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エクスポージャー療法（暴露療法）
エクスポージャー療法（暴露療法）は、不安障害や恐怖症の治療に用いられる行動療法の一種です。この療法の主な特徴と手順は以下の通りです：
主な特徴
- 不安や恐怖を引き起こす刺激に段階的に直面させる
- 安全な環境で不安や恐怖に慣れさせていく
- 回避行動を減らし、不安症状の軽減を目指す
基本的な手順
- 不安階層表の作成
- 患者の不安や恐怖を引き起こす状況を特定
- 最も弱いものから最も強いものまで階層化（通常10-15段階）
- 段階的な暴露
- 最も弱い不安刺激から開始
- リラックスした状態で想像上または実際の暴露を行う
- 各段階で十分に慣れてから次の段階に進む
- 反応妨害
- 暴露中に安全行動（不安を軽減するための行動）を取らないよう指導
- 繰り返しと進行
- 各段階を繰り返し練習
- 徐々により強い不安刺激に挑戦
主な種類
- 現実エクスポージャー: 実際の状況で暴露を行う
- 想像エクスポージャー: 不安を引き起こす状況をイメージする
- 持続エクスポージャー療法: PTSDの治療に特化した方法
エクスポージャー療法は、様々な不安障害や恐怖症の治療に効果的であり、患者の状態に合わせて柔軟に適用できます。ただし、適切な専門家の指導のもとで行うことが重要です。
