第35回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験 解答(問31〜35)
この記事について
「第35回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験」(令和7年12月実施)の解答解説を作成しました。
過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
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1記事5問ずつアップしています。
問31
正解:4
選択肢1:不適切
労働者が長期休業に入る前、あるいは休業を開始した初期段階で、休業中の保障や職場復帰に向けた制度、申請書類の提出方法などについて説明を行うことが適切です。職場復帰後にまとめて説明する方法では、休業中の労働者の不安を解消できず、適切な療養の妨げになる恐れがあります。
選択肢2:不適切
両立支援は、労働者本人からの「支援を希望する旨の申出」を起点として始まります。病状や私生活に関する情報は機微な個人情報であるため、本人の同意と申出なしに、産業医や事業主の判断だけで支援体制を強制的に進めることは適切ではありません。
選択肢3:不適切
治療と仕事の両立支援に関するガイドラインは、一律に定めるものではありません。病状、職務内容、職場の支援体制などは個々のケースによって異なるため、個別の状況に応じた柔軟な対応(個別合意)が重要とされています。
選択肢4:適切
労働基準法により、年次有給休暇は原則として日単位で与えるものですが、労使協定を締結すれば、年に5日分を上限として「時間単位」で付与することが可能です。これにより、通院や検査などの短時間の治療に合わせた柔軟な休暇取得が可能となります。
問32
正解:3
選択肢1:不適切
問題の把握においては、キャリアコンサルタントが主導するのではなく、クライエントとの信頼関係(ラポール)を築いた上で、クライエント自身の自己探索を支援し、合意のもとで問題を明確にすることが求められます。
選択肢2:不適切
目標の設定は、キャリアコンサルタントが一方的に方策を選択するのではなく、クライエントとの合意(コミットメント)に基づいて行われる必要があります。主体はあくまでクライエントです。
選択肢3:適切
方策の実行ステージでは、設定された目標を達成するために具体的なアクションを展開します。システマティックアプローチにおいては、主な方策として「意思決定」「学習」「自己管理」などが挙げられます。
選択肢4:不適切
終結(フォローアップ)に際しては、これまでのプロセスを振り返り、どのような変化や成長があったかをまとめ、今後の課題を確認することが不可欠です。
問33
正解:3
選択肢1:適切
「感情の反映」は、クライエントが言葉にした感情だけでなく、声のトーンや表情などの非言語的なサインから読み取れる感情を言語化して伝え返す技法です。これにより、クライエントは「理解してもらえている」という感覚を持ち、自己探索が深まります。
選択肢2:適切
「はげまし」は、クライエントが話し続けることを促すための技法です。「ええ」「はい」といった短い相づちや、適切なタイミングでのうなずき、あるいはクライエントが使った重要な単語を繰り返すことなどが含まれます。
選択肢3:不適切
「いいかえ(換言)」は、クライエントの話した内容の要点を、カウンセラーが別の言葉で整理して伝え返す技法です。目的は「内容の確認」や「理解の共有」であり、カウンセラー独自の視点から新たな見解を提案したり、解決策を提示したりするものではありません。
選択肢4:適切
「要約」は、クライエントの話が一段落した際などに、それまでの話を整理して短くまとめる技法です。話の方向性を確認したり、複雑になった会話の焦点を絞り込んだりする際に有効です。
問34
正解:4
選択肢1:不適切
抵抗は参加者が新しい状況や自己変革に直面した際に生じる自然な心理的反応であり、指導者の熟練度にかかわらず発生し得るものです。
選択肢2:不適切
参加への抵抗は、活動内容への不安や動機づけの欠如など、さまざまな要因で起こります。文書による同意の有無だけが原因ではありません。
選択肢3:不適切
評価への抵抗は、参加者の自尊心や自己防衛本能に関わる深い心理的反応です。単なるオリエンテーションでの説明や説得だけで完全に解消できるものではなく、安全な場(心理的安全性)の構築や段階的なアプローチが必要です。
選択肢4:適切
変化への抵抗の本質は、既存の慣れ親しんだ自己像や行動パターンを手放し、未知の新しい状態へ移行することへの不安や恐れにあります。自己の再編に伴う心理的な葛藤として捉えられます。
問35
正解:1
選択肢1:適切
構成的グループ・エンカウンター(SGE)においては、参加者の心理的安全性を確保し、主体的な参加を促すために「発言の自由」だけでなく「沈黙する自由(パスする自由)」も保障することが基本原則です。強制されない安心感があるからこそ、自発的な自己開示が促進されます。
選択肢2:不適切
グループ内での発言や自己開示の内容を詳細に記録することは、参加者に監視されているような感覚や不安を与え、自由な発言を妨げる可能性があります。その場での体験や相互作用を重視するため、正確な記録を優先することはありません。
選択肢3:不適切
特定の自己開示を「望ましい」として積極的に称賛することは、参加者間に「評価されている」という意識を植え付け、評価を気にした振る舞いを助長させる恐れがあります。ありのままの自分を出すというエンカウンターの本質を損なうことにつながります。
選択肢4:不適切
エンカウンターの目的の一つは、自分の感情に気づき、それを分かち合うことにあります。感情表現を制限するのではなく、むしろ非審判的な態度でそれらを受け止め、促進する関わりが求められます。
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