この記事について
第31回 キャリアコンサルティング技能検定 2級学科試験 回答解説を作成しました。
解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
1記事5問ずつアップしていこうと思います。
問46
正解は3
選択肢1:不適切
労働組合も連携の対象となる可能性があります。セルフ・キャリアドックの実施には、組織内の様々な部門や関係者との連携が重要です。
選択肢2:不適切
事前の役割分担の調整は重要です。個別性の高い課題に柔軟に対応するためにも、関係者間で役割や責任を明確にしておくことが必要です。
選択肢3:適切
キャリアコンサルタントの自律的な学びと実践の積み重ねは、セルフ・キャリアドックの確実な推進につながります。専門性の深化や活動領域の充実は、より効果的なキャリア支援を可能にします。
選択肢4:不適切
個別報告書を事例研究の対象とする場合は、必ず本人の了解を得る必要があります。プライバシーの保護と倫理的配慮は非常に重要です。
問47
正解は4
選択肢1:適切
スーパービジョンでは、スーパーバイジーが行った面接の技法や技術について、個々のケースに即して具体的に検討することが重要な要素です。
選択肢2:適切
スーパービジョンには評価的な側面があり、スーパーバイザーがスーパーバイジーの実践に対して評価的な介入を行うことは一般的です。
選択肢3:適切
スーパービジョンを通じて、スーパーバイジーは自己理解を深め、自身の内的な気づきや対人関係における気づきを得ることができます。
選択肢4:不適切
スーパービジョンの主目的は、スーパーバイザー自身のケース概念化能力を高めることではなく、スーパーバイジーの専門性向上と実践能力の発展を支援することです。
問48
正解は4
選択肢1:不適切
キャリアコンサルタントには、実践の積み重ねだけでなく、研修や外部セミナーの受講を含めた継続的な自己研鑽が重要です。
選択肢2:不適切
キャリアコンサルタントには、心理学的知識に加えて、人間そのものや文化に関する幅広い知識も求められます。
選択肢3:不適切
キャリアコンサルタントは、社会全般的な動向に加えて、産業別の特徴的な労働条件や雇用環境等の具体的な情報も提供できるようにすべきです。
選択肢4:適切
キャリアコンサルタントは、自身が実施したキャリアコンサルティングの有効性を評価できる力を持つべきです。これにより、自身の実践を客観的に振り返り、改善点を見出し、より効果的な支援を提供することができます。
問49
正解は3
選択肢1:不適切
キャリアコンサルタントは、クライエントの最善の利益を考えて支援すべきであり、企業の方針に関わらず社内にとどまるよう助言することは適切ではありません。
選択肢2:不適切
キャリアコンサルタントは、クライエントの希望や状況に応じて柔軟に対応すべきであり、テレワークの希望を一律に否定することは適切ではありません。
選択肢3:適切
キャリアコンサルタントの重要な役割の一つは、企業のニーズと従業員の希望をバランスよく調整することです。キャリア面談やセルフ・キャリアドックを活用しながら、双方の利益を考慮したすり合わせを行うことは、最も適切なアプローチです。
選択肢4:不適切
キャリアコンサルタントは、クライエントの生活全体を考慮に入れた包括的な支援を行うべきです。結婚、出産、育児、介護などの個人的な事情は、キャリア形成に大きな影響を与える要因であり、これらの話題を回避することは適切ではありません。
問50
正解は1
選択肢1:適切
キャリアコンサルタントが他の分野・領域の専門家に協力を求める場合は、守秘義務に十分に配慮しなければなりません。これは、クライエントの個人情報や相談内容を保護するための重要な倫理的配慮です。
選択肢2:不適切
面接や心理査定場面等を録音・撮影する場合は、事前に対象者の了解を得る必要があります。終了後の了解では、クライエントのプライバシーや権利を十分に尊重したとは言えません。
選択肢3:不適切
キャリアコンサルタントは、相談者の利益を最優先すべきです。科学的な研究よりも、クライエントの福祉や利益を優先することが倫理的に求められます。
選択肢4:不適切
相談者との間の信頼関係が失われ、相談の実施を拒否された場合、無理に相談を継続させることは適切ではありません。クライエントの意思を尊重し、必要に応じて他の支援者への紹介を検討するなど、適切な対応を取るべきです。
2級技能士 第31回 問1〜50解説リンク集
この記事が良いと思ったら
↓❤️クリックをお願いいます。ブログ運営の励みになります。