この記事について
第31回 キャリアコンサルティング技能検定 2級学科試験 回答解説を作成しました。
解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
1記事5問ずつアップしていこうと思います。
問36
正解は2
選択肢1:適切
クライエントに対して可能性のある方策を考え、その中から適切なものを選び、プロセスを説明することは、キャリアコンサルタントの重要な役割です。
選択肢2:不適切
キャリアコンサルタントは、クライエントが提案した方策に対して難色を示した場合でも、強制的に自身の考えた方策を選ばせるべきではありません。クライエントの意向を尊重し、共に最適な解決策を見つける姿勢が求められます。
選択肢3:適切
方策の実行にあたっては、クライエントとの契約を結び、具体的な行動について約束することが重要です。
選択肢4:適切
約束した行動が実行されていない場合、再度同じ方策を検討するか、新たな支援方法を考えることは適切な対応です。
問37
正解は2
選択肢1:不適切
カウンセリング意欲に乏しいクライエントや意思疎通が困難なクライエントに対して、単に沈黙で対峙することは適切な対応ではありません。
選択肢2:適切
クライエントの沈黙には様々な意味があり、カウンセラーはその意味を理解し、沈黙による不安に耐えることが重要です。沈黙は、クライエントが自己内省や感情の整理をしている重要な時間である可能性があります。
選択肢3:不適切
沈黙が長すぎる場合、適切なタイミングでカウンセラーが質問を繰り返したり、これまでの話をまとめて返すなどの介入を行うことは有効な場合があります。
選択肢4:不適切
クライエントの沈黙が必ずしも抵抗や拒否を意味するわけではありません。沈黙を即座に解消しようとするのではなく、その意味を理解し、適切に対応することが重要です。
問38
正解は4
選択肢1:適切
GATBの結果が全て低い評価の場合、テストの信頼性を確認した上で、相対的に高い適性を見つけ出し、それに基づいて適職を考えることは適切なアプローチです。
選択肢2:適切
VRTの結果が全体的に低い、または一部の検査結果が極端に低い場合、将来への不安や自信の欠如が考えられるため、個別面談を行うことは有効な支援方法です。
A検査:職業興味 B検査:基礎的思考性 C検査:職務遂行の自信度
選択肢3:適切
VPI職業興味検査はホランドの理論に基づいており、他の検査結果や事例研究なども踏まえて総合的に解釈することが推奨されています。
選択肢4:不適切
キャリア・インサイトの結果解釈において、親子関係や友人関係を考慮することは適切ではありません。この検査は主に職業興味や職業適性を測定するものであり、個人的な人間関係を解釈に含めることは検査の目的から逸脱しています。
※キャリア・インサイトは、利用者自身がコンピュータを使いながら、職業選択に役立つ適性評価、適性に合致した職業リストの参照、職業情報の検索、キャリアプランニングなどを実施できる総合的なキャリアガイダンスシステムです。
問39
正解は3
選択肢1:適切
心理検査を実施する際には、その限界を認識し、目的と対象に合った妥当性・信頼性の高い検査を選ぶことが重要です。
選択肢2:適切
内容的妥当性とは、検査の内容や質問が測定したい対象を正確に測定しているかどうかを指します。
選択肢3:不適切
この説明は平行テスト法(等価テスト法)の説明です。再検査法は、同じ検査を同一の対象者に一定期間をおいて2回実施し、その結果の相関を見る方法です。
選択肢4:適切
心理検査の結果は対象者の一側面を示すに過ぎないため、過度な一般化や拡大解釈は避けるべきです。
問40
正解は1
選択肢1:不適切
タイプ3とタイプ4のインターンシップで取得した学生情報を、広報活動および採用選考活動に使用することができます。
選択肢2:適切
インターンシップには、実施時期や期間等について一定の基準が定められています。これは、学生の学業と就職活動のバランスを保つためです。
選択肢3:適切
インターンシップ中に使用従属関係等が認められる場合は、労働関係法令が適用される可能性があります。これは、学生の権利を保護するための重要な規定です。
選択肢4:適切
「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」は、インターンシップとは異なる取り組みとして位置づけられています。これらは学生のキャリア形成支援の一環ですが、インターンシップとは区別されています。
2級技能士 第31回 問1〜50解説リンク集
この記事が良いと思ったら
↓❤️クリックをお願いいます。ブログ運営の励みになります。