この記事について
第29回 国家資格キャリアコンサルタント試験 解説を作成しました。
過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
1記事5問ずつアップしていこうと思います。
問36
正解:1
選択肢1:適切
オリエンテーションでは、グループワークの目的や期待される成果、進め方を明確に説明することで、参加者の理解と納得を得やすくなり、主体的な関わりが促進されます。目的や目標を共有することはグループワークを成功させるための基本的な準備です。
選択肢2:不適切
インストラクションは必要な情報を簡潔かつ明確に伝えることが重要です。長すぎる説明は参加者の集中力を奪い、理解の妨げとなる恐れがあります。要点を押さえた適切な時間内で行うべきです。
選択肢3:不適切
評価への抵抗は感情的な反発や不安から生じることが多いため、説得や叱責は逆効果になることがあります。参加者の意見や感情に配慮し、対話的に解決を図る方法が望ましいです。
選択肢4:不適切
元気がない理由には緊張や不安、個性の違いなどさまざまな背景があるため、「もっと元気に」と強制的に促すことは逆効果になる可能性があります。場の雰囲気を尊重し、自然な参加を促すことが大切です。
問37
正解:4
選択肢1:不適切
ジョブ・カードの作成支援の目的は単に書き方の説明や埋める作業を手伝うことではなく、相談者自身が自分の経験や強み、キャリアの方向性に気づきを得て自己理解を深めることにあります。記入のサポートはそれを支える一環に過ぎません。
選択肢2:不適切
キャリアコンサルタントは相談者の話を傾聴し、自発的な気づきを促すことが役割です。相談者の意思やペースを尊重せず、コンサルタントが主体的に判断し書き方を「指示」するのは指導的・支配的になりすぎ、本来の支援のあり方に反します。
選択肢3:不適切
相談者がまだ記入が不十分な場合でも、そのままの状況で話を進め、具体化や整理を支援していくことが重要です。すべて記入を義務化し再来談を促すのみでは支援の機会を制限し、相談者の負担を増やすことになりかねません。
選択肢4:適切
継続的な支援では、面談の最後に気づきを質問し、相談者自身の理解や変化を確認するとともに、面談を振り返るまとめを行うことが望ましいです。これにより、相談者の自己理解を深め、次回面談への動機づけともなります。
問38
正解:2
選択肢1:適切
カウンセリングの成果評価は目標達成だけでなく、クライエントの将来的な適応や成長も考慮すべきであり、目標達成のみの評価は不十分です。
選択肢2:不適切
カウンセラー自身の評価は重要な評価方法の1つであり、主観が入りやすいものの、ケース理解や改善に役立つ観点として評価に含めることが一般的です。完全に不適切とはされません。
選択肢3:適切
クライエントの感情や受け止め方も成果の重要な側面であり、評価に反映されます。
選択肢4:適切
第三者の視点や助言は客観的な評価を助け、カウンセリングの質向上に寄与します。
問39
正解:4
選択肢1:不適切
相談目標は相談者自身がコントロール可能な範囲に設定することが重要です。他者(上司)の行動を変えることは相談者の直接のコントロール外であり、相談目標として設定すると相談者の主体性を損なう恐れがあります。
選択肢2:不適切
相談者の目標設定はあくまで本人の意思や気づきを尊重し、一方的に専門家が目標を「与える」ことは好ましくありません。相談者が自己決定できるよう、共に話し合いながら目標を明確化することが求められます。
選択肢3:不適切
相談者に「仕事や職場の理想像」を尋ねることは大切ですが、その回答が必ずしも具体的な相談者自身の行動変容や目標になっているとは限りません。目標は相談者自身の実現可能な行動に結びつける必要があります。
選択肢4:適切
相談者の思いや価値観を丁寧に聴き取り、本人の内面を深く理解したうえで、自己のありたい姿や目標を一緒に確認・設定する対応は、相談者の主体性を尊重しながら目標を具体化する模範的な対応です。
問40
正解:3
選択肢1:不適切
検査の目的や意義は検査前に必ず説明し、クライエントの理解と納得を得ることが基本です。説明を後回しにすると、不安や誤解を招く恐れがあります。
選択肢2:適切
検査を用いる際には、その検査が目的に合っているか、科学的に妥当性と信頼性が確立されているかを十分考慮することが重要であり、限界も理解した上で使用します。
選択肢3:不適切
検査結果は適切に管理しながら一定期間保存し、必要に応じて再確認やフォローアップに活用します。すぐに消去する義務はありませんが、個人情報保護には十分配慮すべきです。
選択肢4:不適切
原則として検査結果はクライエントに説明し、理解を促すことが求められます。フィードバックを怠ることは信頼関係の妨げとなるため、慎重な判断が必要です。
国家試験 第29回 解説リンク集
この記事が良いと思ったら
↓❤️クリックをお願いいます。ブログ運営の励みになります。