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この記事について
ロープレ面談実施後の振り返りを綴っています。
本日は、8回目の面談ロープレに参加した時の感想を書きます。
今回は、対面ロープレで、対面は通算6回目です。
クライエント役、オブザーバーから見えるもの
今日は、キャリアコンサルタント役1回、クライエント役2回、オブザーバー1回、計4回のロープレを実施しました。
ロープレをやり出した当初は、CCをできるだけ多くやることを意識していましたが、最近はCL役とオブザーバーにも多くの学びがあると感じました。
クライエント役から見えるもの
クライエント役は、そのまんま、クライエント視点になって面談を体験できるのが非常に学びになります。
個人的には、自分の本当の困りごとをそのまんまぶつけるといいかと思います。
自分も悩んでいた当時のこと。また、将来悩むだろうなと言うことで役作りをしています。
自分がCCでも困るだろうなという役ですので、私がCL役の人をいつも困惑させてしまいます。
CLには、話をしたい方向性があって、その路線の話でないと、なんとなく、面倒臭い感じになります。
内心は、その話はしたくないのに。
とか思って会話をしたりします。
これは、恐らくどのCLも感じることじゃないのでしょうか?
そのポイントを出だし5分あたりで探ることが重要なんだと思います。
この5分でどの程度、関係構築ができるかで、その後、踏み込める深さが決まってくると思います。
オブザーバーから見える視点
圧倒的に俯瞰した視点で面談を見ることができます。
なんのプレッシャーもなく、単純にその面談の流れ、CCの感情、CLの感情を満遍なく眺めることができます。
CC役の時には見落としてしまいそうな、CLの感情の言葉や、熱がこもった言葉など、気になることが沢山見えます。
不思議ですよね。
CCの視点では、見えなかったものが、オブザーバー席から見えたりするんです。
これは、逐語記録を作っている時にも同じような視点を得られます。
養成講座の先生も逐語記録を作った方が良いと言っていた意味がここにあるのだなと思います。
ロープレをやるごとに貯まる感情の込められた言葉
前回は、ロープレをやればやるほど、課題が増えると書きましたが、悪いことだけではなく、良い面もたくさんあります。
その1つが、クライエントの感情の込められた言葉です。
「やりがい」などという言葉がその典型で、その言葉が出た時には、「いただきます!」と言わんばかりに飛びつきます。
このような、クライエントにとって特別に意味を含んだ言葉をたくさん知ることができます。
今日は、「ブラック」と言う、言葉についてインプットしました。
今回のロープレで、「ブラック企業で辛い。」とクライエントから発言がありましたが、その時、私は、「ブラック企業なんですね。辛い思いされてるんですね。」と伝え返しただけ。
このクライエントがどのようなことをブラックと感じ、会社でどのような状況なのかを詳しく聞けたはずです。
それを私は、自分のブラック企業のイメージに重ねて「わかったふり」をしていました。
これは一例で、それ以外にも多くの言葉がクライエントにとって意味を持った言葉であったことを学び、大変、ロープレをやるごとに勉強になります。
クライエントの気持ちを整理する面談
本日のクライエント役の方からフィードバックをもらった時、
細かく、整理をしながら面談を進めてくれたので、自分自身の気持ちを整理しながら話をすることができた。
と言われました。そして、整理することで、内省をするきっかけが得られたとのこと。
私自身、整理をしながら聞いていたつもりはなく、自分がCLを理解するために、細かく区切りながら、
これは、仕事のこと。これは、家族のこと。
これについては、このように感じている。
それについては、そのように感じている。
と言うように、話をして行ったことが、このクライエントには良かったのだと思います。
手応えのあった面談
自分の中で、今回の面談は、クライエントの内省を促すことができ、クライエントが気づいていない部分に焦点を当てることができ、手応えのある面談だと思いました。
話していて、苦しくならず、もっと、クライエントのことを知りたいと感じました。
苦しかった面談と違い、この時は、「この先どうしよう?」とか、「こうすればいいんじゃないか?」と言う解決思考はなく、
どうすれば、クライエントの悩みの根源に辿り着けるんだろう?
と、一緒に道を探している感じで、冒険をしているようで、楽しかったです。
クライエントも、一緒になって、あーでもない。こーでもない。と考えてくれたので、楽しめたのだと思います。
こんな風に、毎回、面談ができたらいいなぁ。と思います。