行政関係資料

令和6年度 自殺対策白書 まとめ

この記事について

過去に出題のあった統計資料「自殺対策白書」の令和6年度の要旨を箇条書きにしてまとめました。

直近の傾向を捉えるために流し見すると良いと思います。

厚生労働省のHPには、グラフ付きの概要がありますので、イメージをつけたいと思う方は下記リンクから白書を見てください。

令和6年度自殺白書(厚生労働省HP)

第1章 自殺の現状

自殺者数と年齢階級別自殺死亡率の年次推移

  • 令和2年に11年ぶりに増加に転じた後21,000人台で推移
  • 令和5年は21,837人と前年より減少
  • 男女別にみると、男性は2年連続の増加、女性は4年ぶりに減少
  • 年齢階級別の自殺死亡率(10万人当たりの自殺者数)は、令和2年以降多くの年齢階級で上昇。
  • 特に40歳代は令和5年まで連続して上昇
  • 50歳代は令和3年から4年にかけて大きく上昇。
  • 10歳代は近年緩やかな上昇傾向。
  • 令和5年の小中高生の自殺者数は513人と、過去最多であった前年と同水準。

令和5年の自殺の状況

職業別の自殺者数

  • 「有職者」が男女ともに前年度より増加
  • 「無職者」が最多であるが、前年度より現象

自殺の原因・動機

  • 「健康問題」が男女ともに減少
  • 「経済・生活問題」が男女ともに増加
  • 最多は、男女とも「健康問題」
  • 男:2位「経済・生活問題」
  • 女:2位「家庭問題」

第2章 こどもの自殺の状況と対策

こどもの自殺の増加

  • 自殺者数は、全体としては減少傾向にあるものの、こどもについては増加傾向
  • 特に、小中高生の自殺者数については、令和5(2023)年に513人となり、過去最多であった前年と同水準で推移
  • この状況を大変重く受け止め、令和4年に、こども・若者の自殺対策の更なる推進・強化のため、第4次「自殺総合対策大綱」を閣議決定
  • 令和5年には、「こどもの自殺対策緊急強化プラン」を策定。

小中高生の自殺の原因・動機(大分類)

  • 小中高生は自殺の原因・動機が「不詳」である割合が高く、学校段階が上がるにつれ、その割合は低下。
  • 「家庭問題」の割合が高いのは、男女ともに小学生

「健康問題」の割合が高いのは、女子高校生

  • 「学校問題」の割合が高いのは、男性では中学生、高校生であり、女性では中学生
  • 小中高生の自殺の原因・動機(詳細項目)
  • 主な自殺の原因・動機の詳細項目
  • 「家庭問題」⇒「家族からのしつけ・叱責」、「親子関係の不和」
  • 「健康問題」⇒「病気の悩み・影響(うつ病)」、「病気の悩み・影響(その他の精神疾患)」等
  • 「学校問題」⇒「学業不振」、「その他学友との不和」、「その他進路に関する悩み」等

小中高生の自殺の増加と原因・動機

  • 小中高生のうち、男性は2019年、女性は2020年に自殺者数が急増
  • 特に男子高校生、女子中学生及び女子高校生が大きく増加
  • 自殺者数の急増に伴って増加した自殺の原因・動機
  • 女子中学生では「不詳」、「その他家族関係の不和」、「学業不振」
  • 男子高校生では「病気の悩み・影響(うつ病)」
  • 女子高校生では「病気の悩み・影響(その他の精神疾患)」 、 「不詳」 、 「病気の悩み・影響(うつ病)」

小中高生の自殺者における自殺未遂歴

小中高生の自殺者急増前(2009〜2019年)、自殺者急増期(2020〜2021年)、自殺者急増後(2022〜2023年)の各期間について、小中高生の自殺者に占める自殺未遂歴ありの割合の推移

  • 女性は、自殺者急増期に自殺未遂歴ありの割合が上昇
  • 女子小学生は、自殺者急増後も自殺未遂歴ありの割合が横ばいで推移
  • 2022年以降では、小中高生は男女ともに自殺未遂があった時期が自殺の1年以内である場合が過半数を占める。
  • 特に女子小学生や女子高校生では、自殺から1か月以内に自殺未遂歴があった自殺者の割合が高い。

長期休暇明けの小中高生の自殺

日別小中高生の自殺者数

  • 8月後半から増加し、特に夏休み明けの9月1日に多い
  • 過去の分析と比べ、夏休み明けの9月1日の自殺者数は減少し、春休み明け(4月上旬)の自殺者数の増加は緩やかに。

地域別

  • 「北海道・東北」の自殺者数が特に増加する時期は、「その他地域」よりも2週間ほど早い。
  • 北海道・東北地方については、夏休み明けが1〜2週間早い傾向にあることと関連があると考えられる。

こどもの自殺対策緊急強化プランの取組状況

令和5年6月、「こどもの自殺対策緊急強化プラン」策定

主な施策の取組状況

  • こどもの自殺の要因分析
  • 当事者へのヒアリング等を通じた施策評価
  • こどもの居場所づくり
  • 自殺予防のためのチームの設置
  • 遺されたこどもへの支援
  • 自殺リスクの早期発見 
  • 電話・SNS等を活用した相談体制の整備
  • 夏休みの集中的な啓発活動の実施

まとめ

今回は自殺対策白書をまとめました。

頻出の資料ではないので、そこまで力を入れなくてもいいかなと思いますが、傾向くらいは覚えておくといいと思います。

試験が近くなった際に流し見するといいのではないかと思います。

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