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確実に「なりたい自分になる」究極の方法

この記事について

オーディブルで聴いている「FULL POWER」から、得たことを書いていこうともいます。

この本は、自分を変えたいと思う人。変えようと試みたけど挫折してしまった人。などにおすすめできる内容かと思います。

今の自分はこれまでの環境の産物である

自分の思考はどこから生まれるのか?

それは、今までに接してきた人々との人間関係や、聴いた音楽、みた映画、経験したこと、学校など、自分を取り巻く環境から育まれたものです。

この環境が間接的に私たちを作っています。

逆に言えば、この環境をデザインすることで、なりたい自分へ自分を導くことが出来るということになります。

環境に自分をコントロールされる

現在は変化が目まぐるしく、しっかり意識しないと環境変化のスピードに対応するのが難しい時代です。

例えば、食環境について見てみましょう。

この数十年を食を取り巻く環境は大きく変わりました。過去記事「科学者たちが語る食欲」でも書きましたが、超加工食品やジャンクフードなどが溢れています。

それらの食環境は人々を中毒性が強く、常に依存状態が当たり前の状態となってしまいます。

そんな環境であれば、太るのは当たり前です。

環境に太らされてしまっているのです。

これは、食環境意外にも当てはまり、今の世の中は様々な依存状態で溢れています。

環境を意識せず、今の流れに身を任せているだけだと、環境に自分をコントロールされてしまいます。

それでは、なりたい自分にはいつまで経ってもなれないですね。

意思力は消耗する

このような環境の中で、自分を変えようと抗うとき、まず使われるのが意志の力=意思力です。

意思力は行動する時の1歩を踏み出すための原動力となります。

しかし、これは消耗してしまうのです。

現代のような、多くのものに依存状態となっている私たちは、常にこの意思力を消耗しながら生活しているのです。

当然、こんな誘惑の多い環境なので、自分が決めたことが意思力だけでは続きません。

そうすると、挫折を味わうことになります。

そして、失敗したことに落ち込み、自己嫌悪に陥ります。

最終的には、モチベーションが下がり、やる気がなくなります。

意思力の消耗→挫折→自己嫌悪→モチベーションダウン の負のループに陥ってしまいます。

環境を自分でデザインする必要性

「心の底から達成したい目標」なのか?

それでは、どうするべきか?

環境を自分でデザインし、その環境に自分を作ってもらう。という方法を取ります。

ただ、この方法を取るためには、一つ重要なことをしなければいけません。

それは

心の底から、その目標を達成する

と覚悟することです。

この覚悟がないと、意思力を消耗しながら、その意思力が続く限りの僅かな前進しかできません。

目標への自動化プログラムを組む

覚悟が決まれば、それに向けた環境を整備するだけです。

その目標達成までに障害となるものを事前に取り除いたり、期限を設定したり、公言したり、自分がその道からそれないようにするための、ありとあらゆることをします。

これが環境をデザインする。ということです。

これができれば、環境が自分を作るので、その環境下で生活をすることで、なりたい自分へと導いてくれます。

目標への自動化プログラム」のようなものですね。

この作業に覚悟が必要となってきます。

中途半端な覚悟であれば、この環境デザインも中途半端なものになるでしょう。

その覚悟が強ければ強いほど、自分の周りの溢れる誘惑を排除した環境を作ることができるようになります。

人間は適応能力の高い生き物

覚悟を決めて、誘惑を絶った環境を作ったとします。

そこで考えるのは、作ったはいいがそんなストイックな環境で生活なんかできっこない。とか、その環境を想像しただけで、無理に決まっている。と諦めてしまいそうになるでしょう。

ですが、大丈夫なんです。

辛いかもしれませんが、人間は困難な状況でもそれに適応し慣れてしまう生き物なのです。

良くも悪くも適応能力が高い生物なのです。

「FULL POWER」の中で著者は、ビクトール・フランクルの「夜と霧」から、強制収容所で1つのベットで数十人が快適に寝られるようになったという例を上げています。

このように、どんなに過酷な生活であっても人々はいつしか慣れてしまうのです。

だからこそ、覚悟を決めた環境のデザインが重要になるんですね。

この環境さえ作ってしまって、それに身を投じてしまえば、いずれその環境になれ、思い描いていた自分へと近づいていくことが出来るということです。

まとめ

今回は、環境の大事さに焦点を当てて書いてみました。

言われると、確かにそうだよな。って感じますが、実際、覚悟を決めて、極限の環境を用意できるかというと失うものとの天秤にかけてしまい、中途半端なものになってしまいそうです。

だから、「心の底から達成したい」という部分が必要なんだなと思いました。

ただ、「なりたいなぁ」では、確実に目標へ辿り着くことはできなそうですよね。

なりたい自分になるために、そのために不必要なものは全て削ぎ落とす。前に読んだ「エッセンシャル思考」でも同様なことが書かれていたな。と思い出しました。

もう一度、自分の目標を見つめ直し、どれだけそれを望むのか考えてみる必要がありそうですね。