この記事について

今読んでいる本「リフレーミング」(NLP神経言語学的プログラミング)チリャード・バンドラ著から、わからないところを調べたので、備忘記録としてまとめました。

キャリアコンサルタント試験の実技試験では使わないかもしれませんが、クライエントの問題に対するアプローチ方法の1つとして持っていると役立つ内容かと思いました。

神経言語プログラミング(NLP)

神経言語プログラミング(NLP)は、1970年代にリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーによって開発された、コミュニケーションや心理療法のためのアプローチです。

基本概念

NLPの名称は「Neuro(神経)」「Linguistic(言語)」「Programming(プログラミング)」から来ており、五感を通じた外界の情報が言語とともに脳内でプログラム化され、思考・感情・行動を形成すると考えます。

このプログラムを分析・再構築することで、望ましい変化(行動変容、対人関係改善)を促すのが目的です。

例: 過去の体験が自動反応を引き起こす「アンカー」を特定し、リフレーミングで意味づけを変える。

主な原理と技法

  • モデリング: 成功者の思考・行動パターンを観察・再現。
  • リフレーミング: 出来事の解釈を変える(例: 「頑固」→「意志が強い」)。
  • ストラテジー: 五感の順序を活用した達成戦略。

神経言語プログラミング(NLP)の3つの主要技法について、それぞれ詳しく解説します。

モデリング

モデリングは、望む結果を出している成功者(モデル)の思考・行動・信念を観察し、再現するNLPの核心スキルです。

具体的には

  1. 結果を明確化
  2. モデルを選定
  3. 仮想スクリーンでモデルの動作・表情・声を観察
  4. モデルに「入り込み」五感(視覚・聴覚・身体感覚)で体感
  5. 自身の行動をイメージして実践

というステップを繰り返します。

リフレーミング

リフレーミングは、出来事や行動に対する「意味づけ」を変える技法で、ネガティブな解釈をポジティブに転換します。

例:「頑固」→「信念が強い・一貫性がある」、「失敗」→「学びの機会・次への改善点」。

コンテクスト・リフレーミング(状況による再解釈)とコンテンツ・リフレーミング(意味の再定義)の2種類があり、クライアントの制限的ビリーフを柔軟化します。

キャリア相談では「この転職は失敗」→「市場価値確認のための貴重な経験」と変えることで、行動意欲を高めます。

ストラテジー

ストラテジーは、優秀な人が成果を出すための「五感の順序・内部プロセス」を抽出・再利用する戦略設計です。

例: アイデア創出のTOTOストラテジー(視覚イメージ→内部対話→視覚確認→身体感覚)のように、VAK(視覚・聴覚・運動感覚)の代表システムを順番にコード化し、自身の達成プロセスに応用。

これを分析すると「何をどう順番に感じているか」が明確になり、問題解決や意思決定を効率化。

6段階リフレーミング

6段階リフレーミングは、NLPの代表的な技法で、「やめたいのにやめられない」行動や反応を変えるためのステップ式プロセスです。

手順の概要

この技法は、無意識のパート(人格部分)が持つ肯定的意図を尊重しつつ、新しい選択肢を導入します。

ロバート・ディルツらが発展させたもので、以下の6ステップで進めます。

  1. 変化対象を特定
    問題行動や反応(例: 過度な飲酒、先延ばし)を明確に選び、イメージで再体験します。
  2. 問題を生むパートと対話
    その行動を引き起こす内面的パート(例: 胸の違和感)とコンタクト。挨拶し、コミュニケーションを確立します。
  3. 肯定的意図を探る
    「この行動で何を達成しようとしているか?」と質問。保護・リラックスなどのポジティブな目的(例: ストレス解消)を明らかにします。
  4. 代替案を生成
    創造的なパートに「同じ意図を満たす他の方法を3つ以上提案して」と依頼(例: ジム通い、趣味)。
  5. 同意を得る
    元のパートに「これらの代替案でOKか?」と確認。合図(例: 体の感覚)で了承を得ます。NGなら4に戻ります。
  6. エコロジーチェック
    「これに反対する他のパートはいるか?」と確認。反対があれば、そのパートでプロセスを繰り返し、全人格の調和を確保。

まとめ

相談者の中には、自己肯定感が低い人がいます。

第35回の2級試験の渡辺さんのケースなどが該当しそうだなと思いながら本を読んでいました。

そのような相談者へのアプローチ方法の1つとして役立つテクニックかと思いました。

1回読んだだけでは、理解できる内容ではないので、繰り返し読んで理解したいと思います。