My Self

本当にやりたいこと

この記事について

喜多川泰さん著の「手紙屋」を読んで感じたことを書きます。

皆さんには、人生を通して「やりたいこと」を持っていますか?

自分はその問いについては即答は出来ませんでした。

よくよく考えた今もその答えは出ていません。

そもそも、「やりたいこと」を意識すらしていなかったと思います。

そんな、盲目的に生きている自分に響く1冊でした。

「手紙屋」のあらすじ

「手紙屋」という職業の謎の人物との10通の手紙を通して、就職活動中の主人公が自分の本当にやりたいことを探していく。というのが大まかなストーリーです。

人生とは何か?という問い

人生とは何か?なんて言葉、生きているうちに何度か聞くことがある言葉だと思います。

自分も、いつ、どこで聞いたかは忘れましたが、何度か聞いた覚えはあります。

国語の授業だったかな?大学の哲学の授業か?

何度か耳にしていても、その言葉について良く考えることはありませんでした。

人生って一体なんなの?

シンプルで深く答えのない難しい問いだと思います。

そんな問いだからか、答えのない問題だからか、なぜかはわかりませんが、その問いに真剣に向き合うことは今の今までありませんでした。

きっと、その問いの答えを出さなくても生きていけるものなのだからなのでしょう。

きっと生きていく上では、必要不可欠な問いでは無いものだからでしょう。

主人公の「人生とは」の答え

手紙屋との10通の手紙を通して、主人公は人生について考えていていきます。

最終的には、「誰かのために生きる」というような答えに辿り着きます。

自分が行動することによって、明日以降の未来に誰かが幸せになる。

そのために、必要な選択をして、そのために必要な行動を日々行う。

この行動は、世間一般に言われる幸せへの道とは別の道を辿ることになる可能性もあります。

でも、主人公はあえて辛い薔薇の道を進む決断をします。

自分の「人生」のために。

自分の本当にやりたいこと

人生とは何か?という問いの延長に、自分が本当にやりたいことは何か?というものがあるともいます。

やりたいこと。

自分も真剣に考えました。今も考えています。

でも、何がしたいのか。良くわかりません。

おかしな話ですよね。自分の人生なのに、何がしたいかわからないなんて。

しなければいけないことは沢山あるのに。

小さい頃の夢

小さい頃は、夢を持っていました。

うる覚えですが、「大工」です。

理由は、父の仕事が大工だからです。

幼稚園の頃、将来の夢を聞かれて「大工屋さん」と答えたら、聞き間違いをされて、「バイクやさん」と表記され、親に笑われたのを覚えています。

懐かしい・・・。

でも、なぜ、「大工」と書いたのか。

今自分は「大工」とは縁遠い仕事についています。

大きくなって「大工」になろうなんて思ったこともありません。

ではなぜ?

きっと父が好きだったからかもしれません。

父が一番身近にいる格好良い大人だったんでしょうね(笑)

普通に生きる

人生の目標とは。の答えの定型には、お金持ち、成功者、有名になる。

なんてものが連なると思います。

自分も良く考える前までは、上記の答えを概ね持っていました。

今もそう思ってます。

お金持ちになりたいし、成功したいし、有名にもなりたい。

なれるならですが。

でも、なぜ?と聞かれるとわかりません。

とりあえず、世間一般の人が欲しがっているものだから、それを欲しているのだと感じます。

普通な人間は嫌だと思う反面、みんなが欲しいがるものを同じように欲しがる。

自分で普通を求めながら、普通を否定する。

考えていることが矛盾してますね。

実は自分で考えていなかった

こう考えると、今まで自分で考えていたと思っていたことは、実は用意された選択肢の中から選んでいるだけだったのでは?と思い始めてきています。

自分のことについても、将来のことについても。

実は自分で1からしっかり考えていなかったのかもしれません。

自分の残りの人生で自分は何をしたいのか。

ゆっくり時間をかけて考えていこうと思いました。

それらを考えるためにも、多くの読書や経験が必要になってくるのだと感じます。

だから、読書をしなさい。多くの経験を積みなさい。みたいなことを言われるのだろうな。と感じました。

まとめ

どこかで、40代になると、人生について考えるようになる「ミッドライフクライシス」なるものがあるようです。

自分も御多分に洩れず、それに、どハマりしているのでしょうね(笑)

でも、こんな考えを持てるのも人間の1つの特権なんだと思います。

生きる意味を考えることができる生き物なんて、おそらく人間くらいなんでしょうから。

しっかり、それらを含めて人間を楽しみたいと感じます。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

また、次回の記事でお会いしましょう。