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この記事について
毎日、本を読んでているのと、オーディブルを聞いているので、実質2冊の本を平行に読んでいます。
その内容について、日々、学んだことをアウトプットとして記事にしていきます。
これを読むことで、私が数時間かけてインプットしたことを、僅か5分で理解することができます。
良い戦略 悪い戦略 リチャード・P・ルメルト より
メンタリストDIGOさんおすすめの1冊
戦略というかマーケティング関係では、「ドリルを売るなら穴を売れ」や「売れる会社のすごい仕組み」など、佐藤義典さん本は何冊か読んでいて、この本も近い部分があると感じました。
仕事や私生活などで役に立ちそうな1冊です。
悪い戦略
悪い戦略の特徴
- 空虚である
- 重要な問題に取り組まない
- 目標と戦略を取り違えている
- 間違った戦略目標を掲げている
①空虚である
不必要に難しい言葉を使ったりして、実際は内容が薄い戦略に厚化粧を施し、見栄えを良くしている戦略
良い戦略は、誰にでもわかりやすいもの
②重要な問題に取り組まない
本当に解決しなければいけない問題が見えていない状態で作られる戦略
この戦略は最も重要な問題が見えていない状態であるため、いくら戦略に沿って行動しても結果は良くならない。しっかりとした分析をしないとこのような戦略を立ててしまう。
コピー用紙の節約、電気の節約云々。確かに大事です。でもそこじゃないでしょ?っていつも突っ込みたくなります。もっと真剣に考えなければいけないことあるんじゃないかと思います。
③目標を戦略と取り違えている
ビジョンや願望は目標であって、戦略ではない。
根性論や、不可能を可能にする。などはやる気は引き出せるかもしれないが、どう進むかが謝っていれば意味がない。これだけでは目的地だけが決まっている状態で、あとは自由に目的地へ行きましょう。と言われているようなもの。何を使って、道の道で、何人で、何日、などあらゆる選択肢を検討し最善と思われる選択を選んでこそ良い戦略と言える。
自分の会社でもビジョンばかり掲げている気がする・・・。
④間違った戦略目標を掲げている
リーダーは組織の目標である「最終目標」と戦略実行のための「戦略目標」を明確に区別する必要がある。
「最終目標」を達成するために必要なのが「戦略」で、その「戦略」を達成するためのものが「戦略目標」になる。この「戦略目標」を作る際に、寄せ集めた目標や非現実的な目標とならないように注意する必要がある。
寄せ集めの目標
良い戦略は、1つか2つに絞ってそれにリソースを集中させ、達成したら次の展開に向けて戦略をたてリソースを投入すると言った具合に展開していく。しかし、悪い戦略では、あれもこれも詰め込み、どれが重要なものかわかりにくくなっている戦略である。
やりたいことを列挙したような戦略プランはただの「リスト」であって戦略ではない。
内部の人間でも全く、何が一番やりたいのかよくわからない戦略でしたね。この本を一度読んで欲しい・・。
非現実的な目標
良い戦略は、目標への橋渡しであって、手持ちのリソースや能力を加味し成功が期待できるものだが、悪い目標には、実現方法が無視されているので成功率がわからない。
良い戦略は困難な課題を乗り越える現実的な方法。