この記事について
ロープレ面談実施後の振り返りを綴っています。
本日は、14回目の面談ロープレに参加した時の感想を書きます。
今回は、オンライロープレ(通算5回目)です。
大体、週に2回から3回のロープレをしています。
ロープレ回数
- 対面:9
- オンライン:5
- 通算:14
これ以上にない出来
この日のロープレのクライエントは、高齢期職員で、キャリアの変化に対する悩みでした。
このテーマについては、事前の予習でポイントがわかっていたので、悩んでいそうな部分を的確に傾聴していけました。
結果的に、これまでで一番うまくいったロープレだと思います。
フィードバックをいただくホルダーの方からも褒めてもらい、とても気持ち良く終えることができた面談でした。
これができたのも、前回、滅多打ちされ、その面談を逐語に落とし、何がいけなかったかを振り返ったことも影響しているかもしれません。
凹んだり、膨らんだり、本当忙しいです笑
伝え返しを意識する
最近の自分の課題である「伝え返し」を丁寧に。中盤以降も忘れずにしていくことを心がけました。
特に、相手の気持ちが乗っている部分については、特にゆっくり、丁寧に伝え返しをしました。そして、伝え返しをした後、3秒くらい間をおいて、CLが他に追加で会話をしないかを待つことにもチャレンジしてみました。
間を取ることによって発生する沈黙の辛さ。
ここについては、まだ慣れていないので、練習が必要だと感じました。
主訴を序盤から推定し、そこに焦点を当てながら関わっていく
今回の場合、来談目的から主訴と思われる部分が明確でしたので、そのあたりに焦点を絞り関わっていきました。
今回は15分では聞ききれない程、聞きたい事、聞くべきことが浮かんできました。
今回の面談に気づいたのは、定年を迎えセカンドキャリアに悩むCLに対しては、どのようにその仕事をしてきたのか。仕事をどのように捉えているのか。という、これまでのキャリアを振り返ってもらいながら、答えてもらうことが良かったように感じます。
序盤から、焦点を当てるべき部分が見つかるとスムーズに行きそうだなと感じました。そうなると、いかに、序盤にその部分を明確にするかが非常に重要であると感じます。
今回のケースも主訴だと思ったところ、さらにもう一段深い場所に主訴がありました。
その場所に行き当たるのと、当たらないのでは、関わり方がだいぶ変わるなと思いました。
それも、焦点の当て方が間違っていなかったため、掘り進めたら、本当の主訴にたどり着いたという感じです。
よく海で金属探知機を使って、貴金属を探している人いるじゃないですか。
あんな感じです。
金属(主訴)がありそうな場所を特定する。
反応した場所を少し広範囲(状況を聞きながら傾聴)に掘り進める。
範囲を徐々に狭めていく。(見立てを立てながら、主訴を絞っていく)
主訴にたどり着く。
「実は~」が出たら、絶対に逃さない
今回、主訴と思われる部分を傾聴していく過程で、少し疑問に思ったことがありました。
なぜ、それほどまでに、そのことにこだわるのか?
そのこだわりをいつまで保持したいと思うのか?
このような疑問が生まれました。
若干、対立構造になることを覚悟で、「そのこだわりはずっと持っていられるものですか?」と少し遠回りに聞いてみました。
すると、「実は~」というCLの言葉から、こだわりに対する本音が出てきました。
主訴にたどり着いた瞬間です。
この時、「あぁ・・・。納得」「そりゃそうだ。そりゃ、こだわるね」
と思いました。
自分でも、悩むなぁ。と思いました。
そして、正直に、「これは、本当に悩ましいですね」とお伝えし、2人でその悩ましさを共感する時間を作りました。
今までの面談では、余裕がなく、共感する時間を作ることはしなかったのですが、この時は、これは、「そうなんですね」で済むような話ではないなと感じました。
人生で何度か来る、とても大きな選択。
この岐路でCLが悩んでいたんだなと理解できました。
この先の展開
ここで、ちょうど時間が終了したため、この先の展開の話はできませんでしたが、2つの選択肢に対して、それぞれの選択について考えてもらい、どのように感じるかを聞きたいなと思いました。
そこから、感じるもの、得るものを言語化してもらい、その後に、価値観検査などし、自身の価値観を明確化します。
価値観が明確になった後、再度、同じように、それぞれの選択について考えてもらいたいなと思っていました。
逐語を作る
今回も逐語を作りました。
前回、撃沈した面談とは違い、話が飛ぶ質問が圧倒的に少なかったです。
焦点を絞っていたので、質問が散らばらず、まとまった面談になっている印象がありました。
前回の散らかった面談とは大違いです。
同じ人間が面談しているとは思えない。
そんな感じです。
ただ、うまくいった面談のなかでも、質問の仕方や、適切でない質問をしようとして待った部分があり、改善の余地は大いにあると感じます。
一番の収穫は、この旨くいった面接の確かな感触。
これを得られたことは、これから試験に臨む身として、とても大きな収穫であったと感じます。
次回の面談も、このように行けばいいなと思います。