第30回 キャリアコンサルティング技能検定 2級学科試験 解答(問41〜45)
この記事について
第30回 キャリアコンサルティング技能検定2級 学科試験 解答解説を作成しました。
解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
1記事5問ずつアップしていこうと思います。
設問:41
正解:3
選択肢1:不適切
入会できるのは原則として60歳以上の健康で働く意欲のある方です。
選択肢2:適切
高齢者の就業に配慮し、危険・有害な作業内容の仕事は引き受けていません。安全に配慮した仕事が提供されています。
選択肢3:適切
シルバー人材センターの就業は、原則「請負・委任」契約が中心であり、就業状況や仕事の仕方によって労働者派遣事業または職業紹介事業として実施することはあります。
選択肢4:適切
高齢者のライフサイクルに応じた任意の就業であり、就業日数や収入の保障はありません。本人の意志と体力に応じて働く形態です。
設問:42
正解:3
選択肢1:適切
リカレント教育とは、学校教育からいったん離れた後も、各自のタイミングで学び直しを行い、仕事で必要な能力を磨き続けることを指します。社会人の生涯学習として重要な概念です。
選択肢2:不適切
サポステ[地域若者サポートステーション]
年齢は15歳から49歳までを対象としています。
地域若者サポートステーション(通称サポステ)は、「働く」への一歩を踏み出したい15歳〜49歳までの現在、お仕事をされていない方や就学中でない方たちとじっくりと向き合い、本人やご家族の方々だけでは解決が難しい「働き出す力」を引き出し、「職場定着するまで」を全面的にバックアップする厚生労働省委託の支援機関です。
選択肢3:適切
正社員を雇用する事業所のうち、正社員に対して キャリアコンサルティングを行うしくみがある事業所は、41.8%であった。3年移動平均をみると、近年、4割前 後で推移している。
※令和6年度調査
正社員を雇用する事業所のうち、正社員に対してキャリアコンサルティングを行うしくみがある事業所は、49.4%であった。3年移動平均をみると、近年は上昇に転 じている。

選択肢4:適切
教育訓練給付制度は働く人の能力開発やキャリア形成を支援し、雇用安定や就職促進をはかる制度で、給付金対象の教育訓練はレベル等に応じて「一般教育訓練給付金」「特定一般教育訓練給付金」「専門実践教育訓練給付金」の3種類があります。
設問:43
正解:4
選択肢1:適切
キャリア教育は企業や大学だけでなく、小中高生の社会的自立を促す教育も含まれています。文部科学省も小学校から高校まで一貫したキャリア教育を推進しています。
選択肢2:適切
キャリアコンサルタントはキャリアコンサルティングのスキルだけでなく、人間理解や心理、行動、発達、メンタルヘルスなど多角的な深い知見を学び、相談支援に活かすことが求められます。
選択肢3:適切
企業の管理職に対し、キャリアコンサルティングの基本的知識とスキルの習得支援を行うことは、キャリアコンサルタントの役割として期待されています。
選択肢4:不適切
企業内キャリアコンサルタントの役割は、目標管理制度における面接の実施や評価ではなく、あくまで従業員のキャリア形成を支援することに重点があり、評価面接を直接担うことは通常の役割範囲外です。
設問:44
正解:1
選択肢1:適切
キャリアコンサルタントは、相談業務を通じて把握した共通する組織の問題について、個人を特定せずにその問題を指摘し、改善提言を行うことが重要な役割です。これは組織や環境への働きかけとして求められます。
選択肢2:不適切
相談者の了解なく関係者への協力要請を行うことは、プライバシーや倫理上の問題が生じるため、生命や安全の問題に限られていても慎重かつ相談者の同意が必要です。
選択肢3:不適切
利益相反の可能性がある場合でも、相談者に告げてただちにキャリアコンサルティングを中止する義務はなく、適切に管理しながら継続支援を検討するケースもあります。
選択肢4:不適切
企業内キャリアコンサルタントは相談者の問題解決のために関係者と連携を深めることはありますが、「常に相談内容の共有を行う」ことはプライバシー保護の観点から適切ではありません。
設問:45
正解:4
選択肢1:不適切
キャリア支援の社会的インフラ整備においては、キャリアコンサルタントの有用性や効果について積極的に社会に発信していくことが必要です。認知向上と支援環境の拡充に寄与します。
選択肢2:不適切
相談者の了解なしに職場の上司に相談内容を報告することはプライバシー保護の観点から基本的に認められず、不適切な対応です。
選択肢3:不適切
大学のキャリアコンサルタントは学生個人の支援のみならず、大学組織に対しても働きかけを行い、組織全体のキャリア支援環境の整備や改善に関わることも重要な役割です。
選択肢4:適切
セルフ・キャリアドックに関わるキャリアコンサルタントは相談者への助言だけでなく、キャリア開発プログラムの実施や管理も行い、幅広い支援を担います。
2級技能士 解説リンク集
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