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この記事について
ロープレ面談実施後の振り返りを綴っています。
本日は、23回目の面談ロープレに参加した時の感想を書きます。
今回は、オンラインロープレ(通算10回目)です。
大体、週に2回から3回のロープレをしています。
ロープレ回数
- 対面:13
- オンライン:10
- 通算:23
有資格者との1on1セッション
今回は、有資格者の方から1on1で指導いただきました。
自分の課題としては、
- 主訴を7分くらいまでに掴みたい。
- 伝え返しを丁寧に意識する。
この2点で最近は面談をしています。
この点を有資格者の方にお伝えし指導してもらいました。
事柄について
また、気持ちの部分に焦点を当てて面談を進めているため、面談によっては、事柄のことを全然聞けていない時もあります。
その辺りを相談したところ、主訴にまつわる部分で、話進めて聞く必要のある事柄を聞いていきべ十分とのアドバイスをもらいました。
聞けなかったことは、口頭試問で伝えればいいと割り切るようにします。
レポート形式かライブ形式か
今回、指導いただいて一番勉強になったのが、面談にレポート形式とライブ形式があるということ。
自分はレポート形式らしく、指摘されて気づきました。
レポート形式とは、クライアントの話をその状況の外から眺め話をしている感じです。
レポート形式とライブ形式の違い
レポート形式
CL1 母から勉強しろと言われたんです。
CC1 お母様から、勉強しろと言われたんですね。(伝え返し)
そのように言われて、どのような思われたんですか?
CL2 腹が立ちました。
このように、CLの発言を、その出来事が終わった後のレポートとして受け取るような感じです。
ライブ形式
CL1 母から勉強しろと言われたんです。
CC1 お母様から勉強しろと言われたんですね。(伝え返し)
お母様からは、具体的にどのように言われたのですか?
CL2 勉強しなければ、良い学校に入れないと言われました。
CC2 そのように言われた時、○○さんは、どのように返答しましたか?
CL3 今から勉強しようと思っていたところだ!と、怒り気味で言い返しました。
CC3 その後、お母さんは?
CL4 もう勝手にしなさい。って、それ以降は話さなくなりました。
CC4 その時、○○さんはどう感じましたか?
CL5 勉強をやらないつもりではなかったんです。ただ、キリの良いところまでゲームをやってから勉強しようと思っていたんです。それを、頭ごなしに言われたから・・・。
このように、その出来事が今、起きているかのように再現してもらうことで、よりリアルにクライエントの理解することができると思います。
ライブ形式の方がより深い感情を引き出せそう
どうでしょうか。
今、上記の架空の逐語を作成して思ったのですが、明らかにライブ形式の方が深い話ができそうだなと思いました。
レポート形式だと、運が良ければ、細かい気持ちまで吐露してもらえるかもしれませんが、運が悪ければ、端的なレポートでその時の気持ちを返される可能性があります。
ライブ形式であれば、そのやり取りの中で(CL3)、怒りを表現しています。
それを踏まえ、母からの発言を受けてどう感じたか?を聞いているので、より深いところからの発言を引き出せたのかと思います。
ライブを演出してもらう箇所が重要
やたらめったら、これをやっていたら面談は深まらないし、クライエントも「なにやらされてるんだ?」と疑問を持つかもしれません。
ライブ演出は、クライエントが一番話したいと思っている場所、悩みや、感情が一番多く湧きそうな場面を選ぶことが重要だと思います。
重要な場所がどこかが分かれば苦労はしないのですが、それは、日々の経験で感じ取るしかないかもしれませんね。
来談目的後の質問
自分が失敗する時は、大抵、来談目的後の質問がしっかりできなかった時です。
いつもなら、
CL「○○で悩んでいるんです。」
CC「もう少し詳しく教えていただけますか?」
という流れで始まりますが、たまに
CL「かくかくしかじか・・・・で、○○で悩んでいるんです。」
CC「・・・・・!」(最初の質問どうしよう?)
となってしまいます。
ロープレの90%以上が最初のパターンだったので、初めから来談目的を長く言われるとペースが乱れるというか、やることは変わらないのですが、なぜか、クライエントが話したいこととはズレた質問をしてしまいます。
来談目的を受けて、何に焦点を当てて質問するのかがとても重要なことであると痛感します。
やはり最初は絞らずオープンに質問
どの場合もやっぱりオープンに質問をすることを心がけたほうがいいかなと思います。
長めの来談目的であったとしても、語尾は「悩んでいる。」「どうしたらいいかわからない。」など、感情が含まれていることがほとんどです。
なので、
「○○で悩まれているんですね。そのお気持ちがどのような背景から生まれてきているのかも含めて、話しやすいところ(一番話したいところ)からで結構ですので、もう少し、詳しくお話ししていただけますか?」
と的を絞らず、話してもらうことがいいと思います。
そうすると、ほとんどのクライエントは、自分の一番話したいところを話すと思います。
そこを捉えて面談を進めると、主訴がズレないような気がします。
あてずっぽうで、狙いを定めて外すと大事故になりかねませんから、この最初の問いは、面談の中で一番重要なものと言えるくらい重要なのではないかと最近思います。
絞った質問をしたために遠回り
今回は、絞った質問をしてしまったため、遠回りして面談が進んでしまいました。
最終的には、帳尻が合った感じではありますが、もし遠回りをしていなければ、もっとCLの違う場面を見られたと思います。
今回の面談では、葛藤を引き起こしているクライエントの大きな2つの感情の1つを丁寧に聞き出せましたが、それに比べ、もう一方の感情を触れる程度にしか聞くことができなかったので、振り返ってみるとバランスが悪いように思います。
遠回りをしていなければ、そちらもしっかり聞けたかなと思います。
この辺り、口頭試問のできなかったことで発言する必要があるなと思いました。
有資格者からの指導は有益
やはり、有資格者からの指導は有益だなと思いました。
仲間内でフィードバックし合っているのは一段違った視点からアドバイスをいただけます。
自分の個人的な感想ですが、2級以上のホルダーさんの方が、システマティックアプローチが徹底的に刷り込まれている感じがあって、主訴を中心とした面談になっているのかという視点をしっかり見てくれている気がします。
2級の視点が、主訴を捉えて進めないことには、合格できませんからね。
2級以上の方から受けるセッションはとても有益なので、是非体験してみてください。



