この記事について
最近、受験生のロープレのフィードバックをすることが多くあり、その際に受験者が悩んむポイントで多いところを書こうと思います。
今回は、クライエントの葛藤についてです。
葛藤の両面を確認する
全てではありませんが、「○○をしたい」けども「△△も大事」という思いの中で、両方を取ることができないという葛藤を抱え、前に進めないという悩みを抱えているクライエントが多いです。
この場合、注意しなければいけないのは、クライエントにとって2種類のニーズがあり、それを選べない状態であるということを理解しなければいけません。
ですが、来談目的で語られるのは、そのうちの一方のことだけであることがあります。
例えば、「部長から叱責を受け、この先どうしようか悩んでいる」というような相談の場合、まず語られるのは、部長からどのような叱責を受け、どのように感じているかということだと思います。
そして、部長とのこれから良いコミュニケーションが取れないと考え、転職を考えているといます。
受験生の多くは、この叱責された事実と感情のしっかり聞き、中には、どうしたら、下がった自己肯定感を上げることができるかを考えることをすると思います。
また、
転職はどんな分野に?
みたいに転職について掘り下げるCCもいるかと思います。
ですが、このクライエントは、どの分野に転職しようかという来談目的ではなく、
「この先どうしたらいいのだろうか?」
という漠然とした悩みを抱えているのです。
この場合、転職に向けて動いているのならば、キャリアコンサルタントには相談には来ないと思います。
ここで、考えなければいけないのは、
「なぜ、このクライエントは、お金と時間を使って、キャリアコンサルタントに相談に来たか」
です。
なぜ、転職に向けて舵を切らないのか?
この部分を確認して、転職に踏み切れない理由の確認することで初めて、このクライエントの葛藤が理解できます。
それらを知ることで、動けない状態を理解することができます。
これを理解することで、やっと相談が始まるのだと思います。