教育訓練支援給付金と教育訓練休暇給付金

教育訓練支援給付金と教育訓練休暇給付金は、目的や対象者、給付内容が大きく異なります。

教育訓練支援給付金は主に失業者向けの「生活費支援」です。

一方、教育訓練休暇給付金は、2025年10月から新しく始まる制度で「在職者が休暇取得中の生活保障」に特化しています。

教育訓練支援給付金

• 対象：専門実践教育訓練給付金の受給資格があり、受講開始時45歳未満の失業者。
• 給付内容：基本手当日額の60％（令和7年3月末までに受講開始なら80％）を2か月ごとに支給。
• 目的：訓練受講中の生活費支援と再就職援助。失業中でも安心して学び直しできるようサポートする。

教育訓練休暇給付金

• 対象：雇用保険の被保険者で、教育訓練休暇（無給休暇）を取得した者。企業の制度導入が必要。
• 給付内容：失業手当（日額）の50～80％を最大150日まで支給。原則として休暇開始から1年以内が受給期間。
• 目的：働きながら無給で休暇を取って学び直す人へ、生活保障を行いスキルアップ等に専念できるよう支援する。

主な違いまとめ（比較表）

制度名	対象者	給付の内容	目的
教育訓練支援給付金	失業中かつ45歳未満	基本手当日額の60～80％	失業者の生活支援と再就職促進
教育訓練休暇給付金	在職者（無給休暇取得）	失業手当相当額（50～80％・最大150日）	在職者の休暇取得中の生活支援とキャリアアップ支援