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なぜ太るのか?なぜ食べ過ぎるのか?②

この記事について

この記事では、前回に引き続いて、「科学者達が語る食欲」をもとに、なぜ太るのか?なぜ食べ過ぎるのか?ということを考えていきたいたい思います。

今回は、どうして食べすぎてしまうのか。について深掘りしていきたいと思います。

ダイエット中なので食べたくない。でも、無性に食べたい。食べたら止まらない。なんてことありませんか?

自分はしょっちゅうあります。

これって、どうしてなのでしょうか?なぜ、食欲を抑える事ができないのでしょうか?

人間はタンパク質を満たすように食べる

前回の記事でも書いたように、人間はバランスの良い比率で栄養を摂取できない場合、タンパク質を優先して摂食行動をします。大体、摂取量の15%を目安に接触するようです。

1日に必要なタンパク質の計算方法

15%ってどのくらい?と思う方がいるかと思いますので、この本に書かれている計算方法を説明します。

基礎代謝×15%÷4cal=1日に必要なタンパク質量

  • 基礎代謝 → この計測方法は、計測サイトなどで身長、体重、年齢を入力すると参考値が計算可能です
  • 15% → 基礎代謝中のタンパク質のカロリーを算出します
  • 4cal → タンパク質は1g4calなので、4calで割ることで必要量を算出します。

自分の場合、

基礎代謝1500cal×15%÷4cal=56.25g

一日約57g必要ということになります。そして、これを朝昼晩の3食で割ると1食あたり、約20g弱のタンパク質を取ると食欲が満たされる計算になります。

ちなみに、これは基礎代謝なので、トレーニングなのどの運動をしている人は、基礎代謝の部分に補正をかける必要が出てきます。

これって、推奨されているタンパク質量ですね。

自分も1日2回、プロテインで40g程度プロテイン飲んでいて、他を食品から取るようにしています。

現代人はタンパク質が足りていない

これらを考えると、食欲が満たされないのはタンパク質が不足しているから。とう事が導けます。

自分の筋トレをしているのでタンパク質の摂取量を気にしているのですが、普段食べている食事だけで、毎食20グラム以上のタンパク質を摂取し続けるのはかなり難しいと思います。

タンパク質のほとんど入っていない、白米やパンが主食であるために、そこからタンパク質が取れないので苦労します。

また、手軽に食べられる食品をよくよく見ると、タンパク質が多い食品があまり多くないことに気づきます。

高脂質だったり、高炭水化物の食品が結構多い印象です。

最近は、筋トレブームなのか、ダイエットブームなのかわかりませんんが、結構いろんなものにプロテインを添加していますが、それまでは、そんなにプロテインが加えられた食品ありませんでした。

こんな、食環境であると、タンパク質欲が満足するまで食べてしまうと、脂肪や炭水化物をとりすぎてしまうというのは、納得がいきます。

食べても食べても、食欲が満たされない時って、このタンパク質が足りていない状態なんですね。

もう、お腹いっぱいなのに、何かまだ食べたい。と感じてしまうのはこれが原因だったのか。と思いました。

加工食品にタンパク質が少ないのは単価が上がるから?

脂肪、炭水化物、タンパク質の含有量に対する価格の変化を調べたところ、脂肪の多い少ないに価格の変化は見られませんでした。しかし、タンパク質の含有量が多くなるにつれ、価格が上がり、逆に、炭水化物が多くなれば、単価は安くなる傾向にあるようです。

となると、タンパク質をなるべ少なくすれば安く提供ができるので、企業としては、炭水化物を多くして製品を開発しますよね。

その結果が、現在の食環境ということになります。

食品メーカーに食欲をコントロールされている

この、加工食品で溢れた現在においては、食品メーカーに食欲をコントロールされているといっても良いかもしれません。

食品メーカーはなるべく、安く、沢山売って儲けたいと考えます。

その考えに、低タンパク質食品はばっちりとハマります。

実際に、食品メーカーがタンパク質の真相を知って事業を行なっているとは考えにくですが、これまで事業を行う中で、トライアンドエラーを繰り返し辿り着いた答えが、この低タンパク質食品なのでしょう。

これが、売れるし、儲かる、と考えるから、これが巷に溢れているのだと思います。

現代人は太るべくして、太っている

こう考えると、太っているのって、自分の意志が弱いから、とか、ダメな人間だから。ってことではなくなりそうですよね。

本能的にタンパク質を欲するのに、周りには低タンパク質食品に溢れている。

この事実を知らなければ、ただ暮らしているだけで、太りますよね。

そして、世間ではカロリーを抑えなさい。の1点張り。

確かに、カロリーを抑えることは減量に直結するのですが、その過程でさらに、タンパク質欲を強めてしまうため、とても苦しい食制限になりますね。

これじゃ、ダイエットに続かないし、失敗しますよ。

ダイエットは適正カロリーと適正量のタンパク質を重視する

では、どうすれば良いか?

自分もこの本を読んでから時間がたっていないので、自分での実証はこれからなのですが、これまでの情報を元にダイエットを考えてみます。

まず、カロリーコントロールは必要です。余剰エネルギーは脂肪に蓄えられますので、それは免れません。その上で、適量のタンパク質の摂取を心がけます。

自分の場合は、毎食20gを目安に。1日、トータルで60g程度の摂取を目指します。

また、前回の記事でも書きましたが、毎食に含まれる食物繊維の量も気にする必要があります。
食物繊維を摂取することにより満腹感を与え、タンパク質を摂取した情報が脳に届く前に食べすぎてしまうということを防ぐ事ができます。

そして、適度な運動、適正睡眠をすることで、基礎代謝も上がり脂肪燃焼効率は上がり、タンパク質欲も満たされているので、食欲の暴走は起きないはずです。

理論上はそうなるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今日が自分がこの本を読んで伝えたかったハイライトになります。

上記にも書いたように、実際に上記のダイエット方法を試し、自分の食欲を観察しようと思います。

その結果は、随時、ブログで記事にしてきいますので、実験結果も是非読んでください。

次回のブログは、現代人の食環境に蔓延する「超加工食品」について、書いてみようかな。と思います。

この「科学者たちが語る食欲」で触れられていて、今までは特に何も考えずに食べていたものが、本当は注意が必要な食べもだったのだということを知りました。

とても有益な情報ですので、次回も読んでみてください。

最後まで読んできただきまして、ありがとうございました。

それでは、また次回の記事で。