過去問関係

第25回 国家資格キャリアコンルタント試験 学科試験 解答解説(問31〜35)

この記事について

第25回 国家資格キャリアコンサルタント試験解説を作成しました。

過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしています。

問31

正解:3

選択肢1:不適切

この記述は「アイデンティティ拡散」に該当します。「アイデンティティ拡散」は、危機も積極的関与もない状態で、自分が何者なのか分からず模索もしていない段階です。

選択肢2:不適切

この記述は「早期完了(フォークロージャー)」に該当します。「早期完了」は、危機を経験していないものの、自分の信念や価値観に基づいて行動している状態ですが、その背景には柔軟性が欠けている場合があります。

選択肢3:適切

この記述は「モラトリアム」に該当します。モラトリアムでは、自分自身や人生について模索しており、その過程で迷いや葛藤を経験しています。この不確かさを克服するために努力する姿勢が特徴です。

選択肢4:不適切

この記述は「アイデンティティ達成」に該当します。「アイデンティティ達成」は、危機を経験し、それを乗り越えた結果として自分自身の価値観や目標に基づいて行動している状態です。

問32

正解:4

選択肢1:適切

「令和3年版働く女性の実情」によると、女性の年齢階級別労働力率のM字カーブは徐々に解消されつつあります。特に「25~29歳」、「30~34歳」、「35~39歳」、「60~64歳」の年齢階級の労働力率が過去最高水準となっており、M字型の底が浅くなっています。

選択肢2:適切

男性の非正規雇用率が21.8%約2割、女性が53.6%約5割。平成25年からおおむね、男性2割、女性5割という割合は変わっていない。

選択肢3:適切

令和3年の一般労働者(常用労働者のうち短時間労働者以外の者)の所定内給与 額は女性が25万3,600円、男性は33万7,200円となっており、男女間の賃金格差 (男性=100.0とした場合の女性の所定内給与額)は75.2(前年74.3)となってい る。

選択肢4:不適切

おおむね10%程度で推移している。

課長相当職以上の、管理職に占める女性の割合(以下、「女性管理職割合」という。)は 12.3%と、前回調査(令和2年度12.4%)より0.1ポイント低下、係長相当職以上の、女性管理職割合は14.5%と、前回調査(同14.6%)より0.1ポイント低下した。 それぞれの役職に占める女性管理職割合

  • 役員21.4%(同20.3%)
  • 部長相当職7.8%(同8.4%)
  • 課長相当職10.7%(同10.8%)
  • 係長相当職18.8% (同18.7%)

ちなみに、

課長相当職以上の女性管理職を有する企業割合は53.2% (令和2年度52.8%)、係長相当職以上の女性管理職を有する企業割合は61.1%(同 61.1%)

女性管理職を有する企業割合を役職別は以下のとおり。

  • 部長相当職ありの企業 は12.1%(同13.1%)
  • 課長相当職は20.1%(同20.8%)
  • 係長相当職は21.0%(同 22.6%)

問33

正解:3

選択肢1:適切

選択肢2:適切

選択肢3:不適切

住居確保給付金制度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で新設されたわけではありません。生活困窮者自立支援制度の一部として、離職や家賃滞納により住居を失った方に対して支給される制度です。新型コロナウイルス感染症の影響で対象者が拡大されたことはありますが、新設されたわけではありません。

選択肢4:適切

問34

正解:4

選択肢1:適切

選択肢2:適切

選択肢3:不適切

発達障害のある人々に対する雇用管理において、職務の手順や方法を本人の障害に合わせて見直すことが重要です。ただし、この記述は、障害者が既存の規定に適応するよう求めることを優先していますが、これは障害者に対する合理的配慮の欠如を示唆しています。合理的配慮は、障害者が職務を遂行しやすい環境を整えるための重要な要素です。

選択肢4:適切

問35

正解:4

選択肢1:適切

「コンテント」はグループが扱う内容や話題、仕事などを指し、内容的側面を示しています。

選択肢2:適切

「プロセス」はグループ内の相互作用や関係性を示し、グループの進行や成果に影響を与える重要な概念です。

選択肢3:適切

ファシリテーターは「プロセス」に注目し、適切な働きかけを行うことで、グループの成果やコンテントの質を向上させることができます。

選択肢4:不適切

ファシリテーションでは、ファシリテーターが中立的立場を保ち、グループの自主性を尊重することが重要です。ファシリテーター自身の考えを強く主張することは、グループの意見を抑圧する可能性があり、ファシリテーションの原則に反します。ファシリテーターは、グループが自ら学び成長できる環境を整えることが求められます。

国家試験 第25回 問1〜50解説リンク集

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