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モチベーションの維持方法 【今日の学び】

この記事について

 毎日、本を読んでているのと、オーディブルを聞いているので、実質2冊の本を平行に読んでいます。
 その内容について、日々、学んだことをアウトプットとして記事にしていきます。

 これを読むことで、私が数時間かけてインプットしたことを、僅か5分で理解することができます。

“「後回し」にしない技術” イ・ミンギュ著 より

 本のタイトル通り、後回しにするなということです。
 特にここでは、後回しには良いことは殆どないとのことです。確かに、夏休みの宿題、試験勉強、嫌いな食べ物・・・。全て後回しにしてよかった記憶はありません。
 

 それでは、後回しにしないとどんなメリットがあるのか。

後回しにしないことによって得られるメリット

  •  やらなければいけない事をそれ以降考えなくて済むので、ストレスが減る
  •  考えなければいけない事が減るので、その分他のことを考える時間ができる
  •  他の人も同様な行動をとっているなら速度というアドバンテージを得られる

「始めたら半分終わり」は本当か?

 著者は最初の1%の行動に全力を注げと言っています。それはなぜか?
 それは、作業を始めると側坐核が興奮を始め、次第にその作業をする事が苦痛ではなくなってくるからです。これを作業興奮と言います。一度、動いてしまったものを止めるのにもエネルギーが必要となるため、省エネのために、始めた行動をし続けるようになるみたいです。いかに、最初の1歩を踏み出すか、それに全集中しろということですね。
 皆さんも、経験ないでしょうか?疲れていて嫌だった筋トレも、いざ初めて汗がじんわりと出てき始めると、何だか体が軽くなって予定より多くやってしまっていたり。読書する気ではなかったけど、数行読んだら止まらなくなってしまったりなど。
 この観点から見れば、初めてさえしまえば後は、終わるのを待つのみ。ということになり、半分どころか、ほぼ終わっているってことになりますね。

極小さな変化が次の変化を生む

 初めて転がり始めれば、その作業は終わったようなもの。そして、その作業の終わりには、その成果が残ります。この達成感や、充実感を味わって、更に次の行動をする。と言ったように、これもコロコロと坂を転がるように行動が行動を呼ぶようになると言います。
 諺にもありますが、「継続は力なり」ということなんですね。どんな小さなことでも、続けていればいずれ大きな力になる。そういうことなんだと思います。

 ただ、この「継続は力なり」という言葉、もうずっと昔から知っていた諺なのに、自分も含め多くの人は実践できていないと思います。恐らく、成果をすぐに求めてしまうからなんだと思います。

目標を細分化する

 では、このすぐに成果を求めてしまう思考をどうしたら良いのか。

 それは、大きな目標を設定した後、それに続く中間目標や小さな目標を設定する事が有効です。


 大きく考え、小さく動く

 大きな目標だけでは、そこに到達するまでに時間も労力も相当に必要になってきます。そうなると、成果が現れるまでに自分の決心が揺らいだり、飽きてしまったりとモチベーションの低下に繋がります。
 その時に役に立つのが目標の細分化です。

 例えば、10kg痩せるという目標を立てたとします。10kgを健康的に痩せるとしたら、半年から1年は必要になるでしょう。ここで10kg痩せるという大きな目標だけだと体重減少が停滞した時、体重が増えてしまった時、誘惑に負けてしまった時など、様々な要因からモチベーションが維持できなくなってしまいます。
 そこで、細分化した目標の出番です。毎日10分ウォーキングする。や毎朝、朝食をヨーグルトに変える。など、体重を10kgのに必要となる目標を決め、日々その小さな一歩を繰り返すという先方です。
 この小さな目標を設定しクリアしていくことで、次第に自己効力感、自己肯定感が生まれ、「自分にはできる」という考えが芽生えてくるはずです。そうなったら、あとは坂道を降るように物事が進むはずです!

上手くいかなかったら、その理由を考え、小さく改善 

 小目標→中目標→大目標 というように目標を細分化し実行に移していても、全てが順調に進むことは、まずあり得ません。その時は、何が原因なのか、を深掘りして考え、その理由を想定し改善できそうな対策をいくつか考えます。そして、その対策の中で一番自分が超えられそうだと思う物を選び、すぐに試してみます。ここでも、目標の細分化を使ってモチベーションの維持をします。こうやって、トライ&エラーを繰り返し、修正しながら最終目標までジリジリと詰めていくのです。

 こう考えるとモチベーション維持って相当に大変なんだな。って感じますね。逆にモチベーションが長期維持できれば、目標達成は難しくないとも言えますね。