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第28回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験の解答解説を作成しました。

解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしていこうと思います。

問:1

「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(厚労省HP)

正解:2

選択肢1:適切
競業によって自社の正当な利益が害される場合、企業は副業・兼業を禁止または制限することが可能である。これは「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(厚生労働省、2020年改定)でも明示されている。

選択肢2:不適切
長時間労働などによる労務提供の支障が予想される場合、企業は労働者の副業・兼業の意思を尊重するだけでなく、過重労働を避けるために適切に管理・指導を行う責任がある。労働者の意思を無条件に尊重するものではないため、不適切である。

選択肢3:適切
自社の名誉や信用を損なう行為、信頼関係を破壊する行為が認められる場合には、副業・兼業を禁止または制限することができるのはガイドライン上の指摘事項である。

選択肢4:適切
副業・兼業を行う労働者に対しては、業務上の秘密情報の範囲や情報漏洩禁止について注意喚起を企業が行うことが推奨されている。これもガイドラインに沿った企業の対応である。

問:2

正解:2

令和2年度 調査結果

令和2年度能力開発基本調査 調査結果の概要

正社員
①「将来のキャリアプラン」(55.9%)
②「仕事に対する適性・適職(職業の向き不向き)」 (40.6%)
③「適切な職業能力開発の方法(資格取得、効果的な自己啓発の方法等)」(36.7%)
④「仕事に対するモチベーションの向上」(35.3%)

正社員以外
①「仕事に対する適性・適職(職業の向き不向き)」(37.5%)
②「仕事の内容、賃金、労働時間などの労働条件・労働環境」(32.5%)
  (正社員(19.8%) を12.7ポイント上回っている。 )

令和6年度 調査結果

令和6年度能力開発基本調査 調査結果の概要

正社員
①「将来のキャリアプラン」(57.8%)
②「仕事に対する適性・適職(職業の向き不向き)」 (43.9%)
③「仕事に対するモチベーションの向上」(33.0%)
④「適切な職業能力開発の 方法(資格取得、効果的な自己啓発の方法等)」(31.0%)

正社員以外
①「仕事に対する適性・適職(職業の向き不向き)」(37.7%)
②「仕事の内容、賃金、労働時間などの労働条件・労働環境」( 35.6%)
  (正社員(24.3%)を 11.3 ポイント上回っている。)

選択肢1:不適切

正社員で最も多い相談内容は、「将来のキャリアプラン」である。
令和2年度調査も、令和6年調査も同様の結果となっている。

選択肢2:適切
正社員以外で最も多い相談内容は「仕事に対する適性・適職(職業の向き不向き)」である。
令和6年度も同様の結果。

選択肢3:不適切
「仕事の内容、賃金、労働時間などの労働条件・労働環境」を相談したい内容として挙げる比率は、正社員よりも正社員以外の方が高い傾向がある。

選択肢4:不適切
「退職や転職」を相談したい内容として挙げる正社員の比率は高くない。また3分の1を超えているという情報はない。

問:3

正解:2

選択肢1:不適切
サビカスのキャリア構築理論では、各発達段階におけるトランジション(職業的な移行)は予測可能なものとされており、起こり得ないとはされていない。むしろトランジションはキャリア発達において必ず生じると考えられている。

選択肢2:適切
キャリア・アダプタビリティとは、「現在あるいは直近の職業的発達課題、職業的トランジション(移行)、そして個人的なトラウマなどに対処するための個人の準備度(レディネス)およびリソース(資源)」を指すと定義されている。

選択肢3:不適切
キャリア・アダプタビリティは心理的資源としての4つの側面(関心、コントロール、好奇心、自信:Concern, Control, Curiosity, Confidence)で説明されるが、「状況、自己、支援、戦略」という4つの次元は、クランボルツの4S。

選択肢4:不適切
ライフ・テーマは、「なぜそのような職業を選択するのか」「なぜ働くのか」という問い(WHY)に答えるものであり、キャリアの行動に意味と統一感を与えるものである。したがって「どのように職業を選択し適応していくのか」(HOW)は、キャリアアアダプタリティ。この2つに加え「私にはどの職業がふさわしいのか」(WHAT)という職業パーソナリティの3つの概念がサビカスのキャリア構築理論の中心概念となっている。

問:4

正解:2

選択肢1:不適切
内田クレペリン検査は主に精神状態や作業能力を測る心理検査であり、ホランドの6角形モデルを応用したアセスメントツールではない。

選択肢2:適切
OHBYカードはホランドの6角形モデルを基にした自己理解や職業適性を探るアセスメントツールであり、モデルのタイプに沿った職業選択支援に用いられている。

選択肢3:不適切
MMPI(ミネソタ多面人格目録)は人格検査であり、ホランドの6角形モデルを応用した職業適性検査ではない。

選択肢4:不適切
厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は職業適性の基礎を測る検査であるが、ホランドの6角形モデルを直接応用したツールではない。

問:5

正解:3

選択肢1:不適切
「成長、探索、確立、維持、下降の5段階」は、スーパーのキャリア発達段階モデルの内容であり、ウィリアムソンの特性因子カウンセリングの段階とは異なる。

選択肢2:不適切
「伝達、分析、統合、価値、実行のサイクル」は、主にキャリア理論や認知的情報処理理論(Cognitive Information Processing Theory)において用いられる「CASVEサイクル」(キャスブサイクル)を指します。このサイクルは、進路決定や問題解決のプロセスを段階的に整理し、意思決定の質を高めるためのフレームワークです。各ステップは連続的かつ循環的に繰り返され、より良い選択や行動につながります。

選択肢3:適切
ウィリアムソンの特性因子カウンセリングは、「分析、総合(統合)、診断、予後、処置、追指導(観察)」の6段階を順に経て行われる。これが彼のカウンセリングプロセスの基本的な流れである。

選択肢4:不適切
「受容、繰り返し、明確化、支持、質問の5つの技法」というのは、ロジャーズの来談者中心療法などの非指示的カウンセリングで用いられる技法であり、ウィリアムソンの特性因子カウンセリングには該当しない。である。

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