この記事について
キャリア教育の分野で、たびたび出題される、「基礎的・汎用的能力」ですが、覚えてもすぐに忘れてしまうので、語呂合わせ作りました。
基礎的・汎用的能力とは
基礎的・汎用的能力とは、社会的・職業的自立を目指す上で、あらゆる分野や職業に共通して必要になる基盤となる力や態度を指します。これは、主にキャリア教育の中核をなす能力として位置付けられています。
この能力は大きく次の4つに分類されています。
人間関係形成・社会形成能力
多様な他者の考えや立場を理解し、自分の意見を正確に伝え、他者と協力・協働して積極的に社会に参画していく力。コミュニケーション能力、チームワーク、リーダーシップなども含まれます。
自己理解・自己管理能力
自分ができること、したいこと、意義を感じることなどを理解し、自らの思考や感情を律しながら主体的に行動し、成長のために学び続ける力。自己認識力、自己動機付け、ストレスマネジメントなどが含まれます。
課題対応能力
仕事や生活の中でさまざまな課題を発見・分析し、計画を立てて解決する力です。問題解決力、計画立案・実行力、情報活用力などもこの範疇です。
キャリアプランニング能力
「働くこと」の意義を理解し、自分のこれからの役割や生き方を主体的に選択・決定し、キャリアを形成する力。将来設計や意思決定能力、多様性の理解などが求められます。
ポイント
- この4つの能力は、互いに独立したものではなく相互に関係・依存しており、特定の順序や一律の習得が求められるものではありません。
- 「基礎的・汎用的能力」は、読み書き計算のような基礎学力や、特定の専門知識・技能とは別に、どんな職業・分野でも活きる力として重視されています。
分かりやすく言うと、
- 人間関係形成・社会形成能力 → いろいろな人とうまくやっていく力
- 自己理解・自己管理能力 → 自分を認め、自分を磨いていく力
- 課題対応能力 → 課題を見つけ、解決していく力
- キャリアプランニング能力 → 自分でどんなキャリアに進むか決める力
語呂合わせ
- 人間関係形成・社会形成能力 → にん :人
- 自己理解・自己管理能力 → じ(ん):参
- 課題対応能力 → か :化
- キャリアプランニング能力 → キャロット
人参化はキャロットが好き。
ドラゴンボールで出てくる、触れた相手を人参にしてしまうウサギ団のリーダーのウサギのキャラクターを「兎人参化」といいます。
このキャラと基礎的・汎用的能力を結びつけて覚えちゃいましょう。