プラス1点の知識

アン・ロー(Anne Roe)の理論

アン・ロー(Anne Roe)の理論は、職業選択と個人の性格・欲求・養育環境との関係に着目した心理学的キャリア理論です。

基本的な考え方

  • ローは、職業選択には「個人の欲求の充足度」と「子ども時代の親の養育スタイル」が大きく影響するとしました。
  • 幼児期に欲求が十分満たされていれば社交的・対人志向になりやすく、満たされていなければ内向的・非対人志向になりやすいと考えられています。

親の養育スタイルと職業選択

親の養育スタイルは大きく3つに分けられます。

  • 情緒型(過保護・過剰な期待):内向的で技術職・研究職など、対人より技術や分析に関わる職業を志向する傾向
  • 拒否型(無関心・冷淡):非対人志向で、科学的・機械的職業を志向しがち
  • 受容型(愛情・自立を促す):社交的で教育職や福祉・援助職など対人志向の職業に向かう

職業分類(8分野×6水準)

ローは職業を「関心分野(8分野)」と「職業レベル(6水準)」で分類しました。

  • 8分野:サービス(福祉・教育など)、ビジネス、組織、技術、屋外活動、科学的研究、芸術、一般文化
  • 6水準:専門職・管理職、技術職・準専門職、事務職・販売職、熟練作業職、半熟練作業職、単純作業職

まとめ

  • 職業選択は、心理的欲求の充足や養育環境が形成した性格に基づいてなされる
  • 過去の養育環境や欲求の満足度が、対人志向(人と関わる職業)か非対人志向(モノ・データと関わる職業)を大きく分ける
  • 職業分類を活用することで、自分の性格や興味・環境に適した職業マップが描ける

ローの理論はキャリアカウンセリングや自己理解の指針として、現代でも活用されています。

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