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【キャリコン】カウンセリング入門コース 2日目

この記事について

リカレントのキャリアコンサルタント養成講座のカウンセリング入門コースの第3回、第4回を受講したので、その受講内容の備忘記録と感想を書こうと思います。

第3回、第4回の講座について

全4回で、1回あたり、およそ2時間程度の講義となっています。

第1回と第2回がセットで1日目、翌週に第3回と第4回がセットの2日目という2日間のセミターです。

今回、受講した第3回、第4回の講座は、主にマイクロカウンセリングの技法を使ったカウンセリングの仕方を学びます。

1日目と同じメンバーでの受講となるので、1日目の時より緊張感も薄れ、リラックスした形でセミナーを受講することができました。

2日目は、1日目よりも多くの時間をペアワークの相談ロールプレイングをすることになります。

マイクロカウンセリング

効果的なカウンセリング技能を習得するために開発された包括的な訓練プログラムです。

1970年代にアメリカの心理学者アレン・E・アイビィ(Allen E. Ivey)によって考案されました。

マイクロカウンセリングの最終目標は、クライエントが自己責任で人生を選択できる意図的な人間になることを支援することです。

カウンセラーは意図性を持ち、複数の理論や技法を効果的に使用することが求められます。

コミュニケーションの形をひとつひとつ技法と命名し、目に見える形で習得できるようにした。

基本的傾聴の連鎖

基本的傾聴の連鎖は、マイクロカウンセリングにおける重要な技法の一つで、クライエントとの信頼関係を構築し、効果的なコミュニケーションを行うための手法です。

かかわり行動

かかわり行動は、マイクロカウンセリングにおける重要な技法の一つで、カウンセラーがクライエントとの信頼関係を構築し、効果的なコミュニケーションを行うための基礎となる非言語的な行動です。

かかわり行動の主要要素

かかわり行動は以下の4つの主要な要素で構成されています:

  1. 視線の合わせ方: 文化的に適切な方法で相手と視線を合わせます。
  2. 身体言語: 姿勢や身振り手振りに配慮します。
  3. 声の質: 声の大きさ、トーン、スピードなどに注意を払います。
  4. 言語的追跡: 相手の話題を安易に変えずに、話についていきます。

開かれた質問・閉ざされた質問

質問には2つの種類があります。

1つは、YES or NO で答えることができる閉ざされた質問。

もう1つは、YES or NOで答えることのできない閉ざされた質問。

カウンセセラーは効果的な質問をクライエントに投げかけることによって、自問自答を促します。

むやみやたらに質問をすれば良いということではなく、質問の種類やタイミングを考慮しなければいけない。

質問によっては、返ってクライエントの話を妨げることもあるので注意が必要。

質問の「意図性」を重視する。

クライエント観察技法

カウンセラーがクライエントの言語的・非言語的コミュニケーションを注意深く観察し、理解を深めるための手法です。

クライエントの全体的な印象、や言語的側面、非言語的側面を観察し、クライエントの感情を読み取ります。

言葉の意味は同じでも、語気や表情などで、その言葉の裏に隠れている本当の意味が違ってくるので注意して観察する。

テキスト上ではネガティブな言葉が並んでいても、本心は然程ネガティブに捉えていない人もいる。逆に、その境遇がクライエント自身に満足感を与えている場合もある。

はげまし

はげましは、「頑張れ!」などのをイメージするが、マイクロカウンセリングにおいては、別の意味を持つ。

ここでの意味は、クライエントの「語り」を促すこと。

クライエントの自己探究を促すことを目的とする。

具体的には、頷きなどの非言語的反応や、相槌、繰り返しなどの言語的反応、クライエントを待つ姿勢の沈黙などのこと。

いいかえ

クライエントの話の本質のみを抽出し、言語化してクライエントへ返すこと。

クライエントは、相談しているときは、何が自分の中で問題なのか、わからないまま相談に来ていることがある。

その話を整理し論点を明確にしていく。

クライエントの話を正しく受け取り、その本質を掴み、カウンセラーの言葉を少し加えて返すと良い。

要約

長い時間のクライエントの相談をまとめること。

カウンセラーの価値体系や経験などの偏見に注意を払って、歪曲しないように気をつける。

ある程度、会話が進んだら、ところどころで整理をして、「これこれ、こういう認識であってますか?」などクライエントとの認識を合わせていくことが重要。

感情の反映

クライエントの感情を読み取り、言語化してクライエントに返す。

感情的になっているクライエントに対して、率直に該当する感情を返すと、クライエントと衝突する可能性もある。

カウンセラーは断定的な言葉を避け、ソフトにクライエントが自分の感情に向き合えるよう支援する。

その際には、一度、クライエントの感情に共感することも有効。

クライエントの今現在の自身の気持ちを俯瞰して見てもらえるようにする。

焦点の当て方

クライエントの話の中で、どこの側面に「かかわる」かを決める。

カウンセリングに慣れていない時は、まずはクライエント自身を焦点にカウンセリングを進める方が良い。

意味の反映

クライエントの体験に隠された本心に触れて応答する。

「結婚した」という言葉には、クライエントの背景によって、幸福、戸惑い、不満など、複数の意味を持つ言葉となる。

カウンセラーの持っている言葉の持つイメージをそのまま、カウンセリングで使うのではなく、クライエントのイメージと適宜チューンングすることが必要。

まとめ

2日間のセミナーでカウンセリングの基礎知識を学びました。

本当の基礎の基礎ではありましたが、その奥深さを知ることができたと思います。

特に、話を聞きながら、論点の整理や効果的な質問など、マイクロカウンセリング技法を使おうと意識するのが本当に難しい。

これは、たくさんの時間を練習して、自然にできるようにしなければいけないものだと感じました。

学科の試験も重要ですが、実技も相当ハードなものになりそうで、時間的に心配になってきましたが、やれることをやれるだけ頑張りたいと思います・