この記事について
自分が大好きなアニメ「4月は君の嘘」を紹介します。
見終わった時に、自分の心の中に大きな穴が空いたような感覚がありました。
なんとも言えない感覚です。
主人公の有馬公正は、物語の中で自分に向き合いながら成長していきます。
その自分と向き合う姿勢は、同じく自分を見つめ直している人にとって参考になるものだと思います。
今回は、この見なければ損するレベルのアニメについて、私視点で紹介させてもらいます。
四月は君の嘘
『四月は君の嘘』は、新川直司による日本の漫画作品で、2011年から2015年まで『月刊少年マガジン』で連載されていました。
この作品は、音楽、青春、学園をテーマにしており、全11巻が出版されています。アニメ化され、2014年から2015年にかけて放送されました。
主人公は中学生なのですが、高校生の方が設定的に良かったのでは?と思うぐらいしっかり恋愛しています。
また、オープニング曲も素晴らしく、作品にぴったりな曲です。
オープニング曲
第1話〜第11話: Goose house 「光るなら」
第12話〜第22話: コアラモード 「七色シンフォニー」
あらすじ
物語は、天才ピアニストの有馬公生が母親を失ったショックからピアノの音が聴こえなくなるというトラウマを抱え、その後の彼の日常がモノトーンに変わってしまうところから始まります。
彼の生活は幼なじみの澤部椿や新たに出会ったヴァイオリニスト宮園かをりとの関わりを通じて徐々に色づいていきます。
感動ポイント
天才ピアニストとして活躍していた公正ですが、演奏中にピアノの音が聞こえなくなるという謎の症状のため、音楽から距離を置いた生活をしていました。
音楽をやめた公正は取り柄もなく、後ろ向きな人物なのですが、ヒロインの宮園かおりととの出会いから、自分と向き合い始め、少しずつ音楽の道へ戻って行くのですが、
主人公は何度も何度も挫折します。
見ていると、「がんばれー!」と応援したくなるようなシーンもたくさんあります。
しかも、失敗が許されないような大きな舞台でも、演奏中に挫折します。
でも、毎回、毎回、色々な人が公正に力を与えます。
どん底からの回帰という至ってシンプルな描写なのですが、その描写とクラシックという音楽と絶妙に絡み合い、心を刺激します。
音楽にのせてメッセージを届けてくるので、言葉で伝えられるよりダイレクトに感じられます。
右脳に直接届ける。
そんな効果なのか、感動シーンでは、どれも印象深く心に刻まれています。
クラシックに興味が湧く
自分は原作は読んでなく、アニメのみなのですが、個人的には漫画よりアニメの方が相性がいいのではないかと思います。
なぜなら、音楽が聴けるから。
物語の多くに演奏するシーンが出てきます。
その音楽の強弱で演奏者の心境を表しているのですが、漫画でこの描写をどのようにしているのだろうと少し疑問に思います。
逆に、音のない漫画でそれを表せたということが、神業なのかもしれません。
その曲を知っている人は、漫画を読んでいるときに頭の中でその曲がひびいていたのでしょうか。
自分はクラシックに全く興味がなかったので、「四月は君の嘘」を見るまで聞いたことのない曲も多数ありました。
ですが、見終わってからは、曲と映像がピッタリとくっつき、曲を聴くとそのシーンが思い出されます。
そのおかげもあって、たまにクラシックを聴くようになりました。
聴く曲の多くはアニメで使われた曲なのですが、普段聞かない分野の曲に興味を持てて良かったと思います。
使われた曲はどれもいい曲なのですが、その中でも印象的な曲は
ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23
です。
おそらく、この作品を見た人は同じように思うかもしれませんが、物語とのマッチが凄まじく、延々に聞いていられます。
まとめ
イチオシのアニメで、感動すること間違いないしの作品なので、まだ、見たことない人は是非、見てください。
絶対に損はないと思います。
Amazonプライムでは配信されてないようです。が
U-NEXTなどでは、配信されていて一気に見られます。
自分は、好きなシーンだけ繰り返し見たりしてます。
音楽と同じような感覚で見られる(聴ける)のも、この作品の良いところだと思います。