過去問関係

第28回 国家資格キャリアコンルタント試験 学科試験 解答解説(問46〜50)

この記事について

令和6年3月実施

第28回 国家資格キャリアコンサルタント試験 解説を作成しました。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしています。

問46

正解:3

選択肢1:不適切

進捗状況の確認を避けるべきではない。フォローアップはクライエントの成長を支援するために重要です。

選択肢2:不適切

目標が達成できなかった場合、当初の計画をそのまま続けるのではなく、状況に応じて計画を見直すことが必要です。

選択肢3:適切

クライエントの成長を支援するために、目標達成後のフォローアップが重要です。フォローアップは、クライエントが達成した目標を振り返り、未達成の部分があれば改善策を講じる機会を提供します。これにより、クライエントは長期的な成長と発展を促進できます。

選択肢4:不適切

クライエントが新たな職場に就職した後も、適切なフォローアップは必要です。クライエントの自立を促すためには、必要に応じてサポートを提供することが重要です。

問47

正解:1

ガイドラインでは、「労働者の中には必ずしも自主的に学びを継続できる者ばかりではない。雇用形態等にかかわらず、学び・学び直しを促し、最後まで教育訓練プログラム等を修了できるためには、定期的・継続的な助言や精神的なサポートを行う「伴走支援」の仕組みを企業内に設けることが望ましい。」としています。

選択肢1:適切

キャリアコンサルタントが、学び・学び直しを行う労働者に対して、定期的な声かけや相談支援等による学びの進捗確認を行う仕組みを導入する。 

選択肢2:不適切

学び・学び直しの継続に支障を来している者に対しては、より重点的にキャリアコンサルタントによる相談支援を行う。

選択肢3:不適切

労働者が仕事の捉え方や意味づけなどを主体的に見直して仕事の充実感や満足度を高める手法である、いわゆる「ジョブクラフティング」の手法を学びの分野にも援用し、労働者が学び・学び直しを前向きに捉え直すような機会を設ける。としているが、キャリアコンサルタントに限定はしていない。

選択肢4:不適切

企業は、キャリアコンサルタントが必要に応じて会社に対し支援策等の制度改善を提案することができるよう、意見を述べることができる機会を提供する。

問48

正解:2

選択肢1:不適切

セルフ・キャリアドックでは、個人面談の記録だけでなく、組織的な課題も含めて全体報告書を作成します。組織的な課題は、キャリアコンサルティングの結果として発見され、人事部門や経営層に報告されることが一般的です。

選択肢2:適切

セルフ・キャリアドックのフォローアップ活動では、対象社員だけでなく、その上司とも連携して、キャリア意識や仕事ぶりに変化が出たかどうかを定期的にモニターし、フォロー策や翌年度の改善を検討することが推奨されています。

選択肢3:適切

セルフ・キャリアドックでは、特定の職種で共通の課題が見つかった場合、人事部門と協働して改善策を講じ、経営層にその経緯を発信することがあります。これにより、組織全体の改善が図られます。

選択肢4:不適切

キャリアコンサルティング面談の内容を共有する際には、対象者の同意が必要です。同意なしに面談内容を共有することは、プライバシーを侵害する可能性があります。

問49

正解:3

選択肢1:適切

キャリアコンサルタントは、単なる技術的なスキルだけでなく、倫理観や責任感といった人間的な資質も重要です。これらはクライアントとの信頼関係を築く上で不可欠です。

選択肢2:適切

企業内キャリアコンサルタントは、人事部門と密接に連携し、組織全体のニーズに応えるために必要な知識とスキルを学ぶ必要があります。

選択肢3:不適切

スーパービジョンは、キャリアコンサルタントが常に成長し、質を高めるために重要です。経験を積んだ後でも、スーパービジョンを受けることで新たな視点や技術を学び、自己研鑽を続けることが推奨されます。

選択肢4:適切

キャリアコンサルタントは、資格取得後も継続的に学び、経験を積むことで、多様な状況に対応できる能力を高める必要があります。これは、クライアントのニーズに応えるためには不可欠です。

問50

正解:3

選択肢1:適切

重関係とは、キャリアコンサルタントとクライエントの関係が、職場での上司と部下などの他の役割と重なり合う状況を指します。これは、キャリアコンサルティングにおける倫理的な問題を引き起こす可能性があります。

選択肢2:適切

多重関係は、キャリアコンサルタントの中立性や客観性を損なう可能性があり、利害の対立や個人的な意見が関係に影響を与えることがあります。

選択肢3:不適切

多重関係はクライエントにとってもリスクを伴い、自己開示がしやすくなるという利点は限定的です。多重関係は主にリスクを伴うため、クライエント側の自己開示のしやすさを強調するのは不適切です。

選択肢4:適切

以前から知っている人をクライエントとして受け入れると、キャリアコンサルタントが予断や偏見を持つ可能性があります。これは多重関係のリスクとして認識されています。

国家試験 第28回 問1〜50解説リンク集

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