過去問関係

第27回 国家資格キャリアコンルタント試験 学科試験 解答解説(問45〜50)

この記事について

第27回 国家資格キャリアコンサルタント試験 解説を作成しました。

過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしています。

問:46

正解:4

選択肢1:不適切

相談過程の終結は、目標の達成だけでなく、相談者の納得と合意が重要です。
終結の合意が得られない場合には、相談者の気持ちや不安に丁寧に寄り添い、感情面も含めて傾聴し、終結を話題にすることが大切です。
達成感を味わってもらうだけで一方的に終結するのは適切ではありません。

選択肢2:不適切

相談はあくまで相談者のためのものです。相談者が終結を希望する場合、無理に続行を働きかけるのではなく、相談者の意思を尊重しつつ、必要に応じて今後の支援の可能性について案内するのが適切です。

選択肢3:不適切

キャリアコンサルタントの都合で終結する場合でも、終結の事情説明だけでなく、今後の支援やリファー(他機関紹介)など、相談者の今後に配慮した対応が重要です。

選択肢4:適切

面談が長期化し、変化が見られない場合は、相談者とともに現状を振り返り、終結や他の支援機関へのリファーについて話し合うことが適切です。相談者の利益を最優先に考えた対応です。

問:47

正解:2

選択肢1:適切

キャリアコンサルタントは自らの専門領域を超える課題に対して、心理臨床や福祉など他分野の専門家・機関とのネットワークを構築し、必要に応じてリファーすることが重要です

選択肢2:不適切

企業内であっても、メンタルヘルスや法的問題、福祉的支援など、社内で解決できない課題が生じる場合があります。そのため、外部の専門機関や専門家とのネットワークも不可欠です。内部ネットワークだけで十分という考えは誤りです。

選択肢3:適切

相談内容が多様化・複雑化する現代では、法律・金融・福祉など幅広い分野の専門家や機関とのネットワークが必要とされています。

選択肢4:適切

キャリアコンサルティングの質を高めるためには、他分野の専門家とのコンサルテーションや情報交換が重要であり、日頃からネットワークを構築しておくことが推奨されています。

問:48

正解:4

選択肢1:適切

報告書では、キャリアコンサルタントの業務が高度な対人専門職であり、信頼関係の構築が不可欠であることが強調されています。

選択肢2:適切

専門職としての倫理観や社会的責任感、相手を尊重する姿勢は、報告書でもキャリアコンサルタントに求められる資質として明記されています。

選択肢3:適切

実践経験の機会確保や環境整備の必要性は、報告書の主要な課題の一つとして繰り返し指摘されています。

選択肢4:不適切

スーパービジョンは、初心者だけでなく、すべてのキャリアコンサルタント(経験者も含む)にとって重要であり、継続的に受けることが資質向上に不可欠と報告書で明記されています。

問:49

正解:2

選択肢1:適切

面談記録では、事実(客観的な出来事)、推測(キャリアコンサルタントの考え)、解釈(意味づけや分析)を分けて記載することが推奨されています。

選択肢2:不適切

事例報告書は、キャリアコンサルタントの関心事だけでなく、面談全体の流れや相談者の語りの全体像を客観的・網羅的に記載する必要があります。特定の部分だけを厳選するのは不適切であり、全体を俯瞰した記述が求められます。

選択肢3:適切

逐語記録は、発言を一言一句正確に記録し、沈黙や相槌、非言語的な動作も記載することが求められます。

選択肢4:適切

スーパービジョンは自己研鑽や専門性向上に有効であり、キャリアコンサルタントの成長に欠かせません。

問:50

正解:3

選択肢1:不適切

キャリアコンサルタントはクライエントの主体性やペースを尊重する必要があります。
クライエントが目標提示を避けたがっている場合は、その理由や気持ちに寄り添い、無理に指導的な態度をとるのではなく、共感的に傾聴しながら一緒に考える姿勢が求められます。

選択肢2:不適切

クライエントの話を傾聴することは大切ですが、面談の目的や期待する効果を確認しないまま終えるのは適切ではありません。
面談の目標や進め方を明確にし、クライエントの期待をすり合わせることもキャリアコンサルタントの重要な役割です。

選択肢3:適切

クライエントの同意を得たうえで、スーパーバイザーなど第三者の専門的な意見を求めることは、より良い支援につながります。
守秘義務や倫理を守りつつ、必要に応じて専門的な助言を活用する姿勢はキャリアコンサルタントとして適切です。

選択肢4:不適切

アセスメントを実施する際は、ツールの目的や特徴、活用理由を必ず説明し、納得のうえで進めることが必要です。

国家試験 第27回 問1〜50解説リンク集

↑この記事が良いと思ったら
❤️クリックをお願いします。ブログ運営の励みになります。