この記事について
第30回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験 解答解説を作成しました。
解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
1記事5問ずつアップしていこうと思います。
設問:6
正解:3
選択肢1:不適切
クランボルツのプランド・ハプンスタンス理論は、キャリアの計画的目標設定よりも偶然の出来事に適応し、それを活用する姿勢を重視しています。
選択肢2:不適切
偶然性を重視するが、予期せぬ出来事に向けた準備や学習は不可欠であり、準備が不要という考えは誤りです。
選択肢3:適切
多様な学習を通じて柔軟な姿勢を持ち、変化や偶然を積極的に受け入れることでキャリアの可能性を広げることを重視しているのがこの理論の核心です。
選択肢4:不適切
リスクを過度に避けて計画立案することは、この理論の「偶然を活かす」柔軟性と対立します。
設問:7
正解:3
選択肢1:不適切
マクレランドの達成欲求理論では、達成感を得るためには適度な難易度の仕事に取り組むことが必要ですが、失敗リスクが大きすぎる非常に難易度の高い仕事ではモチベーションが高まるとは限りません。
選択肢2:不適切
ハーズバーグの二要因理論は、満足の反対が不満足でないことを示し、満足と不満足は独立の要素であると説明しています。
選択肢3:適切
デシらの内発的モチベーション研究は、もともと無報酬で意欲的に活動していた人が、外的報酬を与えられた後に報酬を取り除かれると動機づけが低下することを示しています。
選択肢4:不適切
ERGモデルはアルダファーが提唱したものであり、バンマーネンはマズローの欲求段階モデル修正者ではありません。
設問:8
正解:1
選択肢1:適切
問題の外在化とは、家族療法やナラティブセラピーにおける技法であり、家族メンバーの中に内在しているように見える問題を、一旦外部化(客体化)して名前を付けるなどし、問題と本人や家族を切り離すことにより、問題に対して協力的かつ建設的に取り組みやすくする方法です。これにより家族全体が問題に集中でき、人格攻撃を避けられます。
選択肢2:不適切
家族療法では問題のある特定の人物(IP: Identified Patient)を責めたり、その人格変容を促すことを主目的とするのではなく、家族全体のシステムや関係性として問題を捉え、対処します。
選択肢3:不適切
家族療法の複数人合同面接では、特定のメンバーのみを支持する「肩入れ」は避けられ、家族全員の視点を尊重しながら、多方向への肩入れを行い、問題の循環性を理解します。
選択肢4:不適切
家族療法は直線的(単純因果的)ではなく、循環的または円環的因果律を前提とし、問題を多面的に捉えることが特徴です。単一の原因に対処するアプローチは家族療法の基本的立場とは異なります。
設問:9
正解:4
選択肢1:不適切
システマティック・アプローチは様々な理論を包括するが、特定の「ABC理論」が理論的根拠とされているわけではありません。
選択肢2:不適切
システマティック・アプローチでは多様な技法を用いますが、中でも特定の「ヘルピング技法」を多用するという限定はありません。
選択肢3:不適切
システマティック・アプローチにおいては、カウンセラーが一方的に目標を定めるのではなく、クライエントとの協働による目標設定が基本です。
選択肢4:適切
システマティック・アプローチにおける「方策」とは、カウンセリングの目標を達成するための具体的な行動計画(action plan)のことを指します。この点が最も正確な説明です。
設問:10
正解:2
選択肢1:不適切
70歳超ではなく65歳超
65歳超の高齢者の継続雇用の実現に向けて、生産性向上支援訓練の一環として、中高年 労働者が身につけておくべき能力の習得に資する訓練コースを提供する。 また、概ね60歳以上の高齢求職者を対象にした離職者訓練プログラムの研究開発を高障求機構とともに実施し、開発したモデルカリキュラム等をもとに都道府県の委託訓練として普及を促進する。
選択肢2:適切
地域若者サポートステーションは、長期無業者に対する支援。
就職氷河期世代の方々のうち、不安定な就労状態にある方に対しては、短期資格等習得 コース事業の推進、求職者支援制度、人材開発支援助成金(特別育成訓練コース)等により支援していくとともに、就職氷河期世代の方々の積極的な採用に取り組む企業、非正規雇用にある就職氷河期世代の処遇向上等に取り組む企業等に関する情報発信等に取り組む。
長期にわたり無業の状態にある方に対しては、地域若者サポートステーションにおける 相談支援等により、長期的・継続的な支援を行っていく。
選択肢3:不適切
マザーズハローワークでは、託児所サービス付き長期職業訓練は設定されていない。
マザーズハローワーク等において、子育て中の女性、母子家庭の母等で早期の就職を希 望する者等に対し、一人ひとりの希望、状況等に応じて、仕事と子育ての両立、長期の職業上のブランク及び長期的なキャリアの視点に配慮したキャリアコンサルティングを実施し、積極的な職業能力開発の機会の提供を推進する。
公的職業訓練において、介護分野、医療分野、IT分野等の女性が活躍している分野での訓練コースを設定するほか、子育て中の女性が受講しやすくなるよう、託児サービス付きの訓練コースや短時間の訓練コースを設定する。としている。
選択肢4:不適切
障害者の職業能力開発において、基本的訓練を行うのはハローワークではなく、一般的には障害者職業能力開発校や各種専門機関です。
一般の公共職業能力開発施設(以下「一般校」という。)で受入れが困難な重度障害者 を受け入れる障害者職業能力開発校での職業訓練及び障害者の多様なニーズに対応した委託訓練を引き続き推進していくとともに、在職の障害者に対する職業訓練に係る企業ニー ズ等の把握・分析をした上で、訓練内容を含めた方向性等の検討を実施する。
2級技能士 解説リンク集
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