らしい」「女らしい」などの固定的な性別役割分担意識に基づく言動はセクシュアルハラスメントの背景や原因となり得ることが指摘されている。

選択肢4:適切
妊婦の体調が客観的に悪い場合に、管理者が業務量の削減や内容変更を打診することは、労働者の健康保持・安全配慮義務の一環であり、ハラスメントには該当しない。時間額で定められるものであり、日、週、月別で定めるものではない。である。

2級技能士 解説リンク集

この記事が良いと思ったら
↓❤️クリックをお願いいます。ブログ運営の励みになります。