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この記事で得られること
毎日、自分が書籍や動画などで得た情報をダイエットに絡めて記事にしています。
今日は、サンクコストの罠という心理学を応用してダイエットを辞めにくくする方法を提案します。
ダイエットが続かないなぁ。と感じている人は是非参考にしてみてください。
サンクコストとは
さて、いきなりですが、サンクコストという言葉をご存知でしょうか?
心理学ではかなり有名どころかと思うので、どこかで聴いたことあるんじゃないでしょうか。
サンクコスト(埋没費用)とは、事業や行動などに労力や資金を投資はしたものの、その事業や行動を辞めたとしても戻ってこない費用や労力のことを言います。
例えば、ブランドもののバックを買って、直ぐに売った時に、中古品となってしまうため、買った値段より安値で引き取られることがあると思います。この差額がサンクコストです。
他には良く例に出されるものとして、映画の例がよく出るのですが、1000円の映画を見に行って、面白くないと感じたので途中に出た際、払い戻しはありません。これもサンクコストです。
簡単に言えば、投資した後に、その投資を辞めた時の損失。そんなイメージです。
サンクコストの罠を利用する
そして、人間はこのサンクコストの罠にハマりやすいです。
映画館の例で考えてみましょう。
皆さんが、映画に1000円払いました。見る前の印象となんだか違く、すごくがっかりした導入で、これからこの映画を見続けても、どうやっても楽しめなさそうだと感じたとします。
その時、映画を見るのを辞めて外に出ますか?
自分は多分、最後まで我慢して見るでしょう。
なぜか?
もう1000円払ってしまったし、もったいなから。
そう。「もったいない」という考えを導き出してしまうことが、サンクコストの罠なんです。
よく考えてください。1000円払ったとしても、もう自分にとっては有意義にあ映画ではなさそうだと感じたのならば、その映画を見る価値はほとんどありません。となれば、それ以降の約2時間を自分も好きなことに費やした方がよっぽど有意義ではないでしょうか?
サンクコストの罠は、直近の損の回避を優先するあまり、冷戦な判断がしにくくなってしまうのです。
ソシャゲもサンクコストの罠を巧みに使っている
自分の例で言うと、ソシャゲです。
今考えれば、サンクコストの罠に見事にハマって6年もズルズルとやってしまっていました。
これは、最初は面白いゲームだし、無料だしということで、時間をゲームに投入します。段々と、時間を費やすごとに、もっと強くなりたいと思い課金に手を出します。(出さない人もいますが・・・。)ですが、段々とマンネリ化し始め、刺激が少なくなり、つまらないと感じるようになります。
本来ならつまらないと感じれば辞めるはずなんです。
ですが、辞められないのです。
なぜか?そう。サンクコストの罠です。
時間と労力、コストを散々かけてしまっているので、自分が面白くないと思っても「もったい」と思ってしまい辞めるに辞められなかったのです。
余談ですが、今はそのゲームからは、筋トレ、ダイエット、ボディメイクという新しい趣味に出会ってから、徐々に遠ざけることができ、今ではほとんどやっていません。というより、それをやる時間がなくなったので、やりたくてもできなくなってきたというのが正直なところでしょうか。
ダイエットにサンクコストの罠を利用する
こんなにも、恐ろしいのがサンクコストの罠です。
ハマってしまうと辞めることが難しくなります。
であれば、これを逆に利用してはどうかと考えました。
即効性はありません。サンクコストの罠が効いてくるまでの間、それをどう続けるかという問題もありますが、ある程度、時間、労力、費用を注ぎ込んで、体の変化が少し見え始める頃には、サンクコストの罠の影響できっと容易にはダイエットがやめられない体になっているはずです。
実はダイエット成功者のほとんどがこの罠にハマってる?
よくよく考えてみると、ダイエット成功者のほとんどは実は、この罠にハマっているんじゃないかと思います。自分もそうなのですが、ある程度、ダイエットが成功し、体重が落ち、体が変わってくると、運動や、食事制限など一般的に辛いと思われることが辞められなくなります。
自分も辛いな。辞めたいな。と思う時は多々あります。
その時、頭によぎるのは、「あの努力が無駄になるが嫌だ!」です。
これって完全にサンクコストの罠ですよね。
なんで、続けられるのか、不思議でしたがこれを当て嵌めた時、腑に落ちました。
先ほども書きましたが、ここにまでにどうやって達すか。という問題はありますが、知っていて損はない情報かと思います。
サンクコストの罠にハマるまで、頑張ってダイエットしましょう!