過去問関係

第30回 キャリアコンサルティング技能検定 2級学科試験 解答(問21〜25)

この記事について

第30回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験 解答解説を作成しました。

解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしていこうと思います。

設問:21

正解:1

選択肢1:適切
キャリア・パスポートは、児童生徒が自らの学習状況やキャリア形成を振り返り、自己評価できるように工夫されたポートフォリオであり、学級活動・ホームルーム活動で記録を用いて話し合い、意思決定する学習過程を重視している。

選択肢2:不適切
キャリア・パスポートは学校生活だけでなく、家庭や地域における学びも記載内容に含まれ、子どもの生活全体を振り返るためのものである。

選択肢3:不適切
記録や蓄積の場は学級活動やホームルーム活動に限られていない。

「学級活動・ホームルーム活動以外の教科・科目や学校行事、帰りの会やショートホームルーム等での記録も十分に考えられる」としている。

選択肢4:不適切
キャリア・パスポートは単にワークシートや作文の寄せ集めではなく、自己評価を可能にするために工夫された体系的な記録であり、この選択肢の表現は不適切。

設問:22

正解:2

選択肢1:不適切
学校教育法によると、大学は広く知識を授け、学術の中心と位置づけられているが、専門職大学の目的は「深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成すること」であり、学術の中心としての一般大学の目的とは異なる。

「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする」は専門職大学ではなく、大学の目的。

選択肢2:適切
専門職大学は実践的な職業教育に重点を置き、理論に精通した研究者と業界の実務経験者の両方から授業を受けられる体制が整っている。

選択肢3:不適切
卒業に必要な単位における実験・実習・実技の割合は「3分の1以上」と定められており、半数以上が必須という規定はない。

選択肢4:不適切
専門職大学の卒業生は大学卒業の学位を取得し、「専門士」の称号は専修学校の専門課程修了者に付与されるものである。

設問:23

正解:2

選択肢1:適切
自閉症スペクトラム障害は複数の状況で、社会的コミュニケーションや対人的相互反応の持続的な欠陥がみられる特徴がある。

選択肢2:不適切
自閉症スペクトラム障害の発症原因は主に遺伝的要因や神経発達学的要因が大きく、生育環境などの環境要因が主要な原因とは言えない。

選択肢3:適切
治療・療育は個々の発達ペースに応じて行う教育的対応が重要である。

選択肢4:適切
注意欠如・多動性障害は、不注意や多動・衝動性が発達水準に不相応で顕著に現れる障害である。

設問:24

正解:1

選択肢1:適切
神経性やせ症(拒食症)には「摂食制限型」と「過食・排出型」の2つのタイプがあり、摂食制限型は食事制限が主体、過食・排出型は過食や嘔吐などの排出行動を伴う。

選択肢2:不適切
神経性過食症(過食症)では、過食に対して強い苦痛や罪悪感を感じることが一般的であるため、過食に苦痛を感じないという記述は誤り。

選択肢3:不適切
神経性やせ症は男性にも発症し、男女問わず見られるため「男性ではみられない」は誤り。

選択肢4:不適切
神経性やせ症は生命の危険を伴う重篤な疾患であり、死の危険性がないというのは誤り。

【解説】
摂食障害は主に「神経性やせ症(拒食症)」と「神経性過食症(過食症)」に分類される精神疾患である。
神経性やせ症は過度の食事制限や過食・排出行動を特徴とし、生命に関わる合併症も多い。男性発症例もある。
神経性過食症では過食に伴う苦痛や自己嫌悪が強く、治療の焦点ともなっている。

設問:25

正解:1

選択肢1:不適切
ストレスチェックは、常時使用する労働者に対して「年1回以上」の実施が義務であり、「半年ごとに一回」定期に行う必要はない。

選択肢2:適切
監督的地位にある者はストレスチェックの事務には従事できず、検査の公正性を保つための規定がある。

選択肢3:適切
医師は労働者の同意なく個人のストレスチェック結果を事業者に提供することは禁止されている。

選択肢4:適切
事業者は医師の面接指導の意見を踏まえ、就業場所の変更など労働条件の調整措置を講じなければならない義務がある。

2級技能士 解説リンク集

https://shasha-blog.com/2-30-26-30

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