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この記事について
「不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる」鈴木 裕著 を読んで気付いたことなどを書いていこうと思います。
今回は「不老長寿メソッド」の最終回、「脱洗脳」についてです。
今までは、老化を防ぐという視点での話でしたが、今回の「脱洗脳」は180度考え方を変えます。
「老化=悪い」となっている、凝り固まった頭をほぐして、老化に対するストレスを減らそうという試みです。
Part1で理論編として、なぜ苦痛と回復が必要なのかが書かれています。
Part2、3は実践編として正しい苦痛の与え方、正しい回復の仕方が書かれています。
Part4では、ロードマップ編として、タイプ別のアンチエイジング方法が提案されています。
今回はPart2の実戦編の「正しく癒える」の「脱洗脳」について気になった事などを書いていきます。
著者について
鈴木 祐(すずき ゆう)
1976年生まれ 慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在は書籍や雑誌の執筆を手がける。
著書
「最高の体調」「ヤバい集中力」他多数
不老長寿メソッド かんき出版
本の概要 実戦編 正しく癒える
アンチエイジングのサイクルは、ダメージ(苦痛)→回復(癒し)でした。
回復メニューは、以下の4つ。
- 栄養素
- 睡眠
- 美肌
- 脱洗脳
前回までで、「栄養素」「睡眠」「美肌」について書きましたが、今回は「脱洗脳」に注目したいと思います。
老化=悪 と考えると逃げ場がなくなる
人間が老いるのは自然の摂理であって、死と同様、誰も免れることが出来ません。
できる限り防ぐことは必須ではありますが、完全に止めることは出来ません。
ですので、「老化=悪」を徹底してしまうと、逃げ場がなくなります。
争っているのにどんどん老けていく自分にストレスを溜めてしまうようでは、アンチエイジングの逆効果ともなってしまいます。
老化以外についてにも言えることですが、楽観的な人は悲観的な人に比べて、生存率が29%、癌の発症リスクが16%低く、感染症に52%もかかりにくいというデータがあります。
恐らく悲観的な人はあらゆる部分でストレスを感じてしまうため、免疫システムが低下してしまうなどの悪影響の結果かと思います。
免れることのできない「老化」に対して、もっとポジティブなイメージをつけて人生を楽しんだ方が良さそうですね。
エイジズム
老化をすることに対する悲観的な印象を「エイジズム」と呼ぶようです。
30歳を過ぎると、ほとんどの人が感じますよね。
いつしか、あんなに待ち遠しかった誕生日が、来てほしくない日に変わってしまっています。
これらは、「歳をとると弱る。できることが少なくなる、楽しくなくなる。」など、知らず知らずに現代社会が与えた老化へのイメージです。
ちなみに、長寿が多い地域は、「老化」へのネガティブなイメージはなく、逆に社会から重宝がられる存在だそうです。また、老化にポジティブな人は認知症のリスクも低いというデータもあります。
社会全体が「老化=悪」という構図で動いてしまっているので、中々それに争うのは難しいと思いますが、意識から変えていく必要がありそうですね。
老化が悪であるという情報を鵜呑みにするのではなく、ポジティブな面を積極的に拾っていきましょう!
必要以上の外見チェックは幸福度を下げる
何気なくガラスに写った自分で髪型をチェックしたりして、鏡などに写る自分をチェックする回数が多いほど幸福度が下がるようです。
まぁ、考えてみれば当然ですよね。
老化がネガティブな印象を与えている現代社会で、「脱洗脳」を行わずに自分の老けた顔を見れば、少なからずストレスになりますよね。
「老けたなぁ」って思えば思うほどストレスです。
なら、不必要に見ない。
そうすれば、ストレスを感じる回数も少なくなるってことですね。
回数を減らしつつ、この本で紹介しているアンチエイジングを続けていれば、実年齢より若くなって、いつしか鏡をみて、「あれ?若々しくなってる!」なんて感じるようになって、どんどんハッピーになる良いスパイラルを作っていきましょう。
他人と比べると幸福度は下がる
SNSを利用している時間が多い人ほど「劣等感」が強くなる傾向にあるようです。
この劣等感は同時に「老化」に対するネガティブな印象を刷り込んでいると言います。
特に、画像系のSNSの影響が多いようです。
理由は簡単で、他人の容姿がダイレクトに伝わるからです。
世の中に多くの人がいます。その中には、生まれつき容姿が良かったり、肌が綺麗だったりと、自分の持っていないものを持っている人が無数にいます。
そんな人の日常を見れば見るほど、自分に対する劣等感が生まれるのも不思議ではないですよね。
SNS利用については、メリットも多くありますが、反面デメリットも数多く報告されていますので、程々にしないといけませんね。
自分の年齢でできる限界の若造りをする
ある実験では、高齢者に20年前に流行った格好をさせた結果、1週間で脳機能、運動機能が上がり、体の炎症レベルが下がったといういいます。
若造りするだけで、本当に若返るんですね。
身の回りでも、格好がおしゃれな高齢者って、むしろ、高齢者ってくくりで読んでいいか分からないくらい、オーラありますよね。
自分はまだまだ、っていう考えがあるから、ファッションにも敏感だと思うので、精神状態が若いのかもしれません。
やっぱり、考え方というか、心って、目には見えないけれど凄い重要な働きをしているんだと思います。
ただし、やり過ぎると、周りから引かれちゃうので注意と書いてありました。
でも、自分がやりたいファッションであって、自分が楽しく体に良い影響があるのなら、どんな格好でもいいと思います。ただし、他人に迷惑のかからない範囲で。
まとめ
今回は「老化」を違った視点で見る、「脱洗脳」について書きました。
「歳を楽しく重ねる」これが出来たら、人生楽しそうですね。
自分なりに、楽しい歳の重ね方を模索して生きていきたいと思います。
今回で全6回でレビューさせてもらった「不老長寿メソッド」ですが、すぐに使える知識満載で、沢山ある商品の中から何を選べば良いかの指標もあり、凄く参考になった1冊です。
自分はアンチエイジングにはほとんど興味はありませんでしたが、ダイエットをしていたので、アンチエイジングのベースは自然とあったようです。
ですが、自分がせっかくなので自分の取り組んでいなかった部分も手をつけてみようと思いました。
少し、若造りでもしてみようと思います 笑
今回も、最後まで読んでいただき有り難うございました。
また、次回の記事で。