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心の絶対法則

この記事について

この記事は、内海聡さん著の「心の絶対法則」を読んだ感想を書いています。

内海聡さんは、自身で世界一嫌われ医者というくらい、独特な考え方を持った方です。

でも、皆が言えないことを大きな声で言ってくれているな。と感じることも多く、YouTubeでも色々発信していて、参考になることがあるのでおすすめです。

心の絶対法則について

この本を知ったきっかけは、YouTubeの本要約動画でした。

賛否のある本だと紹介されていました。

著者の内海聡さんの他の作品は読んだことありませんでしたが、だいぶ癖のある人だと言われています。

この本からもそれが伝わります。

本の内容としては、オブラートに包むことなく、直球でメッセージを伝えてくる感じの本です。

全体的な感想としては、「人間色々勘違いしてるぞ。あんまり調子に乗るな!」みたいな感じですかね。

人間が人間として当たり前に暮らしているという常識を少し外してくれる。そんな1冊でした。

以下、自分が読んで印象に残っていることを3点書いていきます。

深層心理

まず、印象に残っているのは深層心理の考え方です。

人間の行動は深層心理に影響されている。と言います。

深層心理なので、自分の無意識の中にある意識で、自分で意識は出来ません。

意識できたら表層意識になってしまいます。

この深層心理は特に0歳から3歳までに深く刻まれるそうで、その時の感情だったり環境だったりに影響されるようです。

よく、自分の父親に似た人を好きになる。というようなことを聞いたりしますが、それは無意識の深層心理で選択しているみたいです。

人間の欲求は最初は表層意識として、意識的に欲しいという気持ちを持ってその欲求を満たそうとしますが、それが、手が届かない、到底満たされない、というように実現しないことを理解するとその欲求をいつまでも持っていてもストレスとなるため、封印します。そうすることで、表層意識から、深層心理へ仕舞われるようです。

諦めた、忘れて、つもりでいたものは、実は深層心理の中で沸々とその実現を待っていたんですね。

なんか好き、とか、なんか嫌な感じ。よくわからないけど好きになれない。みたいなのは実は深層心理が影響していることが多いのではないでしょうか。

無意識の領域なので、それこそ無意識にそれを選択してしまいます。というより、選択させられてしまいます。

サブリミナル効果って一昔前に流行りましたが、これを利用しているみたいです。

自分の行動って自分の意思でコントロールしていると思っていますが、実は全然そうではないことに驚きです。

自分の深層には何があるのか。

すごく興味出てきました。

星占い

もう一つは星占いについてです。

いきなり、星占いが出てきたわけではなく、この本では全てのものに周波数があるという量子力学のことが書かれています。

全てのものに周波数(振動数)があって、その周波数に対してアプローチをします。

今で言うと、ノイズキャンセリングなんて、これを使っているみたいです。

ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンは、ノイズの周波数と逆の周波数をぶつける事で音を打ち消してますね。

とまぁ、あらゆるものに固有の周波数があって、それに影響されるみたいです。

あらゆるものに周波数があるので、夏などの季節、生まれた日にも周波数があって、それに固有の特性があるんだとか。

それから導き出されたのが、ここで紹介されている星占いでした。

これを見るまで、占いなんて中間的な誰にでも当てはまるようなことを言っているから、当たらずいえども遠からず、みたいな感じで半信半疑でしたが、そこに紹介されている占い内容を見て、家族に当てはめたら、驚くほどピッタリ。娘2人、妻、自分の特徴をあてていました。

家族みんなで笑っちゃいました。

ただ単に、スピリチュアルなものだと思っていた占いでしたが見直しました。

陰陽五行

最後に、気になったのは、陰陽5行です。

5行とは万物は水・金・土・木・火の5要素で構成されていると考えた思想で、それぞれに特徴を持っています。

詳しくは、書籍はネットで調べてください。

この中で、どれが、どれと仲が良くて、どれとどれが仲が悪い。みたいな感じで相性があります。

前述した星占いにもこの属性がリンクしていて、面白いです。

この5行説の根拠や成り立ちまで調べてないので、もう少し詳しく調べてみたい気持ちになりました。

その中に陰陽という考え方があって、良い悪いというものは存在しないという考え方です。

どちらも1つのもので、表裏の関係。

どちらかをある考え方を持って良いとしているだけで、考え方を変えればそれも変わる。ということ。

「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず」と言われ、なんでも行き過ぎは悪いということです。

正義も悪も表裏ということですね。

世の中に絶対的な正義があるわけではなく、その正義の突き詰めると悪になる。そんなことなのでしょうか。

最近、こんなことを考えていたので、この陰陽の関係に照らし合わせたら納得できました。

現在、多様性が尊重される世の中です。例えばこれを正義とします。

多様性を受け入れない人を悪とした場合、多様性の行き着くところは、多様性を受け入れない人の排除。=悪なのです。

陽(正義)を極めようとした結果、自らが陰(悪)となってしまいますね。

全てのことにバランスは必要なんですね

何事も「中庸」が大事ということですね。

ダイエットをしているとカロリー制限や運動など、行きすぎてしまうことが多々あります。

自分の見た目や、健康のためと思ってやっていたことが、やり過ぎてしまい逆効果なんてことも珍しくない話です。

そんな時は、この陰陽の考え方を思い出して「中庸」を心掛けたいと思いました

まとめ

今回は心の絶対法則の感想について書きました。

今回の感想、この本の僅か数行部分のところで、この本には、もっと筆者の言いたいことは、沢山、そして大きいメッセージがあります。

現代の医療のこととか、本当にためになる知識が多いです。

そのメッセージは実際に本を読んで受け取ってみてください。

すごく、考えさせられる本です。

長くなってしまうので、今日はこの辺りにします。

最後まで読んでいただき有難うございました。

それでは、また次の記事で。