この記事について
今回は、1級ホルダーの方から1on1で指導いただきました。
1on1ということでとても緊張して臨みましたが、とても気さくで柔らかい雰囲気の方でとても有意義な時間が過ごせました。
さらに、自分の面談のあり方、スタンスが整理することができました。
とても勉強になったので、その備忘録として記事にします。
もしかして、今回受けたのは、スーパーバイズなのかな?
ありたい姿、なりたい姿、実現したい姿
2級の面談で肝となる目標設定について質問しました。
その回答として、本日の指導者から、「あなたはこの資格をとってどのようになりたいのあなど、イメージはありますか?」と聞かれました。
私は、自分の資格取得後のイメージを話しました。やりたい事など自分の理想を語りました。
そうすると、「それが、目標ですよ」って言われました。
それを聞いて、「あぁ。そうか。」とすごく腑に落ちました。
クライエントは、自分のありたい姿があるものの、障壁によってそれが阻まれている状態という事です。
その、「ありたい姿、ありたい状態」こそ、目標(終着点)なのです。
その「ありたい姿、ありたい状態」までの道筋にある障壁こそ、悩みなのです。
来談目的では、障壁からくる悩みを話されます。
面談は、その障壁がどのようなものかを聞きながら、ありたい姿も確認していくことが目的となります。
本当は、「ありたい姿、ありたい状態」になりたいのに、それが実現できない。
そのギャップこそ、問題、課題ということです。
課題解決はしてはいけないことではない
この辺りが確認出来てくると
その障壁をどのように超えていくのか。はたまた、目標を考え直すのか。という課題解決的思考に移ります。
やはり、「ありたい姿、なりたい状態」へ近づくためには、課題解決的思考は必要です。
ただ、問題の把握、主訴の合意、目標設定が終わる前に課題解決思考は不要です。
なぜなら、目標も、問題も、まだ明確化されていないから。
課題解決かるまでの準備が出来ていない段階から、その思考でいろいろ質問する必要はないということです。
最初から「ありたい姿」は聞けない
ビジネスなら、目標が最初にあり、現在地を把握し、そのギャップを埋めるという作業をするかと思います。
ですが、面談では、その目標はクライエントの深い場所、内面にあります。
それを、初対面の人にいきなり、晒すことができるでしょうか。
もし、自分だったら話したいですか?
この状態から、話してもいいかなと思わせる過程が関係構築の部分です。
関係構築には、クライエントがどのように悩んでいるのか親身に寄り添い、共感的に理解することが一番の近道です。
皆さんも、悩みに対して、需要的に聞いてくれる人に対して、警戒心を緩めたりしませんか?
だからこそ、その悩みに寄り添い、需要的、公的関心で受け入れ、共感的に理解する必要があるのです。
そうなると、出だし5分は、事柄を聞いて情報を集めるのは、あまり得策ではない気がしますね。
なぜ、それをしないのか
「ありたい姿、ありたい状態」があるのに、それに向かえない何かがある。
この葛藤を探っていくことが主訴の把握の過程となります。
この動けない状態には、クライエントの価値観が影響していることが多いため、しっかり時間を使って把握する必要があります。
ここで出てくるクライエントの価値観と、カウンセラーの持っている価値観の違いを比べながら、このクライエントはそのように考えているのだなと、興味深く、共感的に理解を進めていきます。
この過程で、おそらく、自己理解不足や、仕事理解不足の輪郭が見えてくるかと思います。
その輪郭を捉え、CC視点の問題点の見立てを立てていきます。
まとめ
すごく勉強になりました。
2級はもちろん、国キャリでも重要な考え方だと思いました。
このマインドセットをこの段階から得られたのはとても運が良かったなと思います。
そして、この考え方は、自分ととても親和性があります。
「なりたい自分」になるための手助けができるなんて、本当に幸せなことだなと思います。
1級、2級の資格ホルダーから指導を受けることは、お金を払ってでもする価値はあるなと思いました。
迷っている方がいらしたら、私は是非、指導を受けることをお勧めしたいと思います。
どうやって進めば良いかの道標を作ることができた。そんな時間となりました。



