この記事について
ロープレ面談実施後の振り返りを綴っています。
本日は、28回目の面談ロープレに参加した時の感想を書きます。
今回は、対面ロープレ(通算17回目)です。
大体、週に2回から3回のロープレをしています。
ロープレ回数
- 対面:17
- オンライン:11
- 通算:28
要約、言い換え
今回の面談で言われたことは、要約や言い換えを多用しているということ。
これも2級の対応が出てしまったのかと思います。
国キャリは、1つ1つのクライエントの発言を丁寧に伝え返しをすることを推奨されます。
ですが、2級はそのようなことをしていると時間がないので、要約したり、言い換えたりして、キーポイントのみを伝え返して、面談を進めていきますが、今回の面談では、それが出てしまい、国キャリの受験生には違和感に感じられたようです。
ただ、気をつけなければいけいないのですが、言い換えにより、クライエントの感情を他の言葉で言い換えた場合、「○○のような感じですか?」と、問いかけ、合意をしなければいけないなと思いました。
今回の面談では、「○○ということなんですね。」と断定している部分があったので、ここはクライエントに確認した上で、進める必要があるなと思いました。
共感的理解
今回のケースでは、仕事について自分なりに必死に考え、自分が会社に必要だということが会社には必要だと思われていないかもしれないという、間で生まれた葛藤でした。
このクライエントは自分自身のやりたいという思いではなく、組織や後輩のことまで、幅広い領域で物事を考えており、あちらを立てれば、こちらが立たない状況になっていました。
その辺りを伝え、「身動き取れないんですね。」と伝えたところ、「そうです。」と帰ってきました。
この辺りのやりとりについて、ロープレ後にクライエント役からフィードバックをもらいましたが、
自分の状況を言語化してくれて、しっかり話を聞いてくれていると感じた。
と言われました。
ロープレでも、この言葉はすごく嬉しいですね。
どの面談でも共感的に理解できるようにしたいものです。
課題解決思考
課題解決思考になっているという指摘を受けました。
今回の件に関しては、主訴の合意ができて、その主訴に対するアプローチをどうするかというステージになったと思ったので、具体的な方策を提案した流れでした。
個人的には、主訴の合意、目標設定まで行けたのなら、課題解決思考に切り替えなければいけないのではないかと思います。
課題解決思考は、いけないのではなく、関係構築や主訴の合意など、することもしていないうちに、課題解決をしようとすることがいけないのだと思います。
クライエントは、悩みを解決したいと思っているのですから、クライエントのニーズは課題解決です。
ただ、課題解決するには、その人が何に悩んでいるか、何をハードルに感じているのかを知る必要がある。
それを知るためには、その人が世界をどのように見ているかという内的準拠枠を知る必要がある。
だから、関係構築が最初に来るのだと思います。
要は、順番の問題なのかなと、思います。
ありたい姿
先日のスーパーバイズを受けたときに、ありたい姿と現在のギャップに人は悩むということを聞いて、それ以降の面談は、クライエントはどんな状態を望んでいるのかと、現在の状況を意識しながら面談するようにしています。
こうすることによって、
- 葛藤を抱えている今現在の感情への質問
- ありたい姿を知るための質問
- 現在の状況を知るための質問
- ギャップを埋めるたいが、一歩を踏み出せないハードルに対する質問
質問をこのようにブロックかすることができるようになりました。
- 今現在の思いや状況(葛藤)
- ありたい姿(目標)
- ギャップ(主訴)
- ハードル(問題)
こんな順番で面談を深めていくといいかもしれないなと、今は思っていますので、しばらくこれを意識してロープレしてみようと思います。



