この記事について
第２６回 国家資格キャリアコンサルタント試験 解説を作成しました。
過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
１記事５問ずつアップしています。
問：４１
正解：１
選択肢１：不適切
2022年の厚生労働省編職業分類（第5回改定）は、「国際標準職業分類（ISCO）」に準拠するためではなく、「日本標準職業分類」との整合性や、産業・職業構造の変化、求人・求職のマッチングの円滑化を主な目的として改定されました。日本標準職業分類は国際標準職業分類と整合性を持たせていますが、厚生労働省編職業分類は日本標準職業分類に準拠しているため、直接的に国際標準職業分類に準拠しているわけではありません。
選択肢２：適切
大分類の見直しでは、旧大分類の異なる複数の項目を統合して新たな分類項目を設定するなどの変更が行われました。
選択肢３：適切
中分類では、分類項目の新設、分割、名称変更などが実施されています。
選択肢４：適切
小分類では、旧小分類と旧細分類の統合、新たな分類項目の設定、旧小分類の分割・細分化が行われました。
問：４２
正解：４
選択肢１：適切
問題を抱える学生や発達障害の可能性のある学生等、特に支援が必要な『ハイリスク層』に対して、的確に見立てを行い、学内・学外の機関や専門家に適切にリファーする力も必要。リファーは専門性を要するケースで不可欠な対応です。
選択肢２：適切
企業等から情報を収集する能力、個々の学生のニーズに応じて適切な情報をタイミングよく提供する能力が個別相談で求められます。学生の状況に応じた情報提供は支援の基本です。
選択肢３：適切
エントリーシートやジョブ・カード、大学が導入しているキャリアシート等も活用しながら、支援のプロセスを蓄積・整理し、これを活かしていく能力も必要です。ツールを活用した支援は実際の現場で広く行われています。
選択肢４：不適切
短期的なテクニカルな就職支援にとどまらない長期的な視野から支援を行うことが強重要で、単なる就職支援ではなく、キャリア形成を促進する支援が求めらます。短期的な就職活動支援に限定することは、大学のキャリア支援の目的に反します。
問：４３
正解：２
選択肢１：不適切
キャリアコンサルティングでは、クライエントとキャリアコンサルタントが目的を共有し、協働的に目標設定を行うことが重要です。目的を共有しないと、支援の方向性がずれたり、効果的なアドバイスができなくなります。
選択肢２：適切
インターンシップや現場見学に加え、業務内容や職場環境を体験できるアルバイトも啓発的経験に含まれます。
選択肢３：不適切
トライアル雇用では、参加後の振り返りやフィードバックが不可欠です。企業側が透明性のある評価基準や適切なフィードバック体制を整えることが重要であり、振り返りを欠くと適性評価やミスマッチ解消が不十分になります。
選択肢４：不適切
トライアル雇用は「正式な雇用を保証する制度ではない」と明記されています。企業と求職者の双方が合意した場合にのみ正式雇用に移行します。
問：４４
正解：４
選択肢１：不適切
キャリア・プランは柔軟に見直すことが必要です。キャリア・プランの作成と継続的に見直し、市場環境や個人の状況変化に応じて修正すべきものです。固定化は現実的ではありません。
選択肢２：不適切
相談者自身とその家族などとの生活も踏まえて、どのような人生を送りたいのかを考え、職業設計と生活設計は統合的に検討すべきであり、どちらかを優先させる考え方は適切ではありません。
選択肢３：不適切
長期的目標（10年程度）と短期的目標（1～3年）を設定することが必要とされています。キャリアコンサルティングでは長期的視野と短期的行動の両方を扱うため、短期的視点のみに限定する記述は誤りです。
選択肢４：適切
能力開発に関する追加情報の収集や職業訓練等の情報提供もキャリアコンサルタントの重要な役割です。
問：４５
正解：２
選択肢１：適切
自己効力感（「自分ならできる」という自信）を高めることは、方策実行の重要な要素です。バンデューラの理論に基づき「成功体験」や「モデリング」が自己効力感向上に有効とされています。生活場面のイメージングは具体的な行動計画を立てる上で効果的です。
選択肢２：不適切
方策実行前のリスク予測と対処策の検討は、相談者が現実的な準備をするために不可欠です。「メリット・デメリットの比較検討」「進め方の説明」が必須とされ、問題点を無視すると計画が非現実的になります。相談者の不安を軽減するためにも、困難を想定した支援が必要です。
選択肢３：適切
「モデリング（代理経験）」が自己効力感を高める方法の一つです。他者の成功例を観察することで、相談者は「自分もできる」という自信を獲得できます。
選択肢４：適切
方策実行中の「進捗管理」や「フォローアップ」がキャリアコンサルタントの役割とされていますが、支援が常に届かないこともあるため、クライエントのセルフモニタリングの習得は有効です。
国家試験 第２６回 問１〜５０解説リンク集
この記事が良いと思ったら
↓❤️クリックをお願いいます。ブログ運営の励みになります。
