BOOK

正しい体の癒し方 栄養で癒す 【不老長寿メソッド③】

この記事について

「不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる」鈴木 裕著 を読んで気付いたことなどを書いていこうと思います。

この記事を読むことで、「不老長寿メソッド」の大まかな内容と自分なりに感じた大事なポイントが理解できます。

アンチエイジングについて、興味がある方に読んで欲しい1冊です。

本の構成としては、

Part1で理論編として、なぜ苦痛と回復が必要なのかが書かれています。
Part2、3は実践編として正しい苦痛の与え方、正しい回復の仕方が書かれています。
Part4では、ロードマップ編として、タイプ別のアンチエイジング方法が提案されています。

今回はPart2の実戦編の「正しく癒える」の「栄養」について自分が気になった部分に注目して見ていきます。

本のレビュー

著者について

鈴木 祐(すずき ゆう)

1976年生まれ 慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在は書籍や雑誌の執筆を手がける。

著書

「最高の体調」「ヤバい集中力」他多数

不老長寿メソッド かんき出版

本の概要 実戦編 正しく癒える

アンチエイジングのサイクルは、ダメージ(苦痛)→回復(癒し)でした。
前回の記事では、正しく苦しむに焦点を当てましたが、今回は「癒す」に注目したいと思います。

回復メニューは、以下の4つ。

  1. 栄養素
  2. 睡眠
  3. 美肌
  4. 脱洗脳

これらで、正しく体を回復させ、若返りを計ります。

栄養素

カロリーの質が重要

この分野については、栄養について「科学者たちが語る食欲」など、数冊読んでいるので、ある程度知識はありました。

ダイエットというと、カロリーを気にしますよね。カップラーメンが300calとか、マックが800calとか、その合計で良し悪しを決めていることもあるかと思います。

ですが、体を癒すということを考えると、カロリーのみ着目だけでは不十分です。

何から、カロリーを摂取するのか?です。

同じ100calでも砂糖入りのジュースから取るのと、野菜から取るのとでは、栄養という側面から見ると大きな違いがあります。

それでは、カロリーの質が高いものって何?という疑問が出てきます。

  • 満足度 満腹感の度合い 高いほど良い
  • 栄養価 必須アミノ酸やビタミンの多さ 多いほど良い
  • 吸収率 体脂肪に変わるスピード 低いほど良い
  • 効率性 体脂肪に変わる割合 低いほど良い

要は、満腹感が多く、栄養価の高い食品でありながら、体脂肪になりにくい食品がカロリーの質が高い食品になります。

具体的にカロリーの質の高い食品の順から、

  1. 低糖質な野菜
  2. 肉・魚・卵
  3. フルーツ・高糖質な野菜
  4. 乳製品
  5. 油・脂肪
  6. 穀類全般
  7. 加工食品・精製糖

となっています。

やっぱり、砂糖、加工食品はダメなんですね。

本を読むまで全然気にしていませんでしたが、最近は結構気になるようになってきました。

なるべく食材そのものからダイレクトにカロリーと栄養を取るようにした方がいいんですね。

プロトックス(酸化したタンパク質)に注意

自分はこの言葉、全く知りませんでした。

このプロトックスは、酸化したタンパク質のことで、アルツハイマーや関節炎の原因とも言われているみたいです。

タンパク質は積極的に取るべきですが、このプロトックスに気をつけて摂取しないといけないという事になります。

タンパク質の酸化の原因は多くあります。

例えば、養殖環境でその動物のストレス値が高いと酸化しやすい傾向にあったち、加工過程で酸化したり、長く酸素に触れさせたりすると酸化します。

せっかく、体のために不足がちなタンパク質を取るのだから、この部分に気をつけたいですよね。

酸化しにくい質の良いタンパク源がこの本で紹介されています。

優秀な順から、

  1. 卵白  卵の殻のおかげで酸素に触れにくく酸化しにくい
  2. 鶏胸肉  脂肪が少なく酸化しずらい
  3. 魚介類  オメガ3脂肪酸は酸化しやすいが、炎症を抑える効果もある。新鮮ならOK
  4. カッテージチーズ  脂肪・鉄分が低く酸化しにくい。高温加工されているものは要注意
  5. 牛肉・豚肉・羊肉  脂の多いものは酸化しやすいので、脂肪の少ないものが良い

なるべく、酸化しずらい食品からタンパク質の摂取を心がけたいですね。

卵や、鶏胸肉はトレーニーの必須食品なので、食べていてもOKなんですね。

やっぱり、皆が食べているには理由があったんだと思いました。

ホエイプロテインと重金属

1日のタンパク質を食品から取ろうとすると、結構大変ですよね。

そんな時、安価で手軽にタンパク質が取れるホエイプロテインが役に立ちます。

自分も、1日の半分くらいのタンパク質をホエイプロテインで取っています。

プロテインには、タンパク質補給という効果以外にも

  1. 食欲低減効果
  2. 体の酸化抑制
  3. 中性脂肪や悪玉コレステロールの改善

という、良い効果があります。

ですが、このホエイプロテインも手放しに全てのものが良いものではないみたいです。

ホエイプロテインの一部商品には、重金属が混入している可能性があるという事です。

重金属ってなに?という事になりますが、これは、鉛、ヒ素、カドミウムのような密度の高い金属のことで人体には有毒です。これが体内に蓄積すると、体調不良、肌荒れ、アレルギーなどを引き起こす原因となります。

この事実、初めて知りました。結構、怖いですね。

じゃ、重金属を避けてプロテインを飲むにはどうしたら良いのさ?って話になりますよね。

パッケージの裏に重金属の含有量なんて記載されていませんしね。

一番は、プロテインからタンパク質を摂取しない。という事になるんでしょうけど、なかなか、難しいですよね。自分も今、プロテインを飲むのやめたらだいぶ辛いです。

そこで、この本では、「Clean Label Project」や「Labdoor」などの第三者機関が検査した結果を参考にして購入したらどうか。と提案してくれています。

凄く助かりますよね。これらの第三者機関は、調査をし独自に定めた基準を下回った製品を公開してくれています。

自分の飲んでいるホエイプロテインもこれらの期間の基準を下回っているようなので、ひとまず安心ですが、なるべく、ホエイプロテインに頼らない食生活にシフトしていきたいですね。

まとめ

本当は、今回の記事で回復の4つの項目を書こうとしたのですが、なかなかのボリュームになりそうなので、細分化して記事にする事にしました。

今回は「栄養」で癒すに着目した記事でしたが、これはこの本の本の一部の内容で、特に自分が知らなかった。とか、自分にとってインパクトの強かった内容を記事にしました。

これ以外にも有益な情報が盛り沢山なので、気になる人は是非、読んでみてください!

最後まで読んでいただき有り難うございました。

また、次回の記事で。