この記事について

「第35回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験」(令和7年12月実施)の解答解説を作成しました。

過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしています。

問36

正解:1

選択肢1:適切

限られた時間や環境の中で行われるキャリアコンサルティングにおいて、適切な情報を収集・提供し、それを活用することは、対話を中心としたカウンセリングスキルを補完し、意思決定や行動変容を効果的に支援する重要な方策となります。

選択肢2:不適切

キャリアコンサルタントが持つ情報を提供するだけでなく、クライエント自身が自律的に情報を収集できるよう、その「収集方法」を支援することも重要です。情報の収集プロセス自体がクライエントの学習や成長につながるため、情報提供のみが原則とは言えません。

選択肢3:不適切

方策の実行段階では、具体的なアクションプラン(いつ、何を、どのようにするか)を明確にし、必要に応じて期限を設定したり、進捗状況をフォローアップしたりすることが、目標達成の可能性を高めるために必要です。

選択肢4:不適切

希望に沿わない情報であっても、必要な場合は適切に提供する必要がありますが、それは「論理的な説得」によって無理に受け入れさせるものではありません。クライエントがその情報をどのように受け止めているかを丁寧に確認し、納得感を持って向き合えるよう心理的な配慮(受容や共感)を行いながら支援します。

問37

正解:4

選択肢1:不適切

目標設定は、キャリアコンサルタントが自分の方針を決めるためのものではなく、クライエントとの合意のもとで共有される「目指すべきゴール」です。主役はあくまでクライエントであり、双方が同じ方向を向くために行われます。

選択肢2:不適切

目標を具体的なターゲットとして表現することは、達成までの道のりを明確にし、クライエントの動機付け(やる気)を高める効果があります。具体的であればあるほど、進捗を確認しやすくなり、行動変容が促されます。

選択肢3:不適切

キャリアコンサルタントの専門領域を超えている、あるいは個人的な関係などから適切に対応できないと判断した場合は、どの段階であっても適切な専門家や機関へリファー(紹介)を行うことが倫理的な責務です。

選択肢4:適切

クライエントが行動を継続することに不安を感じている場合や、意志を固める必要がある場合には、目標や行動計画を明文化し、契約書(カウンセリング契約や合意書)のような形で取り交わすことが、コミットメントを高めるための方策として有効な場合があります。

問38

正解:4

選択肢1:不適切

「勤労意欲」や「士気(モラール)」は、働くことに対する意欲全般を指す用語であり、マズローが提唱した「自己実現欲求」そのものの定義とは異なります。

選択肢2:不適切

結果を出すために必要な行動をうまく行おうとする確信や期待は、バンデューラの「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」に近い概念です。

選択肢3:不適切

「知の探索」と「知の深化」を同時に追求することは、経営学における「両利きの経営(Ambidexterity)」を説明する際によく用いられる表現であり、自己実現欲求の定義ではありません。

選択肢4:適切

マズロー(Maslow, A. H.)によれば、自己実現欲求とは「人間が潜在的に持っている可能性を最大限に発揮し、自分がなり得るものになろうとする欲求」を指します。欲求階層説の最上位に位置づけられる概念です。

問39

正解:2

選択肢1:適切

VRTは、職業興味(A尺度)、職務遂行の自信度(C尺度)、および基礎的志向性(B尺度)を測定します。これらの結果を総合的に解釈することで、生徒が自分自身の特性を多面的に理解し、進路選択の参考にすることを支援します。

選択肢2:不適切

VRTは主に中学生や高校生を対象としており、職業への関心を高めたり自己理解を深めたりするための「導入」や「探索」の段階で実施するのが最も効果的です。進路の「具体的な決定段階」ではなく、より早い段階で実施して職業選択の幅を広げるのに役立てるのが一般的です。

選択肢3:適切

VRTは興味や志向性を測る「非能力検査」です。能力を測定する適性検査の前に実施することで、本人の可能性を狭めることなく、まずは興味のある分野を広く見渡すきっかけを作ることができます。

選択肢4:適切

A尺度(興味)とC尺度(自信度)の項目には、具体的な職業の仕事内容が記述されています。これらの項目を読み解くこと自体が職業学習(仕事の理解)につながり、自分と職業との接点を見出す教材として活用できます。

問40

正解:1

選択肢1:適切

新卒一括採用は、企業が卒業予定の学生を対象に、特定の時期に一斉に選考を行い、卒業直後の4月に入社させる日本独自の雇用慣行です。これにより、企業は計画的な人材確保ができ、学生は在学中に就職活動を行う仕組みが定着しています。

選択肢2:不適切

かつては制限されていましたが、ルールが改正され、一定の基準(実施期間や内容等)を満たしたインターンシップで得られた学生の情報は、採用選考活動に活用することが可能となりました。

選択肢3:不適切

「ジョブ型採用」は、職務内容(ジョブ)をあらかじめ明確に定義し、その職務に適したスキルを持つ人材を採用する方式です。新卒学生の潜在能力を重視し、入社後に配属先や職務を決める方式は「メンバーシップ型採用」と呼ばれます。

選択肢4:不適切

「リファラル採用」は、自社の社員から知人や友人の紹介を受けて選考を行う採用方式です。離職した元社員を再び雇用する方式は「アルムナイ採用(カムバック制度)」と呼ばれます。

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