プラス1点の知識

小・中・高の学習指導要領


別活動を要としつつ各教科等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図る」という趣旨が記載されている、小学校・中学校・高等学校それぞれの学習指導要領(総則)の該当箇所を整理します。


1. 小学校学習指導要領(平成29年告示, 令和2年度全面実施)

出典:総則 第1章 第3の(2) キャリア教育の推進

キャリア教育の推進に当たっては、特別活動等の別活動を要としつつ、各教科等の特質に応じた指導を行い、児童が自己の在り方や生き方を考えることができるよう、生きる力の育成を図ること。


2. 中学校学習指導要領(平成29年告示, 令和3年度全面実施)

出典:総則 第1章 第3の(2) キャリア教育の推進

キャリア教育の推進に当たっては、特別活動等の別活動を要としつつ、各教科等の特質に応じた指導を行い、生徒が社会的・職業的に自立し、自己の生き方を考えることができるようにすること。


3. 高等学校学習指導要領(平成30年告示, 令和4年度以降年次進行実施)

出典:総則 第1章 第3の(2) キャリア教育の推進

キャリア教育の推進に当たっては、特別活動等の別活動を要としつつ、各教科・科目等の特質に応じた指導を組織的かつ計画的に行い、生徒が社会的・職業的に自立し、自己の在り方や生き方を考えることができるようにすること。


まとめ

  • この文言や趣旨は、小・中・高の総則に共通して記載されています。
  • 「別活動を要としつつ」というのは、キャリア教育を特別活動や総合的な学習の時間だけでなく、各教科の特質を活かし、学校全体で組織的に行うべきであることを意味します。
  • 学年が上がるにつれ、「社会的・職業的に自立」という文言が強調されています。

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