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この記事について
先日、Web3関連のイベントに参加して来ました。
Web3という言葉を聞いたのは初めてだったので、何がなんやらだったのですが、その可能性に魅力を感じたので、その時のことを忘れないように書こうと思います。
Web3とは
Web3(Web3.0)とは、ブロックチェーン技術を活用してインターネットをさらに分散化させた新しいインターネットの形態を指すようです。
Web3の主な特徴
- 非中央集権化: 特定の企業や組織に権限が集中せず、ネットワーク参加者間でデータやサービスが共有されます
- 透明性: ブロックチェーン技術により、取引データの改ざんが困難で、高い透明性が確保されます。
- 自己主権性: 個人が自身のデータや身元情報を管理し、価値の取引を行うことができます。
- 自律性: スマートコントラクトを通じて、自動的に処理やサービスを実行できます。
*スマートコントラクトとは、ブロックチェーン技術を活用して契約の自動化を実現する仕組みです。
Web3の目指す世界
大手テクノロジー企業のサーバーにデータを預けるのではなく、個人が直接データを管理します。言い換えるならば、中央集権的な管理からの脱却です。
Web3において個人がデータの所有権と制御権を持つという概念は、従来のインターネットモデルとは大きく異なる重要な特徴です。具体的には以下のような意味を持ちます。
データの直接管理
- 中央集権的な管理からの脱却: 大手テクノロジー企業のサーバーにデータを預けるのではなく、個人が直接データを管理します。
- データの永続性: サービスが停止しても、個人のデータは失われません。例えば、音楽配信サービスが終了しても、購入した楽曲は引き続き所有できます。
アクセス制御
- 選択的な情報共有: 個人が自身のデータをどの程度、誰と共有するかを細かく制御できます。
- プライバシーの向上: 必要最小限の個人情報だけを提供し、サービスを利用することが可能になります。
データの価値化
- データの収益化: 個人が自身のデータを企業に提供する際、その対価を直接受け取ることができます。
- 透明性の確保: データの利用状況や流通経路を追跡できるため、不正利用を防ぐことができます。
自己主権型アイデンティティ
- 分散型ID: ブロックチェーン上で管理される分散型IDを使用し、個人が自身の身元情報を管理します。
- 認証の簡素化: 複数のサービスで同じIDを使用でき、個人情報の入力や認証プロセスが簡素化されます。
意思決定の分散化・参加者の自律性
従来の中央集権的なモデルとは異なり、参加者が主体的に関与し、プロジェクトの方向性を決定できる新しい形態を指します。具体的には、
- ボトムアップの意思決定: プロジェクトの重要な決定が、少数の管理者ではなく、コミュニティメンバー全体の合意によって行われます。
- 投票システム: ガバナンストークンやNFTを活用し、メンバーが提案や投票を通じてプロジェクトの方向性に直接影響を与えられます。
Web3の応用分野
- DeFi(分散型金融)
- GameFi(ゲームと金融の融合)
- NFT(非代替性トークン)
- DAO(分散型自律組織
まとめ
今回のイベントでは、行政課題をWeb3技術を使って解決できないかというテーマで、様々な分野の方々が集まり、課題解決に向けたアイデア出しを行いました。
Web3の技術は行政分野と相性が良いように思います。
住民の意思をトークンに変換できれば、ダイレクトに意思を行政に反映可能かと思います。
また、住民も自分の表現方法を得ることで、積極的に行政に参加しようという意欲が湧くのではないかと感じました。
興味部外テーマでしたので、もっと勉強をしたいと思います。