この記事について
本日、ロープレ面談をしてきました。
就職がうまくいかないというCLに対しての面談を実施した際に、自分の価値観が邪魔になったと感じたので、そのことを忘れないうちに書き留めます。
面談には自分の価値観は邪魔になる
今日の面談の中で、CLがやりたいと思っている職種があり、その仕事に就こうと思っているものの、求人が多くなく、年齢的にも厳しいというCLからの話がありました。
この話を聞く前から、不遇な状況により、環境に翻弄されるCLを不憫に思ってしまい、CLの望む職種に就けるよう支援したいと思ってしまいました。
このCLは、CLが希望する職種に就くべきだ。
と言う価値観が生まれていました。
きっと、この場合は、
このCLは、この職種に強い思入れがあるんだな。
とするべきだったように、今振り返ると思います。
問題解決思考
自分の価値観から、どうやったらこの状況から、CLが抜け出し、希望の職種につけるのかという課題解決思考にいつの間にかなってしまいました。
こうなると、途端に、クライエントとの関係構築が難しくなります。
話が上滑りしているような感覚で、一向にクライエントとの距離が縮まりませんでした。
自分のCLに対する見方と、そのクライエント像に相応しい方策を考えていて、本当のCLを置き去りにしていたなと思います。
どうすればよかったのだろうか
このCLは雇用保険を使うことを躊躇していました。
私は、躊躇している理由を確認しましたが、それを使わないことに対するCLの思いを確認しませんでした。
もしかしたら、本当は使いたいのに止まっているのかもしれない。
または、雇用保険を使った後のことをイメージできていないのかもしれない。
この雇用保険に対するCLの考えを傾聴することで、展開は変わったのかもしれない。
また、CLを取り巻く人々との関係についても、もう少し丁寧に聞いてもよかったかもしれない。
雇用保険の利用の躊躇は、もしかしたら、CLの周辺の人たちの価値観をそのまま自分の中に入れているのかもしれない。
など、今振り返ると、様々な展開が考えられました。
面談が苦しくなったとき
これまで、ロープレ面談をしてきた中で、面談が苦しくなった時に共通して言えるのが、自分が問題解決思考になっている時でした。
その根っこには、「CLはこうするべきだ」「CLはこうなるべきだ」と言うような、CCの勝手なCLに対する価値観があるように思います。
面談が苦しくなったと感じた時は、自分自身の価値観で面談を進めていないか、立ち止まって考えることも必要かもしれないなと思います。
次回の面談から、注意して、苦しくなったときは、このことを思い出そうと思います。