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第31回 キャリアコンサルティング技能検定 2級学科試験 回答解説を作成しました。
解答は出ていますが、解説がなかったので自分で解答解説作成しています。
解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。
1記事5問ずつアップしていこうと思います。
問21
正解は1
選択肢1:適切
「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」によると、インターンシップは学生が自らの専攻や関心分野、将来のキャリアに関連した就業体験を行う活動と定義されています。
選択肢2:不適切
企業のCSR活動や大学主導の授業・産学協働プログラムは、必ずしもインターンシップの定義に当てはまるわけではありません。
選択肢3:不適切
地方就職を考える若年層を応援するプロジェクトは、インターンシップの定義とは異なります。
選択肢4:不適切
企業・就職情報会社や大学キャリアセンターが主催するイベント・説明会は、必ずしも就業体験を含むわけではないため、インターンシップの定義には当てはまりません。
問22
正解は3
基礎的・汎用的能力の具体的内容については、「仕事に就くこと」に焦点を当て、実際の行動として表れるという観点から、「人間関係形成・社会形成能力」 「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプランニング能力」の4つの能力に整理した。
「人間関係形成・社会形成能力」
- 多様な考え等を理解し、 相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝える
- 自分の置かれている状況を受け止め、役割 を果たす
- 他者と協力・協働して社会を積極的に形成することができる
「自己理解・自己管理能力」
- 今後の自分自身の可能性を含めた肯定的な理解に基づき主体的に行動する
- 自らを律し成長のために進んで学ぶ
「課題対応能力」
- 仕事をする上での様々な課題を発見・分析し、適切な計画を立ててその課題を処理し、解決する
「キャリアプランニング能力」
- 「働くこと」を担う意義を理解し、自ら主体的に判断しキャリアを形成をする
問23
正解は4
選択肢1:適切
睡眠不足は生活習慣病のリスク要因となるため、この記述は正しいです。
選択肢2:適切
15分程度の短時間の昼寝は、午後の作業効率を改善する効果があるとされているため、この記述は正しいです。
選択肢3:適切
適度な運動習慣は、入眠を促進し中途覚醒を減らす効果があるため、この記述は正しいです。
選択肢4:不適切
眠りが浅い場合、さらに早寝を心がけるのは適切ではありません。睡眠の質を改善するためには、就寝時間を遅らせて睡眠圧を高めたり、睡眠環境を整えるなど、他のアプローチを検討する必要があります。
問24
正解は1
選択肢1:適切
認知行動療法は特定の介入技法ではなく、様々な介入技法の集合体であり、技術体系です。
選択肢2:不適切
認知行動療法は効果的ですが、薬物療法と比べて「著しい効果」があるとは言えません。両者は補完的に用いられることが多いです。
選択肢3:不適切
認知行動療法的アプローチは、うつ病や不安障害、摂食障害などの臨床群だけでなく、健常者に対しても適用されます。
選択肢4:不適切
認知行動療法では、単純にネガティブな考えをポジティブに変えるのではなく、非機能的な思考パターンを認識し、より適応的な思考や行動を促します。
問25
正解は4
【参考】事業者に取り組んでいただきたい内容(2027年まで)(アウトプット指標)
- メンタルヘルス対策に取り組む事業場を80%以上とする。
- 50人未満の小規模事業場のストレスチェック実施の割合を50%以上
- 必要な産業保健サービスを提供している事業場を80%以上とする。
- 企業の年次有給休暇の取得率を70%以上(2025年まで)
- 勤務間インターバル制度を導入している企業を15%以上(2025年まで)
選択肢1:適切
「第14次労働災害防止計画」では、小規模事業場においてはメンタルヘルス対策への取組みが低調であることが指摘されています。
選択肢2:不適切
メンタルヘルス対策に取り組む事業場の割合を2027年までに80%以上とすることがアウトプット指標の一つとして設定されています。
選択肢3:適切
使用する労働者数50人未満の小規模事業場におけるストレスチェック実施の割合を2027年までに50%以上とすることがアウトプット指標の一つとして設定されています。
選択肢4:不適切
企業の年次有給休暇の取得率を2025年までに70%以上にすることが、アウトプット指標の一つとして設定されています。
2級技能士 第31回 問1〜50解説リンク集
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