この記事について
第14回の国家キャリアコンサルタント試験で、設問がありました。
選択肢の1つとしてではなく、地域障害者職業センターに関する設問でしたので、まとめました。
ポイントは
- 手帳の有無は関係なし
- 都道府県に1か所本所の設置
- 事業主に対する支援メニューもある
地域障害者職業センターとは
地域障害者職業センターは、障害のある方の就職活動や職場定着、復職などを支援するための公的機関です。
全国47都道府県に設置されており、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)が運営しています。
主な対象者
- 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病など、さまざまな障害のある方
- 障害者手帳の有無は問わず、就職活動中・在職中・復職を目指す方も利用可能
提供される主なサービス
サービス名 | 内容例 |
---|---|
職業リハビリテーション | 職業評価、職業指導、職業準備訓練、職場適応援助など。個々の状況に合わせたオーダーメイド支援 |
ジョブコーチ支援 | 職場にジョブコーチ(職場適応援助者)を派遣し、障害者と事業主双方に専門的な助言や現場支援 |
リワーク支援 | メンタル不調などで休職した方の職場復帰プログラムの提供 |
企業向け支援 | 障害者雇用のノウハウ提供、職場環境改善のアドバイス、雇用管理に関する助言 |
関係機関との連携 | ハローワーク、医療・福祉機関、就労移行支援事業所などと連携し、多角的なサポートを実施 |
利用の流れ・特徴
- 利用は無料(交通費や昼食代などは自己負担)
- 専門スタッフ(障害者職業カウンセラー、ジョブコーチ等)が個々の課題や希望を丁寧にヒアリングし、支援計画を策定
- 就職に必要なスキル習得、職場定着、復職支援まで一貫したサポートを提供
企業への支援
- 障害者雇用に初めて取り組む企業への相談・研修
- 雇用管理や職場環境整備のアドバイス
- 障害者の職場定着や復職支援のためのジョブコーチ派遣
まとめ
地域障害者職業センターは、障害のある方の就職・職場定着・復職を専門的にサポートする公的機関です。
個々のニーズに応じた職業リハビリテーションやジョブコーチ支援、リワーク支援などを提供し、ハローワークや医療・福祉機関と連携しながら、障害者の安定した就労を地域で支えています。
この記事が良いと思ったら
↓❤️クリックをお願いします。ブログ運営の励みになります。